インタビュー 関連記事

  • 連続テレビ小説『なつぞら』でヒロイン・奥原なつ役を務める広瀬すず

    広瀬すず、亀梨和也の言葉に救われた過去 朝ドラ撮影の日々も「楽しい!」

    エンタメ

     2018年はドラマ『anone』で辛い過去を持つ影のあるヒロインを好演し、NHK紅白歌合戦では初めての司会にも挑戦、多くのCMに出演するなど、破竹の勢いで活躍する女優の広瀬すず。そんな彼女が、2019年、新たな一歩を踏み出す。連続テレビ小説『なつぞら』(NHK)で主演を務めるのだ。トップ女優の登竜門ともいえる朝ドラのヒロインに挑む広瀬に、作品に懸ける思いを聞いた。@@cutter 本作は、広大な北海道、そして日本アニメの草創期を舞台に、まっすぐに生きたヒロイン・なつの夢と冒険、そして愛を描いたドラマ。戦争で両親を亡くした少女・奥原なつ(広瀬)が、北海道・十勝の大地で強く優しい大人たちに囲まれ成長し、そこで育まれた豊かな想像力と根性を活かしてアニメーションの世界に挑戦していく姿を描く。  制作発表では「プレッシャーを感じている」と語っていた広瀬だが、北海道ロケも終え、撮影が順調に進む現在「朝ドラが生活の中心にあるという日々が長くなってきたので、今はそれも普通のこととしてフラットな気持ちでいます」と笑顔を見せる。  姉の広瀬アリスは、葵わかなが主演した連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインの恋敵・リリコ役を務めており、姉妹そろっての朝ドラ出演経験となるが、その姉からは「ヒロインじゃないけれど、私でも大変だった」と聞いていたという。しかし、そんな姉の言葉もどこ吹く風。広瀬は「楽しい」とにっこり笑って繰り返す。  「(アリスとは)あまり仕事の話はしないし、お互いに出る作品もテレビを見て知るぐらいなのに、今回は『朝ドラのヒロインは大変だよ』ってお姉ちゃんからメールが来たんです(笑)。これまでヒロインをされていらっしゃった皆さんからも、大変だというお話は聞くので、覚悟してはいました。でも、私は楽しい! これからだよ、とは言われますが、今はまだ楽しい毎日です」。 @@separator そんな広瀬が演じるのは、戦争孤児でもたくましく生きる女性、なつだ。広瀬はなつを演じるにあたって、「幸せを感じながら生きてはいるけれど、子どものときに両親を戦争で亡くして家族とも離れちゃった分、勝手に距離を作ってしまうところがある」と分析する。  「なつは、『ありがとう』や『ごめん』をたくさん言う少女だなという印象があります。幸せだという思いを言葉や表現で伝えることができる子。そこにいるだけでみんなが明るくなれる、太陽みたいな存在で、私自身も見習わなきゃなって思うところがたくさんある素敵な子です」。  また、本作は連続テレビ小説100作目となる記念すべき作品となるが、それについて聞くと「私自身もなつと同じように、人に恵まれているなと思います。巡り合わせの運だけは異常に強い自信がある!」とお茶目に笑う。  「紅白歌合戦で司会をさせていただいたときも『平成最後』という特別な言葉に出会えて、すごく幸せなことだし、光栄に思いました。こんな自分で申し訳ないという思いもあるのですが…。実は、以前に出演した作品で不安に思っていた撮影のときに、亀梨和也さんから『せっかくだから楽しみなよ』って声をかけてもらったことがあったんです。その言葉にすごく救われました。だから、今は都合よく『せっかくだから』と思っています」。  「せっかくだから」の思いを胸に、前へ前へ前進する広瀬。十勝の大地を舞台にした、ニューヒロインの誕生から目が離せない。(取材・文:嶋田真己)  連続テレビ小説『なつぞら』は、NHK総合にて4月1日より毎週月曜~土曜8時放送。

  • 映画『シャザム!』メイキングカット

    ホラー畑出身の『シャザム!』監督、新たな挑戦は「夢のようだった」

    映画

     アメコミ史上初となる、“ダサかわ”ヒーローの活躍を描くDC映画最新作『シャザム!』。メガホンを取るは、長編デビュー作『ライト/オフ』、2作目『アナベル 死霊人形の誕生』を立て続けにヒットさせたスウェーデン出身のデヴィッド・F・サンドバーグ監督だ。ホラーからスーパーヒーロー映画へ――。キャリアの新たな1ページを築いた監督に、ビッグバジェット作品を手掛けた感想や、製作の背景を聞いた。@@cutter ある日突然スーパーパワーをゲットし、見た目はオトナ、中身はコドモのシャザムに変身できるようになった主人公ビリーの活躍をユーモラスに描く本作。  もともとアメコミやヒーロー映画が好きだというデヴィッド監督は、本作のオファーを受けたときのことを、「ホラー映画しか手掛けていなかった自分のところにこのような企画が来るなんて、夢のようだった」と振り返る。製作はストーリーをイチから作るところから始まり、「スタジオと脚本家と週1ペースでストーリー打ちみたいなのを繰り返していく作業はとても楽しかった。コラボレーションもすごく密だったしね」と新たな挑戦の感想を明かす。 @@insert1  前作の『アナベル 死霊人形の誕生』に比べると、予算も作品の規模も格段にアップしたが、一番の大きな違いを尋ねると「VFX」と即答。「以前の作品であれば、最悪自分でできる範囲のものだったけど、今回はさらに大規模で、学ぶ必要もあったし、自由もあった。自分がいいと思ったVFXショットをほかの人が形にしてくれるわけだからね。それが一番の挑戦だったんだ」と語る。続けて、「観ていて本当に凄い! と思うカットほど、実際の制作状況は淡々としていて、いかに面白みがないものかということを学んだよ」と監督。飛行シーンでは役者を複雑なリングにはめて、何度も飛行の練習を重ね、毎日少しずつ撮影するという作業を行ったそう。「こうした作業のおかげで素晴らしいショットが生まれるんだけどね」と語った。  長編デビュー作『ライト/オフ』では、シンプルな設定とショッカー描写でホラーファンを魅了しつつ、精神を病んだ母親を取り巻く家族のドラマも丁寧に描いた。シリーズものの監督を任された『アナベル 死霊人形の誕生』では、精度の高いクラシックな恐怖描写を連発し、その能力の高さでファンをうならせた。これらの経験と姿勢は、全くテイストの異なる本作へとどうつながったのか。@@separator 「前2作はホラーでありながら、実はユーモアを忍ばせていて、そこで培ったものを本作で大きく使うことができたのはすごく楽しかった。ホラーとコメディはちょっと似ている部分があり、それは『間』とか『タイミング』がばっちりでないと、笑いも恐怖も味あわせることはできないというところ。また、観客が劇場で叫んだり笑ったり、すぐに反応が見られるところも、ジャンルとして気に入っているよ」と話す。本作でも、冒頭や悪役のシーンにホラー描写が登場するが、「血とかゴアとかは扱えないけど、少しだけホラー要素を取り入れることができたんだ」とうれしそうに口にする。さらにデヴィッド監督は、「『シャザム!』では軽妙になりすぎず、ちゃんとドラマも描きたかった」と熱を込める。「だってこれはビリーが母親を探すという物語でもあるし、胸にジーンとくるようなシーンもいくつか入っているからね。だから本作は伝統的なドラマの作り方に近いんだ」。 @@insert2  デヴィッド監督のキャリアは、前2作で製作を手掛けたホラー界のヒットメーカー、ジェームズ・ワンと重なる部分が多い。ジェームズは『ライト/オフ』の短編バージョンを観てデヴィッド監督を見出したが、マレーシア出身の彼自身もホラーの短編作品からヒットシリーズ『ソウ』を生み出した。そして徐々に大作を手掛けていき、今年日本で公開されたDC映画『アクアマン』で世界興収10億ドル越えの大ヒットを記録している。デヴィッド監督は「彼は僕より10年前にキャリアをスタートさせていて、彼の道のりは僕に大きな影響を与えているよ」とし、「彼が僕の『ライト/オフ』をプロデュースしたいと言ってくれた時はすごく光栄だったし、これからも大きなインスピレーションを受けるだろうね」と話す。  最後にこれから撮りたい作品について聞くと、「大好きなホラーはもちろん、アクションなどいろんなジャンルをやってみたいけど、唯一ジェームズと違うのは、車の映画(『ワイルド・スピード SKY MISSION』のこと)は作りたくないんだよね、特に好きじゃないから(笑)」と冗談を飛ばした。確かな実力で大きなキャリアアップに成功したデヴィッド監督が、これからどんなヒット作を生み出すのか。まずは『シャザム!』を観て、その手腕を堪能したい。(取材・文:川辺想子)  映画『シャザム!』は4月19日より全国公開。

  • ヘイリー・スタインフェルド、『バンブルビー』インタビュー

    多彩な女優ヘイリー・スタインフェルド 将来は「監督もやってみたい」

    映画

     ハリウッド屈指の大ヒットシリーズ『トランスフォーマー』の最新作は、シリーズはじまりの物語。“ドジだけど優しい”バンブルビーと、心に傷を抱えた少女の出会いと友情、そして戦いが描かれる。主演は子役からキャリアをスタートし、モデル、シンガーとしても華々しい活躍をしているヘイリー・スタインフェルド。こじらせティーンの主人公と彼女自身の共通点や、アクションシーンに挑戦した感想を聞いた。@@cutter 2010年の映画『トゥルー・グリット』に出演し、わずか14歳でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたヘイリーは、その後シンガーやモデルとしても大活躍。今やティーン憧れの存在だ。そんな彼女が本作で演じたチャーリーは、最愛の父の死から立ち直れず、鬱屈とした生活を送るティーンエイジャー。その役どころについて「全く共感出来ない役を演じるのは不可能だと思う」と話すヘイリー。これまでもティーンの難しい心情を演じて評価を受けてきた彼女は、チャーリーにも共感できるところがあると話す。「周囲が自分のことをちゃんと見てくれていない、聞いてくれていないと彼女は感じている。それは、この年代ならではの感情だと思う」と分析。「私自身そんな思いをしたし、いまだにそう感じたりもする。その思いは、もしかしたら一生終わらないのかもしれないけれど、その感情はとても共感できる」と胸の内を明かす。 @@insert2  本作は、アクションシーンも大きな見どころで、作品後半は怒涛のアクションの連続だ。トランスフォームする直前に、走行中のバンブルビーから飛び降りるシーンでは、スムーズにいくよう何度も撮影が行われたという。「うまくドアが開かなかったり、私の片ひじだけが出たりと、危ない状態になったりしたわ(笑)」と愉快そうに振り返る。飛び降りた後に、彼女が隠れたゴミ箱が吹き飛ばされるシーンでは、「ゴミ箱から転がり出る正しいやり方があるなんて知らなかった」と笑って告白。苦労の甲斐あり、迫力のシーンに仕上がった。  また、映画のクライマックスでは、高いクレーンに上るシーンにも挑戦。「私は肉体的に大変なことに挑戦するのが好き。自分の心地よいところから抜け出して、シーンのために準備をしたり鍛えたりすることが好きなの」とヘイリー。「エンディングは楽しく撮影できた」と明るく胸を張る。@@separator ヘイリーはシンガーとして、本作ではエンディングテーマも担当。「詞としても音としても映画を代表する曲になるよう心掛けた」という。その上で、「私のファンにも楽しんでもらえるように、現代っぽさも出したかった」とのこと。楽曲は複数のバージョンが製作され、作品の中では80’sらしさを押し出したサウンドのバージョンを使用。サウンドトラックやストリーミングで聴けるものは、80’sらしさを抑えたバージョンとなっている。 @@insert1  売れっ子のヘイリーは、Appleのテレビシリーズ『Dickinson(原題)』の撮影を終えたところ。「(出演とともに)エグゼクティブプロデューサーの仕事をしたけど、すごくワクワクする体験だったわ。すべてをまとめていくという作業だった」と興奮を隠さない。「監督もぜひやってみたいと思っているし、音楽も作り続けたいし書き続けたい。幸運にもさまざまなことに挑戦できる立場なので、たくさんのことに挑戦してみたいと思っています」と意欲を見せる。これからの活躍がますます楽しみだ。(取材・文・写真:寺井多恵)  映画『バンブルビー』は公開中。

