ライターコラム 関連記事

  • 松たか子初主演、岩井俊二監督『四月物語』より

    松たか子、ガッキーの初主演作も! 進学・就職で上京する人にお勧めの映画7選

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     進学・就職などで上京や、新生活をスタートする人が多いこの季節。期待とともに不安や心配を抱えている人も多いことだろう。今回は、上京・新生活をする人を勇気づける、あるいは自身の上京・新生活を思い起こさせるような映画をピックアップし、紹介しよう。@@cutter■ 『四月物語』(1998) 松たか子の初々しい映画初主演作 @@insert1  上京ものとして忘れてはならないのが岩井俊二監督の『四月物語』だ。松たか子を主演に迎えた本作は、上京したての女子大学生の日常を、岩井監督ならではの美しい映像で瑞々しく描いていく。本作が映画初主演の松の初々しさに、鑑賞者は上京した当時を思い出し、懐かしさを感じるだろう。初めての一人暮らしを送ることへの不安と期待がうまく表現されている1作だ。 ■ 『NANA』(2005)“こんな青春送りたかった!” 矢沢あいの人気漫画の実写化 @@insert2  矢沢あいの人気漫画を中島美嘉と宮崎あおい主演で実写化した『NANA』。どこにでもいるミーハーな女の子・小松奈々(宮崎)とバンドで有名になるという強い思いを抱いている大崎ナナ(中島)が、上京する途中の列車で出会うところから始まるこの物語。これぞ青春という空気感たっぷりに描いた本作は、「こんな青春が送りたかった!」と思う女子も多いことだろう。実は本作は、中島、宮崎だけでなく、松山ケンイチや玉山鉄二、松田龍平など、人気俳優を多数輩出している。 ■ 『恋するマドリ』(2007) 新垣結衣が映画初主演 恋に落ちる美大生を好演 @@insert3  新垣結衣が映画初主演した『恋するマドリ』。本作は、初めて一人暮らしをする美大生が、運命の出会いを重ねて成長する姿を描いたラブストーリー。フレッシュな新垣の演技は本作の設定ともぴったり。「ガッキーのような恋をしたい!」と上京に憧れを持つ人も多いのでは? 本作は『勝手にふるえてろ』で強い印象を残した大九明子監督の長編映画2作目だが、当時から監督ならではの笑いが随所に散りばめられていることも注目してご覧いただきたい。 ■ 『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018) ネット上での新たな出会い、そして別れ… @@insert4  ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』の続編で、インターネット世界での冒険を描いた『シュガー・ラッシュ:オンライン』も、新たな旅立ちを描いた作品だ。ゲーム「シュガー・ラッシュ」消滅の危機を救うため、ネットの世界に飛び出したゲームキャラクターのラルフとヴァネロペだが、新たな出会いや意見の違いから、2人はある大きな決断を下す。直接的に上京や新生活を描いた作品ではないが、彼らの旅立ちは新生活に不安を抱える人たちに勇気を与えてくれることだろう。@@separator■ 『エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に』(2016) 80年代の青春の記憶を呼び覚ます! @@insert5  上京、そして大学進学という新生活を追体験できる作品が『エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に』。舞台は1980年のテキサス。野球推薦で大学に入学した主人公の授業が始まるまでの数日間の濃密な時間を描く。寮の先輩たちとディスコで大騒ぎするなど、まさに青春という日々が映し出される。イーサン・ホーク主演の『ビフォア』シリーズで知られるリチャード・リンクレイター監督が、自身の青春を徹底的に再現。80年代に青春を謳歌した世代にとって、当時の記憶を呼び覚ます作品ともいえよう。 ■ 『シング・ストリート 未来へのうた』(2015) あの子を振り向かせるために…MTV世代直撃のバンドムービー @@insert6  ジョン・カーニー監督の半自伝的映画『シング・ストリート 未来へのうた』も新生活を思い起こさせる作品だ。舞台は1980年代のアイルランド・ダブリン。さえない日々を送る14才の少年が、一目惚れした少女を振り向かせるためにバンドを組み、音楽活動に奔走する。次第にバンドが主人公の人生を大きく揺るがすものとなり、イギリスを目指すように…。主人公が海を渡るラストは、新生活へと飛び込む者の背中を優しく押してくれる。 ■ 『ロックンロールミシン』(2002) 冴えない主人公が脱サラ 新たな世界に飛び込む! @@insert7  少し毛色は違うが、行定勲監督が池内博之、加瀬亮、りょうら出演で撮った『ロックンロールミシン』もお勧めだ。仕事も恋愛もうまくいかない日々を送る主人公が、高校の同級生と再会し、自分たちのブランドを立ち上げるために奮闘する物語。主人公の賢司(加瀬)は会社を辞め、新たな目標にまい進する。新たな生活に飛び込み、若者らしさ満開で突き進む姿はまさに青春。挫折を知らずに突っ走る彼らに、若かりし頃の自分を重ねる人も多いはず。  上京、新生活に不安は付き物。しかし、同時に大きな可能性への期待も広がる。映画の主人公たちに背中を押され、大きな一歩の活力にしてもらいたい。(文:嶋田真己)