  • 『バンブルビー』チャーリー役の土屋太鳳と、メモ役の志尊淳

    土屋太鳳、『バンブルビー』吹替えで初共演の志尊淳と意気投合「また共演したい」

    映画

     世界中で大ヒットしている映画『トランスフォーマー』シリーズの最新作『バンブルビー』で、土屋太鳳と志尊淳が日本語吹替版キャストとして初共演を果たした。シリーズきっての人気キャラクター・バンブルビーをめぐる物語で、心を通わせていく男女に声を吹き込んだ二人。声の演技の難しさや、力をくれる“大切な存在”までを語り合ってもらった。@@cutter 本作の舞台は、1980年代のアメリカ・サンフランシスコ。郊外の海沿いの町で暮らす孤独な少女チャーリーが、ボロボロに傷つき、記憶を失った地球外生命体のバンブルビーと出会い、予想もしない運命に巻き込まれていく姿を描く。バンブルビーの相棒となっていくチャーリーを土屋、チャーリーに密かに想いを寄せる少年メモを志尊が演じている。 @@insert1 ■土屋太鳳、バンブルビーは理想の男性像! 志尊淳の理想は?  ハリウッド実写映画の吹替えは初めての経験となる土屋は「声のお仕事をするときは、難しさを感じることがとても多くて。自分は未熟者だなと感じています」と恐縮しきりだが、「映画を観て、すごく感動して。練習のためになんども観たんですが、そのたびに感動したんです。映画からパワーをもらい、“この物語をぜひ日本の方々にも届けたい”と思いました」と力強く語る。  吹替えに初トライした志尊は「僕は、声に対して昔からコンプレックスがあったんです」と打ち明ける。「そんな中で今回のお話をいただけて。精一杯やりたいという気持ちで挑ませていただきました。吹替えでは、実写で演じている方の思いまで、きちんと伝えることが大事だと思っていました。息遣いやリズムを合わせることは難しくもありましたが、メモという役柄がとても楽しい男の子で。初めての吹替えが、メモでよかったなと思っています」と役柄への愛情もたっぷりだ。  父親を亡くした哀しみから立ち直ることができずにいたが、バンブルビーと出会うことによって成長していくチャーリー。一生懸命にチャーリーを助けようとする、優しいメモ。土屋と志尊がみずみずしく彼らを演じているが、お互いの役柄へのマッチ度を聞いてみると「ぴったりだった!」と声を揃える。 @@insert2  アフレコは別録りだったそうだが、土屋は「志尊さんが演じるメモの声を聞いて、すごくうれしかったんです。声に優しさがあって、チャーリーを演じる上でも色々な感情を引き出されていくようでした」と目を細め、志尊も「僕も土屋さんの声を聞いて、描いていたチャーリーとリンクしました。凛としていて、爽快な強さがある。ものすごくリードしていただきました」と相思相愛の思いを吐露。声での初共演となったが「これまで共演がなかったのが不思議なくらい」と顔を見合わせつつ、「機会があれば、ぜひまた共演したいです」と再共演を楽しみにしていた。  また“ドジだけれど優しい”バンブルビーは、かわいさマックスで話題となること必至のキャラクターだ。「ものすごく愛おしかった!」と笑顔を弾けさせる土屋は、「大切な人を守ろうとするところや、見ていて温かな気持ちになるような存在」とニッコリ。  志尊が「抜けているところもあるのに、正義感や勇ましさがあって。メモ役の僕としては、“かわいい”というのはおこがましいなあ。助けてもらっている立場ですから(笑)。“武士みたいだな”と思いました」と語ると、土屋は「実は私、“理想のタイプは?”と聞かれると、いつも“武士みたいな人”と答えていたんです!バンブルビーは、やっぱり私の理想の男性像ですね」と告白。では、チャーリーは志尊の理想の女性像に当たるだろうか?すると志尊は「頼もしすぎますよね。それがチャーリーの切ないところ。そんな彼女の弱さがチラッと垣間見えた瞬間、キュンとしちゃいますね」と女性観を教えてくれた。 @@insert3 ■大切な“相棒”の存在を告白  バンブルビーとチャーリーが最高の相棒となっていくことから、「これがあるからこそ、強くなれる」と感じるような“相棒”について、胸の内を明かしてもらった。 @@insert4  土屋は「インスタやブログなどでも、返事をいただけるととても大きな力になります。エキストラさんなどに来てくださるファンの方もいて、そうやって応援してくださる方がいるからこそ、お仕事ができるんだと思います。あと、バンブルビーって車にもなりますよね。私は車が大好きで、相棒となる車が欲しくて!でも免許を持っていないんです…。いつか免許を取って、海に行くのが憧れです」。 @@insert5  志尊は「家族ですね。僕の家族は、“やり切ったと思ったら、いつでも帰ってきなさい”と言ってくれるんです。だからこそ全力で仕事に打ち込むことができるし、家族の思いにも応えたいと思う。自分にできることをしっかりとやろうと、いつも支えてもらっています」と語るなど、お互いに大切な人の存在を胸に刻み、前進していた。(取材・文:成田おり枝/写真:中村好伸)  映画『バンブルビー』3月21日(木・祝)先行上映“緊急”決定。3月22日(金)全国ロードショー。

  • 『キャプテン・マーベル』を鑑賞した「福田朋夏」にインタビュー

    フリーダイビング金メダリスト・福田朋夏、『キャプテン・マーベル』で描かれる“諦めずに立ち向かう心”に共感

    映画

     世界を股にかけて活躍中のフリーダイバー、福田朋夏。スキューバタンクを背負わず、呼吸するための機材も使わずに、素潜り状態で海に深く潜る過酷なスポーツに、強靭な精神力で挑み、何度も壁を乗り越えてきたという彼女は、キャプテン・マーベルを彷彿とさせる。女性ヒーローとして葛藤を抱える主人公に共感するという福田が、映画『キャプテン・マーベル』の魅力を語ってくれた。@@cutter 3月15日から公開される『キャプテン・マーベル』は、新時代を象徴する女性ヒーロー伝説の物語。オスカー女優ブリー・ラーソン演じる主人公キャロル・ダンバース(のちのキャプテン・マーベル)は記憶を失っているが、彼女の記憶には恐るべき戦いの引き金となる“秘密”が隠されていた。正体不明の敵に狙われた彼女が、最後につかむ“衝撃の真実”とは…? 禁断の記憶をめぐるサスペンスフル・アクションが幕を開ける! @@insert2 ――映画『キャプテン・マーベル』をご覧いただいた率直な感想を教えてください。  ものすごく強くて、ちょっとビックリしました(笑)。今まで登場したマーベルヒーローの中で最強じゃないかと思うくらい! でも、彼女は強くてカッコいいだけじゃなく、チャーミングなところや女性らしいところもあって、そういうところに魅力を感じました。 ――作中、一番心に残っているシーンを教えてください。  主人公キャロルが親友のマリア(ラシャーナ・リンチ)と再会するシーンですね。自分と親友との関係を思い出してちょっとウルッとしました。私がフリーダイビングの競技をやる前からの友達で、会った瞬間に気持ちが通じる感覚を思い出しました。 @@insert1 ――本作は、マーベル史上初の女性が主人公のヒーロー映画ですが、キャプテン・マーベルのような強い女性に憧れる気持ちや共感する部分はありましたか?  やっぱり私も強い女性になりたいという気持ちはすごくあるので、憧れますね。『キャプテン・マーベル』でも過去に失敗した経験が描かれていましたが、何度大変な目に遭っても諦めずに立ち向かう主人公の姿にすごく共感しました。私が考える強い女性とは、体力的にとかではなく、目標に向かって精神的に貫くことができる女性です。    フリーダイビングは、「自分をどれだけ信頼しているか」を試される競技なんです。自分の弱さを意識してしまったら絶対に潜れなくなってしまいます。実際、水の中に入るのが怖くなることもありました。気絶したりすることもあるので、その後は「また潜ったら気絶しちゃうかもしれない」というトラウマになったりもします。でも、1メートル深く、2メートル深くと少しずつ目標を決めて「私なら絶対できる!」と信じて潜ります。弱さや不安を乗り越えるのが楽しいんです(笑)。もしかしたら、キャロルも不安に満ちた記憶を巡る冒険を楽しんでいたのかもしれないですね。 ――キャプテン・マーベルのように、“更なる高みを目指す”ために努力していることはありますか?  自分の弱い部分と向き合うのはつらいことなんですが、あえてそこを見直して、目標に向かって、弱い部分を徹底的にトレーニングするようにしています。自分の弱点と向き合わないと強くなれないので。キャロルは絶対弱音を吐かないですよね。黙々と鍛錬するシーンも私自身の日々のトレーニングと重なりました。記録に挑戦していく上で孤独や不安は常にありますが、周りの人の優しさや応援が心に響いて頑張ることができます。何度も壁にぶち当たって、その度にトレーニングをして、「まだまだできる、まだまだできる!」と思いながらやっています。 ――キャプテン・マーベルの姿と重なりますね。  本当にとても共感するところが多いキャラクターだったんです! しかも、彼女のスーツって、ウェットスーツみたいですし(笑)。私も、いつもこういうのを着ているなぁと思いながら観ていました! ――本作を誰かにオススメするとしたら、どんな人にオススメしたいか教えてください。  女友達同士で観に行きたい映画です。今は女の子が強い時代だけど、それに乗っている映画ですよね。爽快感もあって元気になれるし、もっと頑張ろうと思えるし。何回でも観たい作品です! (取材・文:清水久美子/撮影:高野広美)

  • 『キャプテン・マーベル』を鑑賞したモデルの花音にインタビュー

    モデルの花音が『キャプテン・マーベル』を鑑賞「人間味ある姿がサイコー!」

    映画

     マーベル・コミックスのヒーローたちを実写映画化して快進撃を続けるシリーズ"マーベル・シネマティック・ユニバース(通称MCU)の最新作であり、アベンジャーズ誕生の鍵を握るヒーローが登場すると大注目の『キャプテン・マーベル』。シリーズのファンだというモデルの花音が作品を鑑賞し、「女の子にもおススメ! 自分自身のモチベに繋がります!」と目を輝かせた。@@cutter 「まず、もうとにかく強い!」と第一声を挙げた花音。そして「マーベルが好きな人は絶対に観なきゃいけない映画です。本当に面白かったです。今から次の『アベンジャーズ/エンドゲーム』(4月26日公開)が気になって仕方ありません」と大興奮。  舞台は1990年代。記憶を失ったクリー帝国の女性ソルジャーが地球に不時着する。彼女は“失われた記憶”を狙うスクラル人との戦いを繰り広げながら、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.のニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)と行動を共にすることになる。彼女は記憶を取り戻せるのか、そしていかにして“キャプテン・マーベル”となるのか?  MCU初の女性単独ヒーロー映画となる『キャプテン・マーベル』。最強のヒーローとの呼び声も高く、クールで完璧な女性像を浮かべがちだが、実はそうした想像とは異なる。  「確かに圧倒的に強い! でも、とっても可愛いんです。人間味があって親近感が沸く。アベンジャーズって、ソーのような神的な存在もいながら普通の人間もいますよね。私はアイアンマンとかキャプテン・アメリカのように、誰でもヒーローになれるんだと感じさせてくれるヒーローが特に好きなんですが、『キャプテン・マーベル』は、神のような強さも、人間らしさもどちらも兼ね備えていて新しいです」。 @@insert1  なかでも花音が燃えたというのが、キャロル・ダンバース(ブリー・ラーソン)の「倒れても何度でも立ち上がる」精神だ。  「キャロルは、彼女を軍人に育て上げてきたクリー帝国の司令官(ジュード・ロウ)に“感情的にならないこと”を指摘され続けてきたんです。でも、彼女は人間味のある感情的な部分が強くて、負けないぞ!と何度でも立ち上がってきたからこそ、真のヒーローになっていくんです。本当にカッコイイ! 永遠に鳥肌!ってなりました」と前のめりの花音。  さらにその姿に共感を覚えたという。  「私はロサンゼルスで育ったのですが、中学生のころに日本に移住しました。当時はカルチャーショックを覚えて大変でした。乗り越えられたのは、キャロルと同じように、友達の存在が大きかったと思います。それに、私もキャロルの負けん気の強さと同じように、普段から『できる、頑張る!』と言いがちです。感情的になりすぎちゃうことってマイナスになることもあるけど、キャロルの姿を見ていて、彼女はそうした負けん気の強さをプラスにできていると思いました」と語り、続けた。  「ただただ強いだけじゃないんだな。彼女も何度も挫折してきたんだ。自分も頑張らなきゃ、立ち上がらなきゃ!と思いました。マーベルの映画を観に行くのは男の人のほうが多いかもしれないけれど、女の子も絶対楽しめると思います。可愛くて強くてギャップ萌えだし、彼女の、人間味があるからこその強さは、私たちみんなのモチベに繋がります!」と笑顔に。  また脇キャラも見逃せないと言及。  「フューリーが若い! 最初に出てきたとき、分からなかったですもん(苦笑)。今のアベンジャーズでの絶対的な存在というかボス感ではなくて、彼も普通の人だったんだなと思えました。面白いし。あとはコールソンが出てきたのも嬉しかった! それと、猫です。猫。あの猫は、すごく気になります」と引っかかる発言も。しかしこの意味は自分の目で確かめてほしい。 @@insert2  また「普通の女の子としても、そして仕事の面でも刺激を受けました」という花音は、モデル業のほかにもバラエティ番組やラジオ番組など、幅広く活躍している。そして「今は芝居にとても興味があります」と明かし、「ぜひこうした役をやれるようになりたいです。目指したい。自分自身がスゴイと思える作品に出られたらスゴイことですよね。本当にモチベーションに繋がる作品でした。私も頑張ります!」と最高の笑みを見せた。(取材・文:望月ふみ/写真:高野広美)

  • 『キャプテン・マーベル』を鑑賞した狩野舞子にインタビュー

    バレーボール元日本代表・狩野舞子、キャプテン・マーベルは「強さゆえの美しさがある」

    映画

     マーベル初となる女性ヒーロー単独主演作『キャプテン・マーベル』が先週末からついに日本でも公開となった。オスカー女優ブリー・ラーソン演じる主人公キャロル・ダンバース(のちのキャプテン・マーベル)は、これまでのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品のなかでも、キラリと輝くヒーローの魅力を放っている。元日本代表バレーボール選手・狩野舞子も彼女の「強さゆえの美しさ」に魅了されたという――。@@cutter MCU第21作目となる本作は、アイアンマンやソーが登場する前の1990年代が舞台。最強ヒーローチーム“アベンジャーズ”誕生のきっかけとなった人物であり「もっともパワフルなキャラクターの一人」でもある。劇中では、さまざまな困難が降りかかるなか、葛藤しつつも、周囲と信頼関係を築きキャプテン・マーベルとして大きな成長を遂げる。  そんなキャラクターに、度重なる大きな怪我を乗り越え一流アスリートとして活躍し、オリンピックメダリストとなった狩野も、強く感情移入したという。「素直に強い女性って美しいなと思いました。プラスしてただ強いだけではなく、優しさもある。裏切りなどが横行するなか、すべてを受け入れる器の大きさこそ、本当の強さなんだと、彼女を見て実感しました」。 @@insert1  そして、強大な力を持っていることによって、周囲から特別視されているキャプテン・マーベルと、小さいころからバレーボールのエリート選手として、周囲の期待のなか競技を続けてきた自身を重ねてこう語る。「キャプテン・マーベルも使命感に駆られていろいろな行動を起こしてきたと思うんです。“絶対にあの人ならできる”という期待のなか“成し遂げなければいけない”と自分にプレッシャーをかける姿はとても共感しました」。  また、キャプテン・マーベルを取り巻く周囲の人間関係にも感情が動いたという狩野。「私も大きな怪我をして、バレーボールを続けていけるかわからないという時期がありました。先が見えない不安に負けそうになったとき、支えてくれたのが、同じ目標に向かう仲間や家族の存在でした。映画を観ていても、キャプテン・マーベルに仲間が増えていくところはワクワクしますし、チームスポーツに共通する部分があるなと感じたんです。そういうところも、この作品の魅力だと思います」。 @@insert2  キャプテン・マーベルというキャラクターに魅了されたという狩野だが、もう一つ独特の見どころを提示してくれた。「私はミステリー作品が大好きなのですが、この作品は登場人物の関係性が二転三転したり、怪しいキャラクターもたくさん登場したりと、サスペンスやミステリーが好きな人でも、展開を推理したくなる映画だなと感じました。可愛い猫のグースにも『秘密があるのかな…』という視点で観るのも楽しいと思います」。  狩野の言葉通り、キャプテン・マーベルを取り巻く、クリー帝国の精鋭部隊“スターフォース”の面々や、自在に姿を変えるスクラル人、マーベル作品のレジェンド俳優サミュエル・L・ジャクソン演じるニック・フューリーらの距離感も、作品に大いなる緊張感を与えている。  2018年、バレーボール選手として現役を引退した狩野。「これまでバレーボールしかやってこなかったので、知らないことばかりなんです」と語ると「『絶対にこうなりたい』ということは決めずに、いまはいろいろなことをして、どんなことが自分に向いているか見つけている途中」と目を輝かせる。 @@insert3  最後に狩野は「私の姉(狩野美雪)はデフバレーボールのナショナルチームで監督をしていますが、いままで女性が少なかったという職業で活躍されている方も増えています。そういう頑張っている女性に、キャプテン・マーベルの姿は刺さると思います」とおすすめポイントを挙げてくれた。(取材・文:磯部正和/撮影:高野広美)  映画『キャプテン・マーベル』は全国公開中。

  • 『ひよっこ2』で、2年ぶりにみね子役を演じる有村架純(左)とヒデ役の磯村勇斗

    有村架純、2年ぶりのみね子は「結婚してワクワク度が上がってる」

    エンタメ

     2017年に放送され、多くのファンを魅了した連続テレビ小説『ひよっこ』が『ひよっこ2』(NHK総合/3月25日~28日19時30分)として復活。ヒロインを務める有村架純は『ひよっこ』への出演を機に、女優としてさらなる飛躍を遂げた。そんな彼女に2年ぶりに演じるヒロイン・みね子について、そしておなじみの面々と繰り広げた撮影について語ってもらった。@@cutter 『ひよっこ』は、高度経済成長期の日本を舞台に、集団就職で茨城から上京してきた谷田部みね子(有村)が、困難を乗り越えながら成長していく姿を描いた人間ドラマ。新作となる『ひよっこ2』は、みね子と夫・ヒデ(磯村勇斗)の結婚から2年が経った1970年の秋が舞台となる。  続編となる本作のシナリオに目を通した時のことを彼女は「終わって1年以上経ちましたけど、台本を読めば“あぁこれが『ひよっこ』だなぁ”という世界のままで」と笑顔で振り返る。「台本を読んだ私自身が、時間は経ったけど経っていないような感覚になれたので、きっと『ひよっこ』を見てくださって、続編も見てくださる方は“あ!これこれ!”というような気持ちになってもらえるんじゃないかなと思います」と手応えを語る。続編では前作のエンディングから2年後のみね子とヒデの姿が描かれるが、有村自身は「演じていても変化はあまり感じなかったです」と心境を言葉にする。  彼女が長い時間をかけて演じてきたみね子。ヒロイン役として『ひよっこ』に戻ってきたと感じられた瞬間は、さぞ感慨深かったのでは…と思いきや「実は2018年の9月末に『ひよっこ2』のロケがありまして。でもその時『中学聖日記』(TBS)の撮影中で、自分の中で、完全にみね子になっちゃいけないって思ったんですね」と話す。同時期に2本の主演作を撮影していた有村はその時の心境を「どこかみね子だけど、なんか違う人かもしれなくて」と笑う。 @@separator ロケはみね子の故郷・茨城で行われた。みね子として久しぶりに茨城の地を踏んだ有村は「あの場に立つと懐かしいなぁってすごく思ったし、谷田部家のみんなもいたので“あぁ…この空間だなぁ”って感じましたね。先にロケに行けたのは良かったなと思います」と明かす。またロケで久々に茨城弁にふれたことについても「土地の力って本当にあって、茨城弁もすぐに戻ったんです。少し聞くと大丈夫でした」と一言。  しかし2018年12月にスタジオでの撮影がスタートした際には、演出の黒崎博から“みね子の声が違う”と指摘されたそうで「なかなかすぐには戻らないものだなぁと思ったりもしたんですが、スタジオに入る前のリハーサルで、共演者の皆さんの姿も見たんですけど、ちょっと違うんですよ」と笑うと、続けて「“誰ですか?”みたいな(笑)。続編までの2年間に皆さんもいろんな現場を経験されてきたんだなぁっていうのが感じられて面白かったですね」と続編ならではのエピソードを語る。 @@insert1  前作ではヒデとの結婚でみね子の名字が谷田部から前田へ変わったことも大きな話題に。結婚したことでみね子自身に変化はあったのだろうか?「クランクインの時にスタッフの方から“前田みね子役の…”と紹介されて“あ、そっか、谷田部じゃないんだもう”って思ったんです(笑)」と話すと「ヒデさんと結婚したことでみね子自身はいつも指輪をつけていたり、ヒデさんと一緒に住むようになったという変化もありますね」とコメント。  有村は、夫婦となったヒデとみね子の関係性について「ヒデさんとみね子って、お付き合いをして彼氏彼女の関係があったというよりも、すでに夫婦のような関係性なのかなという実感があって」と分析。続けて「だから結婚して今からがすごく楽しい時間というような感覚なんです。初々しい二人なので、かわいいなと思いながら演じています」と笑顔を見せる。そして「二人の距離感はそんなに変化はないですけど、みね子のワクワク度は上がってる気がします(笑)。ヒデさんがデートに誘ってくれたりとかしているので、ヒデさんもそれなりに楽しんでくれてたらいいんですけどね」と白い歯を見せた。(文:鈴木大志)  ドラマ『ひよっこ2』はNHK総合にて3月25日~28日、4夜連続で19時30分放送。また、連続テレビ小説『ひよっこ』総集編が、NHK総合にて前編が3月21日10時5分、後編が3月21日13時5分放送。

  • フェリシティ・ジョーンズ、『ビリーブ 未来への大逆転』インタビュー

    フェリシティ・ジョーンズ、100%のこだわりで5分超のスピーチを再現

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     ユダヤ人女性として初めての米最高裁判事にしてポップアイコン、アメリカ女性のリーダー的存在でもあり続けるルース・ギンズバーグ。彼女の不屈の半生を描いた映画『ビリーブ 未来への大逆転』の公開を前に、主演のフェリシティ・ジョーンズが来日した。「#MeToo」など女性のパワーに注目が高まる今、運動の先駆け的存在と言えるルースを演じること、またハリウッドの変化についても話してもらった。@@cutter 昨年最高裁判事主任25周年を迎え、またトランプ大統領の就任でリベラル派のアイコンとしてさらに注目を集めるルース・ギンズバーグ。今作では、まだ女性が職に就くことが困難だった時代に、弁護士として、妻として、母として、ルースが逆境や困難に立ち向かい、男女差別を問う歴史的裁判に挑む姿が描かれる。  「彼女の全ての側面を見せることが私の仕事だと感じていた」というフェリシティ。「彼女の葛藤をありのままに見せないといけないと感じた。それがあるから、彼女の決意の強さを見せる事が出来ると思った」と語る。しぐさにも「100%」こだわったとそうで、「彼女のしぐさを取り入れようと、執着していたの(笑)」と明るく話す。 @@insert1  今作に登場する法廷シーンのスピーチは、映画史上、女性のものとして一番長いセリフ。法廷記録として残るさまざまな彼女の声を何度も聞いて「撮影に入る3ヵ月くらい前からセリフが身体に入るように準備した」という。5分32秒にも及んだスピーチは、当初脚本を読んで不安になったとのことだが、「逆に良かったのは、このスピーチさえ自分が掴むことが出来れば、この作品のルースを演じられるとわかっていたこと」と自信をのぞかせる。  大物プロデューサーのセクハラ騒動をきっかけに、ハリウッドは今、女性の声に注目が集まっている。その中でフェリシティ自身、変化を肌で感じているそう。「まだまだ戦いの道は半ばで戦わなければならないと思うけれど、#MeTooがあり、この業界はより透明性が増したわ。男性も女性も、いじめ、パワハラを経験している方が沢山いると言う事が明るみに出て、より健康的な業界に変わりつつあると思います。ただ、この変化が永久のものであってほしいと思う」と胸の内を明かしてくれた。@@separator 女性監督が少ない事が問題視されている中、今作は女性のミミ・レダーが監督を務めている。「ルース自身が経験していることを理解できる人でなければ、この映画を作る事は出来ないと思いました。レダー監督も男社会の映像の世界で生きてきて、色んな葛藤を経験していらっしゃる。だからこそ理解できたし、ほかの監督の手でこれだけの作品が作れたとは思えません」と、女性監督が手掛ける意義を話してくれた。 @@insert2  また今作では、サクセスストーリーだけでなく、夫マーティンとのロマンスについても描かれる。マーティンを演じるアーミー・ハマーについて「すごくリラックスしていて、おおらかな方。わたしも映画『博士と彼女のセオリー』で、相手をサポートする妻という役を演じた事があるけれど大変でもあるの。でも彼は、役者同士現場で競争心を出してしまう人もいる中で、そんなところが一切ない。チームとしてお互い支え合いながら1つの作品を作るという感じ。まっすぐで裏表がなく、素敵な方です」と話してくれた。  演じ終えた今でも、尊敬できるロールモデルとして、ルースに想いを馳せるというフェリシティ。彼女が演じる歴史を変えた女性最高裁判事ルース・ギンズバーグに注目したい。(取材・文:寺井多恵)  映画『ビリーブ 未来への大逆転』は3月22日より全国公開。