  • この春、高校を卒業した(左から)浜辺美波、岡田結実

    浜辺美波に岡田結実も! この春高校を卒業した人気若手女優・俳優たち

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     3月は卒業の季節。今をときめく若手女優、俳優らの中にも、タレント業の傍ら高校生として勉学に励み、立派に卒業を迎えた者がいる。今回は、2019年春、めでたく高校を卒業し、今後の活躍がさらに期待できる5人の若手女優・俳優を紹介しよう。@@cutter■ 10代を代表するトップ女優 浜辺美波 @@insert1  まずは、昨年公開の映画『センセイ君主』でヒロインを演じたほか、映画化も決定したドラマ『賭ケグルイ』(MBS・TBS系)で主演を務める浜辺美波だ。東宝シンデレラオーディション ニュージェネレーション賞を受賞して2011年に芸能界入りした浜辺は、同年に女優デビュー。映画『君の膵臓を食べたい』(2017)のヒロイン役で日本アカデミー賞新人俳優賞のほか、多くの映画賞を受賞し、10代を代表するトップ女優になった。中学時代は、地元・石川県から東京に通いながら仕事と学業を両立させてきた。東京の高校を卒業した今、彼女へのオファーが高まるのは間違いないだろう。今後は菅田将暉が主演する映画『アルキメデスの大戦』(7月26日公開)、神木隆之介、中村倫也と共演する映画『屍人荘の殺人』(2019年公開予定)などが控えている。 ■ 芸能一家のサラブレッド 岡田結実 @@insert2  次に注目したいのが岡田結実だ。父親がお笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右で、母親も元お笑いタレント、兄は俳優の岡田隆之介と、芸能一家で育った彼女。1歳で子役ファッションモデルとしてデビューして以降、長らくモデルを生業としてきたが、映画『傷だらけの悪魔』(2017)で女優デビュー。2019年1月クールのドラマ『私のおじさん~WATAOJI~』(テレビ朝日系)で連ドラ初主演、バラエティ制作会社のポンコツ新人ADを体当たりで演じて好評だ。以前、クランクイン!のインタビューで「目指すはバラエティでも女優でも一線級で活躍できるバラエティ女優」と語っていた岡田。テレビ番組で父親のギャグ「閉店ガラガラ」「ワオッ!」をノリノリで披露する度胸に加え、演技もOKと、その一歩を見事踏み出せた形だ。 ■ 乃木坂ではセンターを経験、女優業も順調 与田祐希 @@insert3  アイドルグループ乃木坂46の人気メンバーの1人、与田祐希も今年高校を卒業した。2016年に3期生として乃木坂46に加入。翌2017年には18thシングル『逃げ水』で同期の大園桃子と共にセンターに選抜され、同年にはソロ写真集『日向の温度』を発売。2018年にはテレビ東京とNetflixが新設したドラマ枠“木ドラ25”第4弾『モブサイコ100』で連続ドラマに初出演を果たした。そのほか乃木坂46、欅坂46、けやき坂46(のちに日向坂46に改名)が初競演を果たす『ザンビ』プロジェクトにも参加し、アイドルのみならず女優としても需要は高まるばかりだ。@@separator■ 『龍馬伝』注目の子役もついに高校を卒業! 濱田龍臣 @@insert4  子役出身の濱田龍臣もこの春、高校卒業だ。2010年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』で坂本龍馬の幼少期を演じて注目を集めた。大きな転機は2017年、人気作家・乙一がシリーズ構成を手がけた特撮テレビシリーズ『ウルトラマンジード』(テレビ東京系)で主人公・朝倉リクに抜てきされたこと。自身がウルトラマンファンだったこともあり、演技に込めた熱い思いは幅広い世代に届き、熱烈な支持を受けた。 ■ 橋本環奈の“初恋の男性”を好演中 板垣瑞生 @@insert5  そんな濱田や、女優の橋本環奈らと現在ドラマ『1ページの恋』(AbemaTV/毎週月曜23時)で共演中の板垣瑞生も、この春高校を卒業した。板垣が注目を集めたのは、2015年の映画『ソロモンの偽証』前後編。オーディションで準主役の神原役を射止め、見事、日本映画批評家大賞の新人男優賞を受賞し、一気に名を馳せることに。以降、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』、ドラマ『精霊の守り人』(NHK総合)にシーズン2より参加。ボーカルダンスユニットM!LK(ミルク)のメンバーでもある。  学業とタレント業という2足のわらじを歩んできた5人。高校を卒業し、彼ら彼女らの今後の活躍が楽しみだ。(文:安保有希子)

  • 霜降り明星の粗品

    史上初「M-1」「R-1」2冠の粗品 “高速フリップネタ”は19歳で完成していた!