  • 『キャプテン・マーベル』を鑑賞した紺野ぶるまにインタビュー

    紺野ぶるま、マーベル初の女性主人公に共感!「本当に強い女性は優しい」

    映画

     シリーズ累計興行収入1兆円を突破した「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の最新作『キャプテン・マーベル』がついに日本でも公開となった。シリーズで初となる女性単独主演作となった本作は、主人公の魅力はもちろん、観るものに“前に進もうとする力”を与えてくれる。女性ピン芸人として活躍する紺野ぶるまもその一人だ。@@cutter 「興奮しすぎてアドレナリンがたくさん出ました!」と作品を観終わった直後の感想を述べた紺野。なによりも、オスカー女優ブリー・ラーソン演じるキャプテン・マーベルの強さに“やられた”という紺野は「とにかく格好いい。私も格闘技とかボクササイズとか絶対習いに行こうと思いました」と楽しそうに語る。続けて「女性が絶対倒せそうにない相手をフルボッコにするのは爽快感がいっぱいですよね。あんなにきれいな人が、機敏に動く姿は、それだけで圧倒的!」と完全に魅了されてしまったようだ。 @@insert1  ビジュアル的な格好良さや美しさにノックアウトされてしまったという紺野だが、一方で、主人公の不完全さにも共感する部分は多かったという。「結構、キャプテン・マーベルは感情的になる場面があったと思うのですが、私もお笑いの賞レースなどで、冷静さを失ってしまうことがあるんです。そうするとなかなかうまくいかない。そんなところも人間っぽくてよかったです」。  現在、ピン芸人としてジャンルにとらわれず様々な活動している紺野。「格好いい女性に憧れている」と言うと、「大久保(佳代子)さんや、いとうあさこさん、森三中さんら女性芸人の先輩は、すごくしっかりと自分を持っている強さもあるのですが、人に対してメチャクチャ優しいんです。本当に強い人って優しいんだなと…。キャプテン・マーベルにも人の弱さや、裏切りに寛容なところがありますよね。すごく魅力的」と“格好いい女性”の共通点を挙げる。  さらに紺野は、キャプテン・マーベルが幼少期に劣等感を持っていたことに触れ「私もさんざん『男よりもつまらない』と言われることが多かったので感情移入できました。劣等感を跳ね除けて、前に進む姿は爽快感があります」と共感ポイントを挙げる。  また、キャプテン・マーベルの生き方にも刺激を受けたという紺野。自身もこれまで何度もピンチに陥ったことがあったというが、そんなときは、自分自身に「固執するのは良くない」と言い聞かせた。「どうしても賞レースに出ていると、相手に嫉妬してしまったり、負の感情が出てきてしまったりする。そんなときは『うちはうち、よそはよそ』とつぶやくんです」と克服方法を語ってくれた。 @@insert2  キャプテン・マーベルのような存在が近くにいるか聞いてみると「ゆりやんレトリィバァさんかな」と回答した紺野。「ちゃんと話したことはないのですが、賞レース(女芸人No.1決定戦 THE W)で、優勝した年は順番決めのとき『どこいってもいっしょやろ』とトリを選び、次の年、ディフェンディンググチャンピオンで臨んだときも、自分からトップバッターを選んで出たんです。突き抜けた格好良さが、キャプテン・マーベルみたいだなと思いました」。  お笑い芸人とヒーローという、一見するとまったく共通点がない職業だが、紺野にとって、キャプテン・マーベルは非常に共感できるキャラクターだと語る。最後に、「日々がんばっている人、突き抜ける勇気を持ちたい人に観てほしい作品です」とアピールしてくれた。(取材・文:磯部正和/撮影:高橋ゆり)  映画『キャプテン・マーベル』は全国公開中。

  • 『キャプテン・マーベル』を鑑賞した松本薫にインタビュー

    松本薫、最強の女性ヒーロー映画『キャプテン・マーベル』を鑑賞 「私は天才ではなく、凡人だった」

    映画

     “マーベル・シネマティック・ユニバース”(通称MCU)の21作目となる最新作『キャプテン・マーベル』がついに公開! 最強との呼び声も高いキャプテン・マーベルの戦いを、最強の女性の代表といえるロンドン五輪金メダリストの松本薫が鑑賞し、日々勝つために努力を続け、世界の頂点に立った彼女だからこその感想を語り、現在の挑戦についても明かした。@@cutter MCUを観たのは初めてという松本だが、「めちゃくちゃ面白かったです。主人公が覚醒したところなんかは、強すぎて衝撃で笑っちゃうくらいでした。しかも気持ちひとつであんなに強くなって!! 正直、羨ましかった」と笑う。  しかし同時に、記憶を失い、自分が何者か分からない不安や孤独にさいなまれながら、強くなる努力を重ねたうえで覚醒したキャプテン・マーベルの姿は、共感するものがあったとも。  「いろんな経験をして、真の自分の信念、彼女自身の芯を強くしていったんだなと感じました。やっぱりどんなに強くても人なんだと。“自分とは”と悩む時期や挫折した経験があって、それを乗り越え、自分を見つけたことでたどり着く強さ。それは、普通に悩みながら暮らしている私たちにも響くものです。最強のヒーローの話ですが、結局は“自分探しの物語”なんだと感じました」。 @@insert1  そして自身を振り返って続けた。「私は天才ではなかったんです。凡人です。世界を取れるのは、才能のあるトップ選手だけ。私のように才能がない選手が天才たちと同じことをしていても、決して世界の頂点にはたどり着けない。よく柔道は、“心技体”と言いますが、凡人は視点を変えて、別のところで勝負する必要がある。そこで私は、“強く見せる方法”を研究して、駆け引きをしていく“野獣スタイル”という自分の戦い方を見つけていったんです」。  「実際の試合では、相手を睨んだり、不気味さが増すようにちょっと笑みを加えたりして、相手の反応や力の入れ具合を見る。相手の感情を読み取って、さらに相手の感情、考え方をコントロールしていくんです。それが私のスタイル」と戦略を明かし、「凡人には凡人の戦い方がある。私が金メダルを取れたのは、私の戦いを見つけられたからです。今だから自分は凡人だったと言えますが、現役当時は周りには天才だと思わせてきました」と告白。キャプテン・マーベルについても、「彼女はめっちゃ強いけれど、自分の戦い方を見つけたという部分は同じだと感じました」と語った。  そして、世界の頂点に立ったときのことを「最初は夢か現実か分からない感じでした。よく死ぬ前に走馬灯が見えるといいますが、あんな感じでこれまでのことが脳裏に流れて、そのとき初めて涙が出ました。大きかったのは、やっとこられた、やっと両親を連れてこられたという安心感でしたね」と思い返した松本。  今年2月に行った現役引退会見では「アスリートも食べられるアイスを作りたい」との発言が話題を呼んだ。実際に現在は、高田馬場にあるアイスクリーム店「ダシーズ」で接客の日々を送っている。  「最初は帰りの電車で頭痛の毎日でした。これまでは1日最大でも6試合しかなかったので、6人と向き合っていればよかったのが、一気にお客さんという相手が増えましたからね。試合数が多すぎる(苦笑)。相手を見るという点はこれまでの経験が生かされていますが、今はどう笑顔になって帰ってもらえるかが大切なので、勉強の連続です」。 @@insert2  ちなみに『キャプテン・マーベル』はMCUの中で、初の女性単独ヒーロー映画となる。その点を松本に投げると、次の答えが返ってきた。「そうなんですね! 世の中、まだまだ男性社会だと思います。だから、遅い、早いじゃなくて女性でもヒーローになれるという映画が作られた、1本の道を作ったというのが大きいと思います」。  「私も、男性は結婚してもそのまま(現役を)続けられるのに、どうして女性アスリートが結婚してからも続けることは、タブーになっているのだろうと思っていました。だからリオ(五輪)のあと、妊娠しても柔道を続けました。自分が経験して、発信してみようと」。  そして松本だからこその重みある言葉でこう結んだ。「『キャプテン・マーベル』は、何かに頑張っている女性や挑戦している女性に是非観てもらいたいですね。勇気をもらえると思います。そして、この映画の公開でヒーロー映画もこれからどんどん女性が活躍する場に変わっていくと思いますし、そうなることを期待しています」。(取材・文:望月ふみ/写真:高橋ゆり)  映画『キャプテン・マーベル』は全国公開中。

  • 『キャプテン・マーベル』を鑑賞した渡辺華奈にインタビュー

    格闘家・渡辺華奈が『キャプテン・マーベル』の魅力を語る!「さらに強くなった気持ちになれる」

    映画

     柔道の選手から総合格闘家へと転身し、大躍進を続ける渡辺華奈。マーベル作品の大ファンで、アクション映画を観るのも大好きだという渡辺は、女性ヒーローが活躍する最新作『キャプテン・マーベル』を大いに楽しんだという。主人公同様、自身も“強い女性”の代表の一人である渡辺は、クランクイン!のインタビューに、『キャプテン・マーベル』の共感ポイントを笑顔で語ってくれた。@@cutter 3月15日から公開される『キャプテン・マーベル』は、『アイアンマン』「アベンジャーズ」シリーズなどの大ヒット作を生み出したマーベル・スタジオ初の女性が主人公の物語。記憶を失ったキャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)の過去に隠された“秘密”が、恐るべき戦いの引き金となってしまう。正体不明の敵に狙われた彼女が、最後につかむ“衝撃の真実”とは…? 禁断の記憶をめぐるサスペンスフル・アクションが幕を開ける。 ――マーベル史上初の女性が主人公のヒーロー映画『キャプテン・マーベル』はどうでしたか? すごく面白くて感動しました。女性が主人公で、ガンガン戦っているのがとてもカッコいいですよね! 彼女の“諦めない心”にフォーカスされているのも良かったですし、何度でも困難に立ち向かって、男性にも負けないというところが印象的で、共感できました。私はマーベル作品の大ファンですが、これまでの作品の中でも特に楽しめました。 @@insert1 ――渡辺さんも“強い女性”としてご活躍されていますが、キャプテン・マーベルのような心身ともに強い女性に憧れる気持ちはありますか? もちろんあります! 格闘技をやっているのも、強い女性に憧れているからというのもあります。私はアクションがすごく好きで、自分自身でもやってみたりしているんですが、それは強い女性、強いヒーローに憧れる思いからなので、人一倍憧れる気持ちはあると思います。 ――本作には主人公以外にも、魅力たっぷりのキャラクターが登場しますが、渡辺さんのイチオシのキャラクターは? やっぱり猫のグースですね。私が飼っている猫にメッチャ似ていました(笑)。猫が大好きなんですが、マーベル作品に猫が出てくるのも珍しいですよね。すごく面白いキャラクターだと思います。 ――確かに! ネコも大活躍でしたよね。では、作中、一番心に残っているシーンを教えてください。 囚われていた主人公が、殻を破って、パワーアップしたところです。まさに「ヒーロー!」という感じがしました。 ――自身の孤独と不安に立ち向かう主人公の内面もしっかり描かれていますが、主人公に共感できる部分はありましたか? そうですね…試合で戦っている時はやっぱり孤独ですし、個人競技なので、分かりやすく言ってしまうと「みんな敵」なんですよね。なので、孤独感は結構ありますが、自分が強くなっていくためには、孤独感から来る不安を乗り越えなくちゃいけない。強くなりたいから、孤独とか言っていられない!私も「キャプテン・マーベル」のような強い気持ちを常に持って、乗り越えるようにしています。 ――日々のトレーニングは、自分一人で組み立てて行っているのですか? ほぼ自分で組み立ててやっていますが、最近はチームでやるトレーニングにも参加するようにしています。やっぱり一人でやっていると寂しいですし(笑)。試合は孤独だから、トレーニングはみんなで盛り上がってやった方が楽しいと思って。でも、基本的には一人でコツコツ組み立てながらやっていますね。 @@insert2 ――キャプテン・マーベルは、高みを目指すために様々な努力をしていましが、渡辺さんも普段から意識して努力していることはありますか? 私の一番の目標は試合で勝ち、最終的には世界で戦える日本のトップ、世界のトップを目指してやっているので、日々そのために、とにかく妥協せず、自分に負けないように努力しています。格闘技を始めてから、まだそんなに経っていませんが、一度も妥協したことはないと言い切れます。私の中で、どんなにきつくても、疲れたとか、今日はやりたくないなど気分に左右されないというルールを決めているので、毎日ひたすらやるべきことをしっかりと遂行する。そこにはあまり感情を持ち込まない。それを自分の中で常に意識して守るようにしています。 ――自分の中のルールを守るというのは強い女性に共通していることかもしれませんね。 そうですね! ガチガチにルールで自分を縛るのはよくないですが、ダイエットとか身近なことでもこれだけは絶対に守るというルールを自分の中で決めたら、それだけは守る。あと、目先の欲求に負けず、長期的に考えて「何が自分にとって一番幸せなのか」というのを考えるといいと思います。私も柔道をやっていた頃は、これができずに悩んでいた時があったので。今は、何をするにも周りにどう思われるかじゃなく、自分がどうしたいのか“自分軸”で動くようにしています。 ――自分が強くなること、自分が幸せになることで、大切な人たちを守る存在になろうとするキャプテン・マーベルに通じる考え方だと思います。では最後に、渡辺さんが本作を誰かにオススメするとしたら、どんな人にオススメしますか? キャプテン・マーベルの立ち向かう姿がすごく印象に残ったので、頑張って何かに挑戦しようとしている女性に特に観てほしいと思います。観たら元気になる、明日への活力になる作品ですし、自分も強くなった気持ちになって、何かできるんじゃないかと思えてきますよ!  映画『キャプテン・マーベル』は3月15日(金)公開。(取材・文:清水久美子/写真:高橋ゆり)

  • 『キャプテン・マーベル』を鑑賞した「あゆみくりかまき」にインタビュー

    あゆみくりかまき、映画『キャプテン・マーベル』を大絶賛!「仲間がいるから強くなれる」

    映画

     関西出身の三人組アイドルパンクDJユニット“あゆみくりかまき”(通称 あゆくま)。精力的にライブ活動を続ける彼女たちにクラインクイン!が直撃。『キャプテン・マーベル』を観て、強い影響を受けたと語る3人は「カッコ良かった!」と大興奮。女性ヒーローとして孤独や不安に立ち向かうキャプテン・マーベルと自身の活動との共通点を見出し、強くなっていくための努力や考え方などについて話してくれた。@@cutter 本日(3月15日)から公開された『キャプテン・マーベル』は、アベンジャーズ誕生の鍵を握る主人公による、新時代を象徴する女性ヒーロー伝説の物語。今後のマーベル・ヒーローの中心人物となる“キャプテン・マーベル”(ブリー・ラーソン)は記憶を失っているが、彼女の記憶には恐るべき戦いの引き金となる“秘密”が隠されていた。正体不明の敵に狙われた彼女が、最後につかむ“衝撃の真実”とは…? 禁断の記憶をめぐるサスペンスフル・アクションが幕を開ける。 ――『キャプテン・マーベル』をご覧いただいた率直な感想を教えてください。 くりか:何が起きても動じない余裕、意志の強さ、私の理想の女性像がそこにありました。ライブ活動では自信がなくなる時もあるので、どうしていったらいいのかということを改めて気づかせてくれるような作品でした。 あゆみ:単純に面白かったです(笑)。マーベルシリーズは、3人の中で一番観ていますが、最後は「あそこにつながるんだ!」と分かって楽しかったです。 まき:今回、女性のヒーローということですごく興味が湧きました。ほんまに「カッコいい!」って言葉しか出てこなかったです。「私も、ああいう女性になれるんじゃないかな」という気持ちが芽生えた瞬間もありました。 ――マーベル史上初の女性ヒーローが主人公の作品ですが、キャプテン・マーベルのような強い女性に憧れる気持ちはありますか? あゆみ:あゆくまの肩書は「アイドル」ですが、ロックフェスに出させていただくことも多いので、いざ出演する時に「アイドルのくせに」ってなめられたらあかんという気持ちがあり尖っていた時期がありました。でも、お客さんの一番の目的は音楽を楽しむことなので、「みんなを一つにして私たちも楽しもう」と思うようになって、ある意味私たちは強くなれたと思っています。キャプテン・マーベルも心の中に強さがあるから、わざわざ強いことを証明しなくてもいいんだということが描かれていて、そこがすごく心に響きました。 くりか:あゆくまの活動を始めてからより一層「強い女性になりたい」と思うようになりました。私たちはファンのことを「またぎ」と呼ぶのですが、またぎに支えられていると思うことがすごく多いです。だから、ライブ活動を通じてまたぎにもっと元気や勇気を与えられるようになりたい。そうなるために自分自身を磨がなければと日々思っています。 まき:ライブではすごく強がっていますけど実際は本当に普通の女の子なのでキャプテン・マーベルのように自身の弱さを受け入れて強さに変えられる女性になりたいですね。 @@insert1 ――主人公キャプテン・マーベルの一番の魅力はどこだと思いますか? まき:人間らしさだと思います。特に、フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)とのバディ感溢れる掛け合いの中で見せた仕草や言葉にすごく人間らしさを感じました。 あゆみ:直感を信じる強さ。自分がこうだと思ったら、すぐに突き進む強さがすごいなって思いました。彼女は記憶を失っているのに、友達を100%信じて自分の命を預けることができる人。その強さに感動しました。 くりか:愛情深さだと思います。すごく強い人だけど、表情や言葉の柔らかさに愛情がにじみ出ていて。仲間を心から信じられるところも含めて、彼女の愛情深さが印象に残っています。 ――作中、一番心に残っているシーンを教えて下さい。 くりか:キャプテン・マーベルがスーツを装着するシーンが印象的で自分とすごく重なる部分がありました。私自身、気合いを入れる時に新しい服を着るタイプなので。やっぱり女性って、願掛けのような感じで着るものを決めたりするんだなと、親近感が湧きましたし、観ていてすごく楽しかったです! まき:キャプテン・マーベルが悪者に囚われたところから抜け出すシーンです。主人公の顔つきが一瞬で変わりグッと心が惹きつけられました。一方で、クールな表情が多い彼女がときどき笑うシーンでは思わずキュンとしました(笑)。 あゆみ:キャプテン・マーベルが敵と戦うシーンで、相手に挑発されても何も言わずに、ただ微笑むところ。そこに内なる女性の強さみたいなものや、自信がにじみ出ていて、すごくカッコ良かったです。 ――不安や孤独に立ち向かう主人公の成長物語でもある本作ですが、グループ活動と重ね合わせて共感できる部分はありましたか? あゆみ:主人公がフューリーや旧友のマリア(ラシャーナ・リンチ)の支援があったからこそ新しい一歩を踏み出せた点に共感しました。先日、初めて舞台作品に出演させていただいたのですが、演技をやったことがなかったのですごく不安でした。大切な人を失くしてしまう役を演じていたので、何公演もの間、その役の気持ちを保つのが辛くて家に帰っても気持ちの切り替えがうまくできなくて…。どうしようと思っていた時、ツイッターに「ただいま」と書いたら、またぎが「おかえり」と返してくれて。それですごくホッとして、気持ちを切り替えることができました。 まき:私も「仲間がいるからこそ自分の弱さと向き合うことができる、自分の力を発揮できる」と感じた経験を思い起こしました。あゆくまの盛り上げ役担当なので、ライブでは一番声を張るのですが、2年前に声帯ポリープで手術をして、1ヵ月程声を出せない時がありました。それでもライブをやりたくてステージに出たときのことです。自分の歌割りをメンバーの二人がカバーしてくれて、またぎが盛り上げ役になってくれて。自分はリーダーでみんなを引っ張らなあかんっという気持ちがあったのですが、頼るところは頼ると割り切ることで自分が集中すべきことが明確になってすごく良いライブができました。 くりか:キャプテン・マーベルの何があってもポジティブに捉える姿勢ですね。マイナスなことを一言も言っていない。ライブ活動をしていると不安や孤独は常に隣り合わせですが、そんなプレッシャーさえも楽しめれば最後は経験になり、未来の力になることを教えてくれた気がします。 ――ありがとうございます! では最後に、本作を誰かにオススメするとしたら、どんな人にオススメしたいか教えてください。 まき:(三人を代表して)夢を追いかけている人に観てもらいたいです。私たちも目標に向かう時に、くじけそうになる時があるし、何度も立ち止まることもあるけれど、そこから一歩踏み出す勇気の大事さを『キャプテン・マーベル』を観て感じたので、夢を追いかけて頑張っている人に観てもらいたいと思います。 (取材・文:清水久美子/写真:高野広美、高橋ゆり) @@insert2

  • 『えいがのおそ松さん』神谷浩史インタビュー

    神谷浩史、『おそ松さん』6つ子メンバーへの感謝とプレッシャー

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     赤塚不二夫の名作ギャグ漫画を原作に、ニート生活を送る6つ子たちの生活を描いて話題となったTVアニメ『おそ松さん』が、完全新作劇場版『えいがのおそ松さん』となってスクリーンに登場する。予想のはるか斜め上を行く展開に加え、クズだけどどこか憎めない6つ子たちを、人気・実力を兼ね備えた豪華声優陣が演じて、観る者の心を鷲づかみにした本シリーズ。チョロ松役の神谷浩史は「映画にするの!?」と率直な思いを吐露しつつ、「このメンバーに入れてもらえて、本当によかった」と6つ子役の共演者陣への信頼感を口にする。神谷が本シリーズから受ける刺激。そして、声優業の醍醐味(だいごみ)までを語ってもらった。@@cutter 『えいがのおそ松さん』では、6つ子たちが高校の同窓会に参加。社会人として活躍する同級生たちと再会した彼らは、対照的な自分たちの現実に打ちのめされ、やけ酒をあおり眠ってしまう。しかし翌朝、彼らが目にしたのは“過去の世界”。真実を知るため、6つ子たちは18歳の自分たちに会いに行くことにする…。 @@insert1  「映画にするの!? と。台本を渡されるまでは、本当かどうか怪しいもんだと思っていました」と笑う神谷だが、実際に台本を読むと「おそ松たちは、スターだった」と気づかされる内容だったという。「こぼれ話のような短編をいくつか見せていくのか、1本の長編映画として作るのか、どういうアプローチになるんだろうと思っていました。いただいた台本の内容は後者。“その人たちが出ていれば、映画としてのストーリーが作れる”となるためには、そのキャラクターにいろいろなものが集約されていないとできないこと。おそ松たちって、本当にスターだったんだなと実感しました」。  6つ子が過去の世界に迷い込み高校生の自分たちと出会うというストーリーに感じたのは、「第1期、2期があったからこそ、できた映画。“過去の世界で高校時代の自分たちに会う”という展開は、よくあるといえば、ある話で。変化球を投げ尽くして、結果、王道に戻ったような気がしました」という“王道感”。とはいえ、そこは『おそ松さん』。「『おそ松さん』じゃなくてもよく語られている話の切り口を、『おそ松さん』でやったらどうなるのか。『おそ松さん』ならではのストーリー展開になっています」というから、期待が高まる。アフレコでは18歳のチョロ松も演じたが、「現場ではウケていたので、よかったなと思いました。劇場でもウケるといいな」と笑顔を見せる。 @@insert2  神谷と共に6つ子を演じているのは、櫻井孝宏、中村悠一、福山潤、小野大輔、入野自由といった豪華声優陣だ。「ギャグだけに、集中力が必要」と本シリーズの現場について語る神谷は「このメンバーに入れてもらえて、本当によかったです。ずっとそう思っていますし、これからも思い続ける」と、改めてこのメンバーで6つ子役を演じられたことへの感慨を話す。「このメンバーの中にい続けるためには、努力し続けなければいけないというプレッシャーにもなる。誰もが“この6人だからこそやらなければいけないこと”に対して、猛烈に真摯にアプローチしている気がします。“面白いものを見せてくれよ”ということに対して、みんな嬉々としてアプローチしている。“これは面白いな、こんなアプローチは思いもしなかった”ということを、やり続けている人たちです」とたっぷりと刺激を受けている。@@separator 過去の世界へ迷い込むという内容にちなみ、「このときがあるからこそ、今の自分がある」という経験について聞いてみると、「声優をやらせてもらっていて、唯一いいことだなと思うのは、どんな経験も無駄にはならないということ」と告白。「僕は、成長するためには経験からしか学べないと感じていて。二度、三度とミスをしても学べないことだってありますよね。でも、そういったミスや、バカなこと、怒られた経験だって、きっと生きていく上ではそうだと思いますが、声優という仕事は特に、どんな時間も無駄にはならない気がしています。例えば、僕はとてもネガティブな人間なので、『さよなら絶望先生』の糸色望は、きっと僕が一番上手にできるだろうと思えた唯一の役です。あとひねくれたポジティブさを持っている『しろくまカフェ』のペンギンさんもかな?(笑)声優というのは、あらゆる経験を糧にできる仕事です」。  ストイックな彼の姿勢を感じるとともに、全力で“見たことのない世界”を表現してくれる本シリーズの劇場版が、ますます楽しみになった。(取材・文:成田おり枝 写真:祭貴義道)  映画『えいがのおそ松さん』は全国公開中。