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     10日に開催された『R‐1ぐらんぷり2019』(カンテレ・フジテレビ系)で、2542人の頂点に立った霜降り明星・粗品。昨年末の『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)に続いて、史上初の2冠を達成した。しかも、両大会の史上最年少覇者と記録づくしだ。今大会で披露した2本のネタは、弱冠19歳で完成していたというから、トリプルの驚きだ。@@cutter■ 史上初の2冠も「心残り」を生んだ異例の勝利  粗品は、「R‐1」で2年連続2度目の決勝進出を果たすと、決勝1回戦Bブロックでは同じよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の大先輩・おいでやす小田と同点(6点)に並び、審査員の数で上回った者が勝ちという大会ルールにのっとり、1名の差で薄氷の勝利となった。続くファイナルステージでも、Aブロック勝者のセルライトスパ大須賀と同点(7点)。結果、審査員数が2名多く、初の栄誉をゲットした。  2007年にチュートリアル・徳井義実があと一歩まで迫りながらも達成できなかった「M‐1」との2冠だが、粗品にとって“完勝”とならなかったのは、無念の材料のようだ。審査員数が決め手となった異例の勝利に、「圧勝したほうがカッコよかった。なんか怪しいですよね。その怪しさを残してしまったのは心残り」と漏らした。しかし、ここまでの道程と「R‐1」への執念はホンモノだ。 ■ 19歳で完成していた“高速フリップ芸”  「R‐1」に焦点を絞ったのは、高校3年生のとき。霜降り明星を結成する2年前だ。翌年となる2012年、若手芸人の登竜門といえる大型特番『オールザッツ漫才2012』(毎日放送)で、まさかの初優勝。番組史上最年少記録となる弱冠19歳にして、よしもと所属前というダブルインパクトだった。このとき、司会者の笑い飯からマイクを向けられた粗品は、「今、未成年ですけど、成人したらスーツ着て、漫才をやりたいです」と願望を語っている。  今大会で披露した高速フリップネタの半分は、この『オールザッツ漫才2012』優勝時に完成していた。使用した手描きフリップ(ネタ)は、19歳のときにあまたの先輩芸人を大爆笑させたものだった。 ■ 苦杯を舐め続けたR‐1をついに制覇 それでも口にしたのは“コンビ愛”  「R‐1」は2009年の第7回大会から出場している。12年が唯一の3回戦敗退で、11年と以降の13年から17年までは、準決勝まで駒を進めている。何度も苦杯をなめてきた。事前VTRで、「R‐1でした嫌な思いは、R‐1でしか仕返しできひんと思ってる。M‐1では優勝しましたけど、R‐1の恨みは晴らせてない」と語ったのも、納得できる。  高校生のときからすでに周囲から「天才」と呼ばれ、進学した同志社大学を中退してまで、お笑い一本に絞った。ピン芸人から漫才師に転向する際、仲間の多くは反対した。それでも、漫才師という夢を選んだ。誰もが注目した相方は、同じく高校生のときからアマチュア活動をしていたせいや。    しかし2人は、「第38回ABCお笑いグランプリ」、「第7回ytv漫才新人賞」、昨年末の「M‐1」で優勝。“偉才”粗品が見定めたせいやもまた、たしかな腕の持ち主だった。優勝直後、粗品は相方と電話で話している。「『めちゃくちゃおもろかったわ』と言われました。『M‐1で優勝したときより、俺はうれしかったわ』と。そんなヤツいます? 僕も気が引き締まる。早くせいやに会いたいですね」。粗品は、美しくも熱い相方愛を口にしている。そして、深夜にツイッターを更新。「R‐1優勝しました そんな僕より間違いなく面白いのが、せいやです 霜降り明星をよろしくお願いします」。重んじたのはやはり、せいやだった。  4月から2人は拠点を大阪から東京に移す。“霜降り無双”に拍車をかかるのは、確実だ。(文:伊藤雅奈子)

  • 2019年の新成人 (左から)橋本環奈、広瀬すず、齋藤飛鳥

    広瀬すず、橋本環奈、齋藤飛鳥…2019年新成人の芸能人たち

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     今年成人を迎える人は全国で125万人(総務省統計局発表)。映画やドラマなどエンターテイメントの世界で活躍する芸能人にも新成人となる女優や俳優、アイドルたちが多数いる。本記事ではそんな2019年の新成人たちをピックアップして紹介しよう。@@cutter■広瀬すず @@insert1  まずは、昨年大みそか放送の『第69回NHK紅白歌合戦』で紅組司会という大役を務め上げた女優・広瀬すず。1998年6月19日生まれで、すでに誕生日を迎えている20歳。映画、ドラマを中心に活躍し続けている彼女、今年の注目はなんと言っても、4月から放送されるNHK連続テレビ小説『なつぞら』のヒロイン役だろう。半年間という長丁場で放送される朝ドラ。本作でさらに彼女に魅了される人たちが増えることは間違いないだろう。 ■橋本環奈 @@insert2  1999年2月3日生まれで現在19歳の橋本環奈も今年の新成人だ。昨年は、連続ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)、『FINAL CUT』(フジテレビ系)、映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』に出演し、さらには『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系/毎週木曜19時56分)の人気コーナー「ゴチになります!」といったバラエティー番組でも活躍を見せ、大きな飛躍を遂げた。今年は堤幸彦監督の映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)、や人気漫画を実写化する映画『キングダム』(4月19日公開)へ出演する。写真集『NATUREL』も2月3日に発売するなど、その勢いは止まりそうにない。 ■齋藤飛鳥 @@insert3  昨年末に「第60回レコード大賞」を受賞したアイドルグループ・乃木坂46の人気メンバー、齋藤飛鳥。1998年8月10日生まれで、グループ加入当初は中学生だった彼女も新成人。アイドルのみならず、女優業にも精力的で、昨年は映画『あの頃、君を追いかけた』ではヒロインを演じ、今月23日スタートのドラマ『ザンビ』(日本テレビ/毎週水曜24時59分)では連続ドラマ初主演を務める。乃木坂46の数多くの楽曲でセンターを担った西野七瀬が卒業し、グループの中心メンバーである彼女には、さらなる期待が寄せられることだろう。 ■中川大志 @@insert4  男性では、1998年6月14日生まれの中川大志が新成人。昨年のヒットドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)に出演し、“天馬くん”こと馳天馬役で一躍人気者となった中川。今月10日からスタートしたドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系/毎週木曜22時)に主要キャストで出演中。竹内結子演じるスキャンダルやトラブルの裏側を主戦場に活躍する異色の弁護士の下で働く、新人エリート弁護士を演じている。  そのほかにも、アイドルグループ・欅坂46の長濱ねる、女優の葵わかな、平祐奈、現在放送中のドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)に出演中の女優・福原遥も新成人だ。  新成人となり、さらにフレッシュな活躍を見せてくれるだろう彼女、彼らたちに期待しよう。

  • 『いだてん~オリムピック噺~』

    異色の近現代大河『いだてん』は宮藤官九郎ドラマの醍醐味が凝縮!  

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     1912年のストックホルムオリンピックから1964年の東京オリンピックまでの近現代を描く異色のNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(以下『いだてん』)が、6日から始まった。脚本は宮藤官九郎。2013年の連続テレビ小説『あまちゃん』をはじめ印象的な作品を執筆しているが、この大河も、そんな宮藤作品のエッセンスが詰め込まれたぜいたくな作品であることが言えそうだ。@@cutter■ 遊び心あふれる「ナレーション」  本作の特徴的の1つが、ビートたけし演じる五代目古今亭志ん生が語り手となり、明治・昭和の東京を行き来する点。第1回では、そんな志ん生の若かりし日の青年・美濃部孝蔵(森山未來)が画面に出てくると、志ん生は、「この死んだ目をした青年こそがのちの、あたくしでございます」と自虐的に“自己紹介”。一方で孝蔵も、50年後の自分に向かって「ちんたら、ちんたらしゃべりやがって」とやり返す。  こうした「ナレーション」「語り」で遊ぶ手法は、宮藤作品のファンならおなじみのアプローチだ。  例えば、日曜劇場『ごめんね青春!』(TBS系)第3話。平助(関ジャニ∞・錦戸亮)の亡き母みゆき(森下愛子)は、彼の部屋にある観音菩薩像に宿っているという設定なのだが、その菩薩が「なんかさー、ウィキペディアに観音菩薩は男だって書いてあるらしいの。ひどくない?」といきなりわれわれ視聴者に呼びかけたこともある。 ■ 時間軸を自在に操る  半世紀を股にかける『いだてん』だが、時代を行き来するのも宮藤の得意技だ。  TOKIO長瀬智也とV6岡田准一のダブル主演ドラマ『タイガー&ドラゴン』(TBS系)。落語家・どん兵衛(西田敏行)が披露する噺の途中、劇中劇のような形で落語の続きが再現される。そこは江戸時代。江戸っ子となった長瀬や岡田らがちょんまげと着物姿で噺の登場人物を演じている。同作は現代劇だが、実は徐々に、どん兵衛の話していた古典落語と巧みにリンクしていくのも絶妙である。  そのほか、『木更津キャッツアイ』(TBS系)も、物語の裏に隠されていたもう1つのストーリーを、一度映像を“巻き戻し”て見せる手法も斬新だった。ほかにも『あまちゃん』では、ヒロイン天野アキ(のん)が、母・春子(小泉今日子)の青春時代(若き日の春子は有村架純)を回想する際、80年代の母と現在の自分をシンクロさせていた。  『いだてん』は、時間軸を自在に操る達人・宮藤にとって、その本領がいかんなく発揮できる作品といえよう。 @@insert1 ■ 「仲間」の存在  『いだてん』にはさらに過去作と共通点がある。それは「仲間」の存在だ。『木更津キャッツアイ』や『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)、映画『GO』にも、主人公にはいつも仲間がいた。今回の『いだてん』も、これまでと同じく仲間が一丸となる物語であり、その規模がこれまでで最大の“国家レベル”になったのではないか。 ■ 日本と日本人の分岐点を描く  今回、宮藤は大河ドラマの執筆をオファーされた際、戦国時代にも幕末にもあまり思い入れがなく、結果、「東京」「オリンピック」に行きついたと述べている(NHKドラマ「ドラマトピックス」より)。  『あまちゃん』の舞台は、宮藤の故郷・宮城がある東北。物語の中では東日本大震災前も描かれた。ただ自身の思いとしては「震災があったから東北でやろうと思ったわけでない。表現するのによかったのが東北だった」と話しているが、いずれにしても、新幹線の開通など日本の発展を加速させた1964年の東京五輪、そして3.11という、まさに近現代の日本の分岐点となった物語を書くことになったわけである。  このように、さまざまな意味で宮藤の記念碑的作品とも言える『いだてん』。われわれも、楽しみながら並走していきたい。(文・塚田均)  本日放送の第2回「坊ちゃん」では、日本初のオリンピック選手となった金栗四三(中村勘九郎)の知られざる少年時代が描かれる。軍人に憧れ海軍兵学校を受けるも不合格になり、落ち込む四三。幼なじみのスヤ(綾瀬はるか)に励まされ、嘉納治五郎(役所広司)が校長を務める東京高等師範学校への進学を決意。運命の出会いが近づいていた…。