  • 「=LOVE」の(左から)野口衣織、高松瞳、大谷映美里にインタビュー

    イコラブ大谷映美里、高松瞳、野口衣織、映画『キャプテン・マーベル』に衝撃!「マーベル沼にはまりましょう」

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     「マーベル・シネマティック・ユニバース」の最新作にして、シリーズ史上初となる女性単独主役となった映画『キャプテン・マーベル』。圧倒的な力を持ちつつも、自身の記憶がないという不安に苛まれ、苦悩や葛藤のなか前に進む“人間味”溢れる主人公――そんな彼女に魅了されたのが、HKT48の指原莉乃がプロデュースしたアイドルグループ「=LOVE」の大谷映美里、高松瞳(※「高」は正式には「はしごだか」)、野口衣織の3人だ。@@cutter――映画館の大スクリーンで『キャプテン・マーベル』を鑑賞したばかりだとお聞きしましたが、率直な感想をお聞かせください。 大谷:めちゃくちゃ面白かったです! 私は普段、アクション系の映画はあまり観ないのですが、とにかくスケールが大きく興奮しました。新しい世界が広がりました。 高松:私は映画が大好きで、マーベル作品もすごく興味があったのですが、シリーズの歴史も長く、なかなか踏み込む勇気がなかったんです。でも一旦観てしまったら「絶対はまるんだろうな」という予感はありました。案の定、すでに「マーベル沼」にはまっています(笑)。迫力、ストーリーすべてが圧倒的でしたが、なかでもキャプテン・マーベルの衣装やスーツがとにかく格好いい! もっとマーベルの面白さを知りたいと思わせてくれる2時間4分でした。 野口:洋画の鑑賞経験がほとんどなく、正直字幕とかも不安だったのですが、そんなことが吹き飛ぶぐらい、最初からのめり込みました。役者さんの表情もすごくよかったです ――初マーベルで、魅力を堪能したようですが、キャプテン・マーベルのような強い女性には憧れがあるのですか? 大谷:あります! 私自身が強い方ではないので、憧れます。特にキャプテン・マーベルは、人のために強さを発揮できる。すごく格好良いですよね。映画を観てアクションをやってみたいと思いました。 @@insert1 高松:キャプテン・マーベルは、映画を通して一度も男性に頼ることがないんです。そこが格好良いのですが、一方で、とても天然的なところや女性らしい部分もある。完全なモテ女ですよね(笑)。すべてがうらやましかったです。 野口:強いだけではなく、幼少期にいろいろあって劣等感を持っているところも共感できました。あとは、どんなことがあっても、自分の信じる道を突き進む姿は憧れます。どうしても人って不安になったり、くじけてしまったりするじゃないですか。女性としてだけではなく、人としてすごく素敵だなと感じました。 ――キャプテン・マーベル以外にも、魅力的な人物がたくさん出てきますが、印象に残ったキャラクターは? 大谷:人ではないのですが、猫のグースはインパクトがありました。予告編で出てきたときは「なんで猫が出てくるんだろう」と思っていたのですが、すごく重要な役割を果たすのでびっくりしました。 高松:私はジェンマ・チャンさんが演じたミン・エルバです。すごくクールで、最後まで超格好良かったです。アップで映ったとき、一目で惹かれました。 野口:私もなんです! 見た目がドタイプなんです。あのビジュアルで性格がめちゃくちゃクール。キャプテン・マーベルとは違った魅力があります! @@insert2 ――迷いながら進んでいく主人公の成長物語でもある本作ですが、アイドル活動と重ね合わせて共感できる部分はありましたか? 大谷:=LOVEに入る前、私はオーディションをたくさん受けてきたのですが、何度も落ちた経験があります。キャプテン・マーベルも、幼少期からうまくいかないこともあるなか、自分の足で立ち上がって乗り越える姿を見て、ものすごく共感しました。あきらめずに挑戦することの尊さを実感しました。 野口:私は小学生のとき、友達と仲良くできなくて「もういいや」と逃げていた時期がありました。でもキャプテン・マーベルは、自分が正しいと思ったことは、どんな困難でも立ち向かう。私とは真逆の存在。だからこそ、この映画を観て、私に欠けているものが認識できました。もし、小学生のときに、この映画に出会っていたら、大きく変われたと思います。 高松:キャプテン・マーベルは、ものすごく強大な力を持っていますが、それでも彼女はいろいろな人の支えがあったからこそ、頑張ってこられたと思うんです。私も、家族やメンバー、ファンの皆さんの支えがなければ、いまの自分はないと思っているので、この映画の持つメッセージ性には共感できました。 @@insert3 ――皆さんの身近に、キャプテン・マーベルのような格好いい女性はいますか? 高松:指原(莉乃)さんかな。私は悩みなどを相談させていただくことがあるのですが、話を聞いていると、すごく強くて自分の意思を持っている憧れの方です。キャプテン・マーベルとの共通点は多いと思います。 大谷:私も指原さんが思い浮かびました! 野口:メンバーのなかだったら(高松)瞳かな。自分の力で輝いている感じがする。冷静な判断もできるしね。 ――多くのことを感じられた映画のようでしたが、どんな方に観てほしいと思いますか? 高松:私もそうでしたが、映画が好きで、でもマーベル作品は、歴史があるのでちょっとハードルが高いなという人に観てほしいです。すごくわかりやすいストーリーですし、メッセージにも共感しやすい。マーベル沼にはまれること間違いなしです! 野口:自分に足りないものがあるなと感じていて、強くなりたいと思っている人におすすめです。あとは、バトルアクションということで、結構ハードな内容を想像しがちですが、ほとんど血も流れませんし、異次元的な映像も多く、子供心がくすぐられます! 大谷:女性って恋愛映画を選びがちですが、いまいる自分と違う世界を堪能できるという意味では、爽快感もあり、ものすごくおすすめです。生きるためのメッセージも恩着せがましくなく入っているので、勇気を持って前に進みたいと思っている人にぜひ観てほしいです。 (取材・文:磯部正和/写真:高野広美)

  • 映画『Bの戦場』ガンバレルーヤよしこ インタビュー

    ガンバレルーヤよしこ、映画初主演で月9を意識 狙うは次の“朝ドラ”ヒロイン

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     お笑いコンビ、ガンバレルーヤのよしこが映画初主演を務める『Bの戦場』。ウェディングプランナーとして働くヒロインの香澄が、突如としてイケメン2人にアプローチされ始め、仕事にまい進しながら三角関係に右往左往する日々を描くラブコメディだ。“誰もが認める絶世のブス”に扮したよしこに話を聞いた。@@cutter 劇中では、“ブス”と連呼されるヒロイン。文字にするとキツイ感じがするが、笑えるだけでなく、多くの女性たちの背中を押す温かな物語に仕上がっており、バックハグや壁ドン、美しいイルミネーションをバックにしたラブシーンなど、胸キュンシーンも満載だ。 @@insert1  「ドキドキでした。私は生粋の恥ずかしがり屋で、昔から髪の毛ばっかり食べている子だったのに、撮影ではカメラマンさんやマイクさんがすぐ近くにいるところで演技するんです。でも本当に2人に恋をしていたので、プライベートのような気持ちで現場に通っていました。本気で恋したり、悩んだり」と明かすよしこ。  そんな胸キュンのお相手は、上司・久世役の速水もこみちと、一緒に結婚式の仕事をしてきたフラワーコーディネーター武内役の大野拓朗だ。 @@insert2  「もこみちさんはとてもレディファーストな方で、打ち上げの飲み会で隣に座っていたときに、お酒を注ごうとしたら、『僕は絶対に女性にお酒を注がせないんです』と言って、自分で注いで、私にも注いでくれるんです。歩いていても私を先に通してくれたり、椅子をさっと自然に引いてくれたり。それで、『フランスではこうだから』っておっしゃるんです。どこでフランスナイズされたのかは不明ですけど、ずっとそうおっしゃっていました(笑)」。@@separator 一方の大野の印象は「すごく明るくて、武内さんのまんま」だといい、「普段からいろんな芸人さんとも仲良しで、初日からフランクに話しかけてくださったので、とってもお話しやすかったです」と振り返る。2人が演じる久世と武内も正反対のキャラクター。香澄のことを振り回す久世と、親友のように軽口を叩ける武内の間で、香澄の心は揺れ動く。 @@insert3  「もし私自身が久世さんと武内さんに迫られたら…。悩みますけど、私なら久世さんを選ぶかなぁ。武内さんと結婚したら絶対に幸せになれるし、ずっと親友のようにいられそうだけど、でもやっぱり久世さんと一緒のときはドキドキして刺激があるし。そっちを求めちゃうかなぁ」と想像を膨らませるよしこ。さらに妄想は進む。  「(相方の)まーちゃんとは、“お互い結婚して同時期に子どもを産んで、一緒にベビーカーを押したいね”、と話しています。憧れです。2人ともまだ一度もお付き合いしたことないんですけど(苦笑)。ひとりだけに相手が出来るのは寂しいですね。もしどちらかに彼氏が出来たら、3人でデートしたいなと思ってます」。  速水や大野が相手でも、本当に3人でデートする? と重ねて確認しても「3人でデートができたら最高です。それを容認してくれる彼氏がいいです。まーちゃんとは何でも半分この精神なので」と譲らなかった。 @@insert4  さて、昔からドラマのヒロインに憧れてきたというよしこ。ドラマ『最高の離婚』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』などを手掛けてきた本作の監督・並木道子からは、「月9のヒロインを意識してください」と言われたそうで、ある意味夢が叶ったと笑顔を見せる。  そして「女優さんのお仕事は難しいと思いました。でもお話をいただけるならまたやりたいです。朝ドラのヒロインとか! (広瀬)すずちゃんのあとは戸田(恵梨香)さんが決まっているそうなので、その次を狙っていきたいと思います」と気炎を揚げていた。(取材・文・写真:望月ふみ)  映画『Bの戦場』は3月15日より全国公開。 @@insert5

  • 『君は月夜に光り輝く』に出演する永野芽郁

    永野芽郁、激動の1年で「私は私で良かった」と言える自分に

    映画

     映画『君は月夜に光り輝く』で、不治の病を患いながらも前向きに生きようとするヒロイン・渡良瀬まみずを切なくも瑞々しく演じた女優の永野芽郁。昨年4月にスタートしたNHK連続テレビ小説『半分、青い。』、年明け第1弾の衝撃ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ)、そして今春公開の本作と、話題作に立て続けに出演し、女優として激動の1年を走り抜けた永野が、よりポジティブになった自身の成長について、思いを語った。@@cutter 本作は、第23回電撃小説大賞を受賞した佐野徹夜の同名小説を、『君の膵臓をたべたい』の月川翔監督が映画化した感動のラブストーリー。死期が近づくにつれて皮膚が光る原因不明の不治の病“発光病”を患う女子高生・まみず(永野)と、彼女が叶えることのできない願いを“代行体験”という形で実現していくクラスメイトの岡田卓也(北村匠海)が、限られた環境と時間の中で精一杯、青春を謳歌(おうか)する姿を描く。 @@insert3  短い人生に未練を残さぬよう代行体験を卓也に託すまみずについて永野は、「体験できないつらさがさらに増すと思うので、ある意味、自分の首を絞めることにもなりかねない行為。それでもやりきるところが、まみずは誰よりも強い女の子だなと思いました。私には絶対マネできない」と目を丸くする。さらに永野は、「まみずは自分の性格も、感情も、生きざまも、全てわかっている。自分よりも周りの人間が幸せになるなら、迷わずその方法を選ぶところもすごいなって。私は自分のことがあまりわかっていないから、まみずの冷静な思考や行動に心から憧れる」と思いを吐露。 @@insert2  ただ1点、まみずと共有できる思いがあるという永野。それは、本作を象徴するキーワード「私は私で良かった」と、自身の人生を肯定する姿勢。もともとネガティブで落ち込みやすいタイプだった永野だが、この激動の1年を通して、かなりポジティブに変わったという。「自信がないときとか、人と比べてしまうときって、自分の劣っている部分ばかりを見てしまうけれど、結局、自分は自分で変えられない。だったら、こんな自分でも、好きだと言ってくれるファンの方や、大事に思ってくれる家族やスタッフがいるんだから、“私は私でいいじゃん”って受け入れた方が、絶対に幸せだなと思う瞬間があって…。そこからは、すごく自分に対して肯定的になれた」と笑顔を見せる。@@separator さらに、人とのコミュニケーションにおいても成長を実感したという永野は、「もともと人見知りをすることなく、誰とでもすぐに仲良くなれるタイプだったのですが、この1年、あっという間に時間が過ぎていく中で、一瞬一瞬に人とコミュニケーションを取るスキルがどんどん高くなっていったように思います。ただ、1つ悩みがあるとすれば、大人の現場に慣れていた分、『3年A組』のように同年代に囲まれると、何を話せばいいのかわからなくなって、逆に緊張しちゃうんですよね(笑)」と意外な一面を見せていた。 @@insert1  将来のヴィジョンは持たない主義。「目標を立ててそれを達成すると、何もしなくなっちゃうタイプなので、目の前にある作品に集中したい」と語る永野。「いただいた役と一生懸命向き合って、とにかく自分なりにがんばっていくだけ」…今年、20歳を迎える永野に迷いはない。(取材・文:サカタマサキ 写真:高橋ゆり)  映画『君は月夜に光り輝く』は3月15日より全国公開。

  • 天野名雪、藤本結衣『ファンタシースターオンライン2』インタビュー

    『ファンタシースターオンライン2』国内最大のオンラインRPGの魅力とは?