  • (左上から時計回りに)上白石萌歌、永野芽郁、川栄李奈、大原優乃、福原遥、今田美桜

    永野芽郁、今田美桜、川栄李奈ら『3年A組』注目の生徒役キャスト一挙紹介!

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     俳優・菅田将暉の熱演と、謎が謎を呼ぶ物語に初回から多くの視聴者が注目したドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)。緊張感ある画作りやサスペンスフルな展開もさることながら、目を奪われるのは生徒役を務める俳優たちの充実ぶり。すでに主演作のある人気者から、今後ブレイク必至の若手まで“3年A組”の注目キャストをピックアップ!@@cutter@@insert1  菅田演じる主人公の教師・柊と同様、物語を牽引するヒロイン・茅野さくらを演じるのは、2018年上半期のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で主演を務めた永野芽郁。彼女が演じるさくらは、3年A組の学級委員ではあるものの、自己主張もせず淡々と委員の仕事をこなすことから、影で“奴隷”と呼ばれているという役どころ。水泳部のエースだった女子生徒・景山澪奈(上白石萌歌)に憧れを抱いていたことから仲良くなるものの、いじめのターゲットになった澪奈と疎遠になってしまう。第1話ではさくらが、澪奈を侮辱した不良生徒に、強烈な膝蹴り(WWE所属のプロレスラー・中邑真輔の必殺技“ボマイェ”)を浴びせるという意外な一面も描かれた。 @@insert2  さくらと仲が良かったものの、自殺してしまう景山澪奈を演じているのは、2018年放送のドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)にも出演した上白石萌歌。2011年に芸能界デビューを果たした彼女は、テレビドラマや映画への出演を重ねつつ、2016年からは舞台にも進出。2018年は『続・時をかける少女』、『るろうに剣心』に出演しながら、昨年は細田守監督のアニメ『未来のミライ』で声優に挑戦するなど活動の幅を広げている。本作は彼女演じる澪奈の死の真相と、教師・柊との関係が重要なテーマに。映像や舞台で培われた演技力で、ミステリアスな少女を体現している。 @@insert3  澪奈のかつての親友・宇佐美香帆を演じるのは川栄李奈。2015年にAKB48を卒業すると、2016年のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』を皮切りに、テレビドラマへの出演が急増。さらに2017年以降は映画『亜人』『センセイ君主』などの話題作にメインキャストとして出演し、2018年には初の主演映画『恋のしずく』も公開されている。そんな川栄が演じる香帆はコミュ力高めなクラスの中心人物。澪奈がさくらに急接近したことを快く思っていないようで、今後のストーリーのキーパーソンになりそうなキャラクターだ。 @@insert4  香帆同様、クラスの中心的な女子生徒・諏訪唯月を演じるのは今田美桜。読者モデルとしても活動する唯月は、まさにクラスメートの憧れ。第1話でも、クラスを人質に取った柊に対して物怖じしない態度で“大物ぶり”を見せつけた。演じる今田も高校生のころから地元の福岡で芸能活動を開始。上京後は、2017年に月9ドラマ『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜』で高橋一生と共演し、2018年には『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』の愛莉役でブレイク。さらにCMや雑誌グラビアへの出演も多く、今年2019年はさらなる飛躍が期待されている。 @@insert5  女子生徒が存在感を発揮するクラスの中で、不良生徒として我が道を行くのが片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)演じる甲斐隼人。隼人は、圧倒的な力で生徒たちを支配していく柊に対して、正面から食ってかかる向こう見ずな男子生徒。180cmを超える長身と、ステージできたえられた身体能力が、今後劇中でどのように活かされるか注目だ。  恋愛体質な女子生徒・水越涼音を演じるのは、子役として芸能界デビューし、NHK Eテレ『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』でメインキャラクターの“まいんちゃん”役を務めた福原遥。第1話のラストでは、涼音の彼氏が柊によって刺殺されるという衝撃的な展開に。これから涼音がクラスの中でどんな立ち回りを見せてくれるのか見逃せない。  今後、物語で重要な役割を果たしそうなのが、電脳部に所属するアニメ好きの女子生徒・堀部瑠奈。演じる森七菜は、2017年に園子温監督のオリジナルドラマ『東京ヴァンパイアホテル』のヒロイン役で女優デビューを果たした新鋭。キャリアは浅いながらも映画『心が叫びたがっているんだ。』や、ドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)などの話題作で重要な役を射止めている。今年公開予定の新海誠監督最新作『天気の子』では、ヒロインの陽菜に抜てきされた。今後ブレイク必至の彼女が演じる瑠奈が抱える“ある秘密”が、今後の物語のカギになりそうだ。  曲者ぞろいの3年A組の中で、目立たぬように振る舞う辻本佑香を演じるのは、ダンス&ボーカルユニットDream5の元メンバーでもある大原優乃。2016年のグループ活動終了後は、ソロとしてモデルや舞台女優としての活動をスタート。2018年には『99.9‐刑事専門弁護士‐ SEASON II』(TBS系)に出演するなど、女優として急成長中。今回のドラマでどれだけインパクトが残せるか期待したい。(文:スズキヒロシ)

  • 2019年1月期には実力派人気女優の主演作がズラリ (左から)北川景子、常盤貴子、竹内結子、深田恭子

    <19年1月期新ドラマ>人気実力派女優の主演作が勢ぞろい ネクストブレイク若手にも注目

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     昨年を振り返ると、田中圭や中村倫也、志尊淳など、ドラマから大ブレイクを果たした俳優が多い。彼らの共通点は、イケメンであることはもちろん、確かな演技力を持っていること。ブレイク後も、ドラマ、映画に引っ張りだこなのは、その証拠ともいえよう。その反動か、2019年1月期のドラマラインナップを見ると、女優が主演する作品が多く見られる。果たして、2019年はどの作品、俳優・女優がブレイクするのか。注目作の見どころを紹介しよう。@@cutter 北川景子が主演する大ヒットシリーズ『家売るオンナ』の続編となる『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系/1月9日より毎週水曜22時)は高視聴率が期待されるドラマの一つだ。同ドラマは、テーコー不動産新宿営業所で働く営業ウーマン・三軒家万智(北川)があらゆる手段を使って家を売りまくる物語。第1シリーズは2016年7月期に放送され、平均視聴率11.6%を記録。続く、2017年5月に放送されたスペシャル版でも13.0%を獲得した。待望の続編では、仲村トオル、工藤阿須加、千葉雄大、イモトアヤコらおなじみのメンバーに加え、本作から松田翔太が万智のライバル役で出演し、物語を盛り上げる。  このほか1月期には、常盤貴子主演で、大人気の米ドラマをリメイクしたリーガルドラマ『グッドワイフ』(TBS系/1月13日より毎週日曜21時)、木村佳乃が遺産を狙う悪女を演じる『後妻業』(関西テレビ・フジテレビ系/1月22日より毎週火曜21時)、竹内結子が情報を操作し影で社会を動かす“スピン・ドクター”に扮する『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系/1月10日より毎週木曜22時)、深田恭子が永山絢斗と横浜流星、中村倫也から想いを寄せられるラブコメディー『初めて恋をした日に読む話』(TBS系/1月15日より毎週火曜22時)など、人気・実力ともに備わった女優が主演するドラマが並ぶ。@@separator 一方、菅田将暉が主演する学園ミステリードラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系/1月6日より毎週日曜22時30分※初回は22時スタート)は、菅田が初めて教師役を務めることで話題になっている。卒業まで残り10日となったある日、担任教師の柊一颯(菅田)は、生徒を前に「今から皆さんには、人質になってもらいます」と言い放つ。そして、柊は「最後の授業」として、数ヵ月前に自ら命を落とした「ある一人の生徒の死の真相」についての授業を行い…。  生徒役には、永野芽郁、GENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太、上白石萌歌、川栄李奈を始め、若手実力派がずらりと並ぶ。さらに、ネクストブレイクの期待がかかる新人俳優・女優も加わり、豪華な顔ぶれが実現。2011年放送の『高校生レストラン』(日本テレビ)が神木隆之介や川島海荷、野村周平、2012年放送の『黒の女教師』(TBS)が土屋太鳳、千葉雄大、山崎賢人を輩出したように、本作からもブレイクする俳優・女優が出るのか、注目だ。  最後に、宮藤官九郎が五輪をテーマに描いた大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK総合/1月6日より毎週日曜20時)も紹介しておこう。同作は、日本で初めてオリンピックに参加した男と日本にオリンピックを誘致した男を中心に描く作品。中村勘九郎がストックホルム五輪に出場した金栗四三を、阿部サダヲが組織委員会事務総長として東京オリンピックを成功に導いた田畑政治を務め、綾瀬はるか、生田斗真、杉咲花、永山絢斗、竹野内豊、中村獅童ら豪華キャストの共演で贈る。  果たして、2019年にブレイクをするのは誰か。また、どの作品がブームを巻き起こすのか。期待しながら放送を待ちたい。(文:嶋田真己)   ※文中視聴率は全てビデオリサーチ調べ/関東地区