    エンタメ

     登録ID数500万を突破する国内最大級のオンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』(PSO2)。サービス開始6周年を超えてますます勢いをます本ゲームだが、3月10日(日)からは全国5都市6会場を巡るオフラインイベント「ファンタシースター感謝祭2019」がスタートする。そこで今回の感謝祭の東京会場でゲストMCを務め、「『PSO2』にどハマりしています!」と声を揃える天野名雪と藤本結衣を直撃。改めて、『PSO2』の魅力を熱く語り合ってもらった。@@cutter 『PSO2』は、国産オンラインRPGの礎となった『ファンタシースターオンライン』の正統後継作品。プレイヤーは、惑星間航行船団“オラクル”の調査隊“アークス”の一員となって、未知なる惑星の数々の謎を解明していく。「6年間も続けて、どっぷりとハマっている。楽曲も大好き」という天野、「昨年の春から始めて。こんなにハマったゲームは初めて」という藤本。 @@insert1  魅力は盛りだくさんなれど、これから始める人に「ぜひ体験してほしい」とオススメするのが、自分だけのキャラクターを作ることができる「キャラクタークリエイト」だ。天野は「まずキャラクターを作ることから、ゲームを進めていくんですが、自分自身の分身でもあるプレイヤーキャラクターを、“無限”といってもいいくらい細かく設定できるんです。服装はもちろん、目の大きさ、鼻の高さまで微調整できるんですよ! 私はちょっとロリっぽい、かわいらしいキャラクターを作りました。自分の髪色が明るいので、キャラクターは黒髪のロング。自分とは真反対のキャラになれるのがとても楽しいです」。  藤本も「私はゴシックっぽくて、ちょっと中二病みたいなキャラクターにするのが好きで(笑)。髪や目の色も変えてみたり、身長、筋肉なども選べますから! いつもの自分ができないことを代わりにやってもらっています。季節ごとのイベントもあるので、常に新しいアイテムが出てくるのも魅力。“新しい服を買おう”“コーディネートを一新してみよう”という感じで、オシャレも楽しめます」とキャラクター作りを楽しんでいるといい、「自分とまったく同じキャラという人には会ったことがありません」と興奮しきりだ。 @@insert2  また「ストーリーにも感動する」と天野。「自分で作ったキャラクターが主人公になって戦いに挑むので愛着も湧くし、充実感や感動度がものすごいんです」と心を震わせると、藤本も「まるで長編アニメを観ているよう!」とニッコリ。「登場人物の声を錚々たる人気声優のみなさんが演じてらっしゃるので、壮大な世界に自分が入り込んで、夢の声優陣と関わりながら、ストーリーを進めていけるんです」と目を輝かせる。  ストーリーを楽しむだけならパッケージのゲームでも楽しめるが、オンラインゲームとあって見知らぬ人と出会えるのも大きな特徴だ。  藤本が「始めたばかりの頃に、“ここに行くと、いろいろと教えてくれるよ”と話しかけてくれた方もいます」と明かすと、天野が「声をかけてみると、“私もさみしかった!”って言われることもあるよね。一緒にクエストに行くと楽しさもまた増えるので、勇気を持って話しかけてみるのもアリだと思います」とオンラインならではのつながりも堪能しているようだが、天野は「『PSO2』中に欠かせない食べ物はグミ。パッとつまめますから。昔のことですが、連続36時間やったことがあります…」と告白。藤本は「すごい!」と驚きつつ、「メガネでやりますね。ノーストレスで永遠に続けられるスタンスで(笑)」とお決まりのゲームスタイルを教えてくれた。 @@insert3  3月10日(日)から始まる「ファンタシースター感謝祭2019」については、「全国5か所で実施されるので、オンラインでフレンドになった方と、“近くの会場に一緒に行かない?”と今度はリアルでの友だちになるきっかけにもなると思います。一人で行ってたとしても“今度一緒にやりましょう”とオンライン上の仲間を増やすこともできますので、どんどん輪が広がると思います」とアピールする天野。藤本も「来てくださった方に、ゲーム内で使えるアイテムのプレゼントもあります。それを持っていると“イベント、行ったんだ!”と仲間意識も生まれると思います。間もなく『エピソード6』が実装されますが、同じスタートラインからみんなで始められるので、いまは『PSO2』の“始めどき”だと思います!」と声を弾ませていた。(取材・文:成田おり枝/写真:高野広美)

  • 映画『クロガラス』崎山つばさインタビューカット

    2.5次元俳優・崎山つばさ、目標は“大河ドラマ” 遅いデビューは「関係ない」

    映画

     ミュージカル『刀剣乱舞』の石切丸役をはじめ、2.5次元俳優として活躍中の崎山つばさが映画初主演を飾るアクションエンターテインメント『クロガラス』が、2部作として公開される。これまで柔らかなイメージの強かった崎山だが、本作では新宿歌舞伎町で解決屋を営む男を演じ、危険な魅力を振りまいている。そんな崎山が本作への挑戦について、また「遅いスタートだった」という役者業への思いなどを語った。@@cutter 映画の主演が決まったときは「うれしいの極みでした」とニッコリほほ笑む崎山。「映画出演は夢でもあり、目標でもありましたし、その真ん中に立てるということには、責任もありますけど、純粋にうれしかったですね」と続けたが、アンダーグラウンドが舞台ということで、事前の準備も多かった。  「自分の全く知らない世界ですから。ただ逆にとても興味が沸いて、研究するべきことがたくさんあると思いました。『闇金ウシジマくん』『新宿スワン』『闇金ドッグス』といった過去の作品を観て空気感や世界観を参考にしつつ、『クロガラス』はまた全く別の完全オリジナル作品なので、今回、自分はどう表現していこうかと模索していきました」。 @@insert1  主人公の黒斗はクールでミステリアスな男として登場する。崎山の印象とは異なるが、自分と重なる部分もあると話す。「黒斗が選択する手段は、非道だったりして、それを顔色も変えずに進めていきます。でも表に出さないだけで、黒斗も自分の内ではいろいろと思っていることや考えていることがある。僕も内に秘めた闘志であるとか、負けん気は強いほうです。ただそれをあまり表に出さない。だから黒斗とは、表に出る雰囲気は対極かもしれないけれど、何かを内に秘めているという部分は似ているかなと思います」。@@separator 今年30歳を迎える崎山の俳優デビューは2014年の舞台。早いとは言えないスタートだったが、役者業への思いに、その、普段内に秘めているという熱さをうかがい知ることができる。  「以前は遅いスタートであるとか、年齢を気にしていた時期もありました。でも今は、そこまでの経験やそこからの経験で、ちゃんと手にしているものがあるなら関係ないと思っているし、自分のやりたいことを見つけたなら、始めるタイミングは関係ないと思っています。ただ、セリフ1つを読み込む時間をはじめ、その役や作品のことを考えて時間を費やすことを、人と同じでやっていては、早くからやっている人やほかの人に敵わない。だから、人の倍、それ以上の努力は当然だと思っています」。 @@insert2  そんな崎山は「舞台だ映像だと決めつけずに、いろんな役に挑戦していきたい」という。「主演映画もひとつのビジョンでしたし、主演舞台というのも絶対に挑戦するべきものだと思ってきました」というビジョンは、『クロガラス』での映画初主演、4月に控える主演舞台『幕末太陽傳 外伝』と順調に叶えられている。そしてこの先の具体的な目標として「大河ドラマへも出たいです」と明言した。  そして最後にメッセージ。「これまでの僕を見てきてくださっている方には、新しさを感じてもらえると思います。僕自身も新しい自分を感じました。初めて僕を知る方には、何が正しくて何が間違っているのか、正義って何なんだろうと考えさせてくれるこの作品を楽しんでもらいたいですし、僕が成長してきた2.5次元の作品にも興味を持ってもらえたら。この作品をきっかけに、舞台と映画への相乗効果が生まれたらうれしいです」。(取材・文・写真:望月ふみ)  映画『クロガラス1』は3月9日より1週間限定レイトショー。『クロガラス2』は3月30日より1週間限定レイトショー。

  • 田畑智子、『母と惑星について、および自転する女たちの記録』インタビュー

    田畑智子、母親になって生じた変化「息子が私を成長させてくれている」

    エンタメ

     女優の田畑智子が約3年ぶりの再演となる舞台『母と惑星について、および自転する女たちの記録』(演出・栗山民也)に出演する。同作は母と三姉妹の女性4人を中心に、母と娘という関係に潜む独特の愛憎を浮かび上がらせ、悲しくも愛しい「家族」と「女たち」の「生きる」姿と形を描き出す。蓬莱竜太の手による、2016年に旧パルコ劇場の最後を飾った書き下ろし作品だ。稽古に励む田畑に話を聞いた。@@cutter 「私自身が昨年結婚(夫は俳優の岡田義徳)して子どもを産みましたので、稽古をやっていても前回とは違う気持ち。舞台上での在り方や女性としての厚みが、さまざまな人生の経験を経てちょっと変わったのではないかなとは思います」と、2度目の長女・美咲役に手応えを感じている様子の田畑。今回は芳根京子が姉妹の三女・辻シオ役で舞台初主演、母親の峰子役はキムラ緑子で、芳根ともども初めて同作に出演する。次女・優役には初演時に第24回読売演劇大賞の最優秀女優賞に輝いた鈴木杏がキャスティングされ、田畑と共に続投となる。  「台本も舞台のセットも初演と同じですが、家族が新しくなったので、いったんリセットして新たな気持ちで演じなきゃと思います。娘たちが日本を離れてイスタンブールに旅をする、そのなかで自分と向き合ったり、母親の過去と対峙したり、今後の人生について語り合ったり。劇場に入ったら、スケッチブックや絵本を開いて物語を読んでいるような感覚になるんじゃないかな、と思います」。 @@insert1  結婚と出産を経て人としての厚みが増したと語る田畑だが、演じる美咲は結婚をしない。  「結婚もしないし子どももつくらない、という美咲の気持ちは分かるんです。私も結婚前にそう思っていた時期があって。美咲は奔放な母親を見てきてしまったから結婚や出産についてあまり考えられない、漠然としちゃって現実味を感じられない。怖いし不安だし、自分が未熟だから決断できないっていう気持ちなんです。でも私としては、美咲に『やってみないと分かんないこともあるよ』って、今は言える気持ち。未熟ながら、親にならせてもらっているというか。息子が私を成長させてくれているんですね」。@@separator 田畑自身は、京都は祇園の料亭を営む家に生まれ育ち、厳しくしつけられたという。  「威厳とか伝統を受け継ぐということを幼い頃から言われて育って、長女である姉が悩んでいる姿も見てきました。私は次女なので姉と比べて楽な面はありましたが、それでも『こうしなければいけない』という教育だったので、家も祇園という町も嫌いでした。なんで私、こんなところに生まれたんだろうって」。  しかし、京都を離れて東京で一人暮らしを始めてからは、親への感謝の気持ちが芽生えてきたそうだ。  「NHKの朝ドラでシングルマザーの役をやらせてもらって、役の上とはいえ仕事をしながら子どもを育てる苦労やしんどさが感じられるようになったんです。演技でもこんなに大変なのに、実際お母さんってどれだけ大変だったんだろうと。そのとき分かったんです。生まれ育った環境とか親とかって、ずっとそこからは逃れられない、一生自分のなかに生き続けていくものなんだろうなって思います」。 @@insert2  いずれは、本作の母親役もやってみたいと意欲を見せる。  「本当は全員の役をやりたいのですが、三女役は年齢的に無理ですし(笑)。次は、何十年か後に母親役を一度やってみたいなと思っています」。  今を生きて、さまざまなことにぶち当たりながらも、一生懸命、前向きに人生を生きようとしている女性が4人。その強さや儚さを感じることのできる好舞台となりそうだ。(取材・文・写真:志和浩司)  『母と惑星について、および自転する女たちの記録』は、3月5日~26日まで東京・紀伊國屋ホールにて上演。その後4月に高知、北九州、京都、豊橋、長崎にて上演。

  • 野村周平、『僕の初恋をキミに捧ぐ』インタビュー

    野村周平、5kg落として挑んだ主役に「これで高校生役はやりきりました」

    エンタメ

     ドラマ『僕の初恋をキミに捧ぐ』(テレビ朝日系)で“20歳まで生きられない”主人公・逞を演じている野村周平。本作のために5kg体重を落とし、以前よりもすっきりとした容姿に、少し驚いた視聴者も多いのではないだろうか? 彼の中では“最後の高校生役”のつもりで挑んだ今作。その意気込みには、並々ならぬものがあったようだ。@@cutter 原作は、累計800万部を超える同名の人気少女マンガ。2009年には井上真央と岡田将生主演の実写映画化作品が大ヒットしたのも記憶に新しい。そして今作は初の実写ドラマ化ということで、放送前から注目度も高かった。  「『セカチュー』みたいな作品をやりたい、って思ってたんですよ。人との繋がりで泣いたり、感情的になる役をやりたい。誰かを思って泣きたい……と。そうしたらオファーを頂いて、言っておくものだなと(笑)。でも、立場的には逆なんですけどね。彼女ではなく、僕の方が病気だという」。  逞役のオファーを受けた理由について、野村はそう語る。心臓病を抱え、「20歳まで生きられない」と宣告されている高校生・逞と、逞を一途に思い続ける幼馴染・繭の純愛を描いたこの作品。野村は現在25歳、今回の高校生役は“最後”のつもりで引き受けたとか。  「これまで、こういう“少女マンガの王道主人公”的なのってあまりやったことなかったんですよね。『ちはやふる』とかも青春ものではありますけど、恋愛が主軸ではないし。でも多分、このままやらずにいると、38歳位になった時に『やっておけばよかった』と思うんじゃないか、と」。 @@insert2  また今回の作品を引き受けたのは、野村の言葉を借りれば「単にキュンキュンさせてるだけのドラマではない」というのも大きな理由。連続ドラマとなったことの最大のメリットは、原作に描かれた逞と繭、彼らを取り巻く周辺の人物たちのエピソードをより丁寧に描いていることだ。高校生らしい日常がきらめくほど、心臓病を患う逞自身のジレンマや、どこか持たざるを得ない諦念が視聴者に突き刺さる。“恋愛もの”や“少女マンガ”という枠を超えた、誰の人生にも普遍的に起こりうる感情が、今作では強く伝わってくる。  「単なる“キュンキュン系”のドラマだったら引き受けてないと思います。そう言う点では、今回の作品をすごくリスペクトしていて。ちゃんと病気というバックボーンがあって、役やストーリーが描かれている。だから、しっかりと体重を落として役作りをしました」。  逞役を演じるために、撮影前に5kgほど体重を落としたという。  「病気を抱えている役ですしね。実はポスター撮りのときはまだほかの撮影があったんで、役作りに入れなくて。高校生役だし、ビールっ腹じゃダメでしょ? あとイケメンにならなきゃ、と思って」。@@separator 冗談めかして笑う野村だが、その言葉の裏には確固たるプロ意識が透けて見える。しかし逆に、年齢を経ているからこその“高校生の演じ方”もあったのでは? と聞いてみたら。  「いやいや、全部作品は毎現場、毎現場“別モノ” なんで。これまでも、『前の作品の経験がほかの作品の役に立った』とかいうのはないんですよ。特に今回の作品に関しては、自分の中でも新鮮度が高いんですよね。これまでやったことのないタイプの作品でしたから」。  「これで高校生役はやりきりました」とはっきり断言するのは、いかにこの作品に真摯に挑んだかの現れだ。 @@insert1  さて、全力で高校生役を“やりきった”今、気になるのは俳優としての今後。演じたい役や作品について聞いてみると、  「……僕が似合う役がなかなかない、というのが現実だと思うんですよね。だって趣味が車とかスケボーだから。そういうの活かせるドラマないでしょ?(笑)。でも、もう25歳だし、いろいろ考えていかなくちゃいけないな、と思ってて。頭の中にいろいろ計画してることはあるんですよ。でも、それはまだ言いません!」。  しかしながら、スケートボードが2020年東京オリンピックの正式種目になった今、あながち活かせないこともないのかも……? そんなことも含め、いろいろと考えているという野村。次にどんな顔を見せてくれるのか、それもまた楽しみだ。(取材・文・写真:川口有紀)  『僕の初恋をキミに捧ぐ』最終回は、テレビ朝日系にて3月2日23時15分放送。