  • (左から)志尊淳、山田孝之、竹野内豊、西島秀俊

    山田孝之、志尊淳、竹野内豊、嵐の二宮和也&松本潤も! 2019年の年男

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     生まれ年がその年の干支にあたる男性のことを“年男”と呼ぶ。ほかの干支よりも歳神様のご加護を多く受けることができるとの言い伝えから、年男は縁起のいいものとされている。さて、2019年は亥年。イノシシを干支に持つ年男の俳優の中から、運をも味方につけ、一層の活躍が期待される俳優をピックアップした。@@cutter■ 葛藤を抱えた役で高評価 志尊淳  今回の年男で最年少の注目株が、24歳の志尊淳だ。スーパー戦隊『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)で主人公ライトを演じ、幅広い世代で有名になった。その後も徐々に活動の場を広げ、2017年に舞台初主演。2018年には主演ドラマ『女子的生活』(NHK総合)でトランスジェンダーのヒロイン、みきを演じて、コンフィデンスアワード・ドラマ賞の主演男優賞を受賞。さらにNHK連続テレビ小説『半分、青い。』ではヒロイン鈴愛の友人でゲイのボクテ役を熱演。内面に葛藤を抱えた役を演じられる演技派としての評価を高めた。  今年は映画『フォルトゥナの瞳』、1月クールのドラマ『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系/毎週木曜21時)に出演する。振り切った役も、複雑なキャラクターも演じ分けられるとあって、2019年の志尊はさらに重宝されそうだ。 ■ 大河主演で国民的俳優へ成長 鈴木亮平  36歳組の層は厚い。なかでも、2018年の顔ともいえる鈴木亮平は、2014年のドラマ『天皇の料理番』(TBS系)で体重を20kg減量、2015年の映画『俺物語』で体重を30kg増やすなど、演じる役柄によって体格まで変化させる“カメレオン俳優”として知られている。そのカメレオンぶりをパワーアップさせたのが、初出演にして主演を務めたNHK大河ドラマ『西郷どん』だ。体重の増減は過去最大と言われ、相撲のシーンが多いことから、大学の相撲部に加わり猛練習。難しいことで知られる薩摩弁も猛特訓した結果、視聴者から絶賛されるほどに。国民的俳優へと成長した2018年だった。それを受けた今年、彼の一挙手一投足に注目が集まるのは間違いないだろう。 ■ 俳優としても確固たる地位を確立 嵐の松本潤&二宮和也  同じく36歳組が、国民的アイドル・嵐の二宮和也と松本潤。2018年は嵐がデビュー20周年を迎えたこともあって、5大ドームツアーを敢行。さらに、12月31日には“ジャニーズ カウントダウン 2018‐2019”にも出演。10年目となる『VS嵐』(フジテレビ系/毎週木曜19時)、8年目の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系/毎週土曜21時)も人気バラエティ番組として健在だ。  また、個人の活動としては、松本がドラマ『99.9 ‐刑事専門弁護士‐シーズン2』(TBS系)に主演で続投。二宮は医療ドラマ『ブラックペアン』(同系)に主演したほか、映画『検察側の罪人』で木村拓哉と初共演。同作で二宮は第43回報知映画賞助演男優賞を受賞し、演技派としての地位をより強固なものとした。次回作が待たれる。 ■ 多方面でも精力的に活動 山田孝之  そして、演技派で忘れてはならないのが、36歳組の山田孝之。主演映画『ハード・コア』『50回目のファーストキス』、主演ドラマ『dele』(テレビ朝日系)など、役者として活躍する一方、NHKの動物番組『ダーウィンが来た!』内のミニアニメコーナーでマヌルネコが営むスナックのマヌ子ママの声を担当し、ドラマ『聖☆おにいさん』では製作総指揮、自身は一切出演せずに裏方に徹した全面プロデュース映画『デイアンドナイト』が今月26日より全国公開となるなど、多方面で精力的に活動する。  また、福田雄一が脚本・演出を手がける人気ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)にゲスト出演した際は、ムロツヨシと絡み、『勇者ヨシヒコ』(テレビ東京系)シリーズファンが大興奮。愛され俳優・山田孝之の人気は2019年にどこまで高まるのか。男性にも人気がある山田だけに、期待したい。 ■ 48歳、円熟味が増してきた西島秀俊&竹野内豊  48歳の西島は昨年、映画『散り椿』『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』『人魚の眠る家』、ドラマ『マリオ〜AIのゆくえ〜』(BSプレミアム)『満願』(NHK総合)といった話題作に出演し、幅広いジャンルで渋さ全開。年明け早々には2夜連続で放送されるスペシャルドラマ『名探偵・明智小五郎』(テレビ朝日系)に私立探偵・明智役で主演が決定し、明智の相棒を演じる伊藤淳史との掛け合いが楽しみだ。  同い年の竹野内豊は、大ヒットドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)で優しい父親に扮したかと思えば、映画『孤狼の血』でヤクザの組の若頭を熱演。今年は12月公開予定の周防正行監督最新作『カツベン!(仮)』のほか、NHKの大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』に大森兵蔵役で出演する。物腰がキザな男に映る役柄だけに、そのイケメンぶりが十分に生かせそうだ。 ■ 今年は大河ドラマにも出演 ビートたけし  お笑いコンビ・ツービートでの毒舌漫才で一世を風靡し、その後も日本のバラエティ界を牽引してきたお笑い界のBIG3ビートたけしも、今年で72歳。俳優としても活躍するたけしだが、2019年には竹野内も出演する『いだてん〜東京オリムピック噺〜』で落語の神様・古今亭志ん生を演じ、高座にあがって落語を披露するとのこと。お笑い芸人と俳優の本領発揮といったところか。  ベテラン層を中心に、演技派がそろった2019年の年男俳優。楽しみな1年となりそうだ。(文:安保有希子)