  • 『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』で三島弥彦を演じる生田斗真

    生田斗真、ダンスが話題も「宮藤さんとお仕事すると、必ず脱がされる」

    エンタメ

     宮藤官九郎が1964年の東京五輪実現までの「近現代」を描く、大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』。宮藤らしいユーモアに溢れたストーリーの中で、美しい裸を披露し話題を呼んでいるのが、スポーツ同好会「天狗倶楽部」の中心メンバー・三島弥彦を演じる生田斗真だ。ヒゲ姿の"痛快男子"を熱演中の生田に、中村勘九郎と共に行ったストックホルムでのロケの思い出、そして役作りについて聞いた。@@cutter 生田が演じる三島は、主人公・金栗四三の盟友で、共に日本で初めてオリンピックに参加した男として知られる。生田は、「三島さんは、かなり体の大きな方だったので、まずは説得力ある体づくりが必要でした」と役作りについて語る。  「短距離では当時、日本で一番速かった方なので、走り方のトレーニングもかなり長い期間をかけて行いました。三島さんが走っている映像というのは残っていなくて、写真が数枚あるだけなのですが…それを元に筑波大学の方が、きっとこう走っていたであろうという走り方を提示してくれたので、その走り方をトレーニングしました。タイムは測っていませんが、体感的にはかなり速く走れるようになったと感じています」。  生田、そして満島真之介、近藤公園、武井壮らが演じた「天狗倶楽部」の“天狗ダンス”も話題に。上半身裸になった三島が絶叫しながら踊り出すという、大河ドラマとは思えない高いテンションが視聴者の笑いを誘い、名シーンの一つともなっている。生田は、「宮藤さんとお仕事すると、必ず脱がされるんですよ(笑)。だから、またか!、と」と苦笑いを浮かべる。  「各方面からたくさんのお声をいただいて、すごくうれしいとは思ってます。こんな形で天狗倶楽部が話題になると思っていなかったですし…(笑)」。  とはいえ、「朝イチの撮影でやる天狗ダンスは結構大変(笑)」と本音もポロリ。「『朝なんだけどな~』なんてみんなで言いながらやっています。でも、ドラマの序盤を引っ張っていくための要素の一つでもあると思うので、突き進んで、声も枯れるほどやろうと思います」。@@separator そんな三島、そして金栗は、3月3日放送の第9回でついにストックホルムへと出発する。壮大なスケールで描かれるオリンピックの様子は、2018年8月に実際に現地でロケをして撮影された。生田は、当時のロケを「100年前に実際に使われていたスタジアムで、実際に三島さんが走ったトラックを走るというのは、何物にも代えがたい貴重な体験だった」と振り返る。この時のロケでは、中村勘九郎との仲もそれまで以上に深まったようで、「夕食を共にして、空き時間には一緒に美術館を回ったり、買い物に行ったりしました。たくさんの絆が芽生えたと思います」と楽しそうに話した。さらに、大森兵蔵役の竹野内豊も誘って遊園地に行ったというエピソードも。  「街中に遊園地が見えたんですよ。ロケが昼過ぎに終わった日があったので、金栗くん(中村)と『行く?』って話になって、試しに竹野内さんも誘ってみようかって…そうしたら、来てくれたんですよ! 金栗くんと竹野内さんに挟まれてアトラクションに乗りました(笑)。あれはストックホルムじゃなかったらできなかった経験だと思います(笑)」。  楽しそうなロケ地でのオフを聞かせてくれたが、劇中ではそんなエピソードとは打って変わって、日本人が世界に初めて戦いを挑む姿が描かれる。金栗、そして三島のオリンピックはどんな結末を迎えるのか。乞うご期待。(取材・文:嶋田真己)  大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』は、NHK総合にて毎週日曜20時放送。

  • 『映画ドラえもん のび太の月面探査記』水田わさびインタビューカット

    水田わさび、ドラえもんとの14年 年を重ねて気付いた責任の大きさ

    アニメ・コミック

     国民的アニメの映画シリーズ最新作『映画ドラえもん のび太の月面探査記』が3月1日から公開される。ドラえもんの大ファンという直木賞作家・辻村深月が脚本を担当。声を演じる水田わさびは、辻村が描く本作を「(原作者の)藤子・F・不二雄先生の要素が全て分かりやすく組み込まれている」と太鼓判を押す。水田に本作の魅力、そして声を担当して14年目を迎えたドラえもんへの思いを語ってもらった。@@cutter 月を舞台に、ドラえもんやのび太らが謎の転校生ルカや、エスパルという不思議な力を持つ子どもたちと出会い、冒険を繰り広げる本作。もともと辻村の小説を愛読していたという水田は、脚本を読んだときに「ゲストキャラの登場の仕方が新鮮だった」という。「通常だとのび太くんの部屋に何かの拍子でやってくることが多いんですが、今回はルカが転校生として学校にやってくる。辻村先生の作品は学校ものが多いので、“辻村あるある”を感じた部分です」と語る。  そんな辻村の脚本について、水田が一番強く感じたというのが「藤子先生の『映画ドラえもん』だ」ということ。「藤子先生の要素がかなり多いんです。藤子先生の作品には絶対うそのない科学の説明があるのですが、それがちゃんとあります。そして、冒険での出会い、挫折から結束し、仲間を意識して、助けて戦って、そして別れがある。藤子先生の『映画ドラえもん』の要素が、全て分かりやすく組み込まれています」と絶賛する。 @@insert1  そんな脚本を八鍬新之介監督が映像化。38歳の八鍬監督も『ドラえもん』を子どもの頃から見てきた。水田は「『映画ドラえもん』って、親子3世代が安心して見られるもので、安心の中にも“ワクワクしたアドベンチャー要素”が詰まってるんです。監督もそういった意図を汲んで演出されています」と熱弁する。  作品によっては斬新な試みもある『映画ドラえもん』。水田は「それもそれで好き」としながら、「今回の“ザ・藤子ワールド”が大好きです。小説好きな私から見ると、今作は“本を読んでる感覚と似てる”と思いました。毎年見てらっしゃる方はもちろんですけど、ご無沙汰している子どもの頃にドラえもんを見ていた大人の方にこそ見てほしい作品」 と胸を張る。@@separator 2005年に大山のぶ代からドラえもんの声を引き継いだ水田。すでに14年以上の歳月が経ち、26年務めていた大山の折り返し地点を超えた。引き継いだ当時のことを聞くと「最初は何もかも分からなさすぎて逆にプレッシャーがなかった」と意外な答えが。「『ドラえもん』って風邪を引いても休めない。年を重ねるごとに、責任の大きさに気付いてきて、今はプレッシャーがすごくて。インフルエンザの予防接種を受けたことがなかったんですけど、ここ十数年は受けてます」と笑う。 @@insert2  そんな水田にとって、ずばりドラえもんとは? 「ライフワークだと思ってやっています。正直ご先祖様や実家には悪いですけど、私にとって『映画ドラえもん』はお盆、正月より大きいことで、1年の中で中心ですね」と笑顔を見せる。  劇中では「想像力は未来だ」というドラえもんとのび太のセリフがある。「想像が無理なら妄想でもいいし、ツライことがあったらいいことを妄想することで、いい未来につながるのでは」という水田。次世代のクリエイター陣がつなぐ藤子・F・不二雄の意思が詰まった『映画ドラえもん』は、大人になった私たちが忘れがちな大事なものを思い起こさせてくれる作品なのかもしれない。(取材・文・写真:高山美穂)  『映画ドラえもん のび太の月面探査記』は3月1日より全国公開。

  • 『九月の恋と出会うまで』に出演する川口春奈&高橋一生

    高橋一生&川口春奈、初共演で「くだらない話も一緒に」

    映画

     高橋一生が初の恋愛映画主演に挑むことで話題の『九月の恋と出会うまで』。本作で、高橋が恋心を寄せる隣人女性を演じたのが、こちらは恋愛映画に多数出演している川口春奈だ。互いに映画、ドラマと出演作品が多い2人だが、共演は初となる。タイムリープにまつわる切ない恋の物語…共演した2人は互いにどんな印象を持ったのだろうか――。@@cutter 松尾由美の人気恋愛小説を映画化した本作。ちょっと不思議なマンションに引っ越してきた志織(川口)と小説家志望の平野(高橋)は“未来からの声”がきっかけで交流を深めることになる。タイムリープというミステリー要素はあるものの、2人の男女が織りなす恋の物語は非常に切ない。高橋は「まさか僕がやらせていただけるなんて…」と恋愛映画初主演の感想を述べると「これだけ王道のラブストーリーは、年齢的にもやりづらくなってくると思うので、ここでお話をいただけたことは、とてもありがたいです」と笑顔を見せる。    川口も「今の年齢でなければできないことがあると思う」と恋愛映画に対してポジティブに取り組んでいることを明かすと「高橋さんとは、一緒にお芝居してみたいと思っていた俳優さんだったので、長い時間対峙できる作品でお仕事ができたことが、とてもうれしかった」と目を輝かせる。 @@insert1   高橋との共演を望んでいたという川口。高橋に対して「すごく物静かで寡黙なイメージだった」と撮影前の印象を語るが、実際現場を共にすると「すごくお話をしてくれて、しかも聞き上手。すごくくだらない話も一緒に乗ってくださるんです」と自身が持っていたイメージとのギャップにやられたようだ。そんな川口の発言に、高橋は「単純に話をしていて楽しかったんです」と、スムーズな会話ができたのは、川口が最初からオープンマインドで接してくれたからだという。    また俳優として対峙した印象を問うと、高橋は「とても柔軟なお芝居をする方」と即答する。「芝居をする上で、自分の行動に対して迷いがあることを見せないようにしていても、見えてきてしまう人が多いのですが、川口さんは、若いのに対応力があって、迷いがないんです。とても真面目にお芝居をされるし、こちらの芝居にも真面目に返してくれる。年下ですが尊敬できる方でした」と絶賛する。 @@insert2   一方、川口は高橋に対し、「職人みたいで緻密な計算の上でお芝居をされている感じがしました」と語ると、川口が意識していない部分の動きや感情までも考えながら芝居をしていることに驚きを覚えたという。「現場での居方も、常にいろいろな人に気を配っているので、皆さん『また高橋さんと仕事がしたい』と感じるんだと思います」と演技だけではなく、現場での居住まいにも感銘を受けたようだ。@@separator 本作では“時間”が物語に大きな影響を与えるが、高橋は「最近、時間について考えることが多いんです」とつぶやくと、ギリシャ神話に登場する「クロノス」と「カイロス」の時間概念について話し出す。クロノスとは「1日は24時間」という誰にでも平等に訪れる時間。一方のカイロスは、人が体感する時間。例えば物事に熱中しているときの10分と、暇でボッとしているときの10分では、感じ方がまったく違うという相対的な時間のこと。高橋は「僕は、年々カイロス時間を意識するようになってきています。同じ24時間でも、人によってはその長さは違う。年々1日は短く感じるし、基本的には主観的な時間の流れが大切だと思っているんです」と持論を展開する。 @@insert3   そんな高橋の発言に、川口も「私も年々、1日24時間では足りないと思うようになってきているのかな」と語っていたが「でも『早く時間が過ぎて!』と思うシチュエーションもあるので、時と場合によるのかも」と思いを巡らせていた。    高橋、川口共に、山本透監督の「脚本やセットなど細部にまでこだわったモノづくりに対する姿勢」を称賛。この言葉通り、ストーリーラインの魅力だけではなく、物語に派生するさまざまなプロフェッショナルを堪能できる映画になっている。(取材・文:磯部正和 写真:高野広美)  映画『九月の恋と出会うまで』は3月1日より全国公開。

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