  • (左から)川口春奈、土屋太鳳、川栄李奈、松岡茉優

    川口春奈、土屋太鳳、川栄李奈、松岡茉優…2019年「年女」の注目女優陣

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     その年の干支生まれの人を年女と呼び、ほかの干支生まれの人より神様のご加護を多く受けられることから、縁起がいいとされている。年齢でいうと、24歳、36歳、48歳…。より一層の活躍が期待される「年女」女優をピックアップしてみた。近年の活躍を振り返りながら、2019年の動向を探っていこう。@@cutter■ 今年は新たな一面も見られる? 川口春奈  まずは、24歳組から見ていこう。トップバッターは川口春奈だ。2009年に女優デビューして以降、2010年にはドラマ初主演、翌年には連続ドラマ『桜蘭高校ホスト部』(日本テレビ系)で初主演、2013年には『夫のカノジョ』(TBS系)でゴールデン枠の連続ドラマに初主演、2014年には初舞台で主演と、着実にキャリアを伸ばしてきた。  3月公開の映画『九月の恋と出会うまで』で川口と共にダブル主演を務める高橋一生は「お芝居のバランス感覚がとても敏感な方」と演技力を絶賛。動画配信サービスAmazonプライム・ビデオのオリジナルドラマ『しろときいろ〜ハワイと私のパンケーキ物語』の監督、本木克英も「泣くんじゃないかと思うこともあったけど泣かなかった。すごい女優」と、そのガッツを絶賛する。今年は『九月の〜』のほか、1月19日スタートの連続ドラマ『イノセンス‐冤罪弁護士‐』(日本テレビ系/毎週土曜22時)で新人弁護士役に挑戦。声を荒げることも多いキャラクターで、川口の新たな一面が見られそうだ。 ■ 主演作ラッシュで大躍進 土屋太鳳  24歳組の2人目が土屋太鳳。NHKの2015年上半期の連続テレビ小説『まれ』のオーデイションに合格してヒロイン役を射止めた演技派女優だ。2018年は映画『となりの怪物くん』『累‐かさね‐』『春待つ僕ら』、ドラマ『チア☆ダン』(TBS系)と主演作が並び、女優業以外でも『第60回輝く!日本レコード大賞』(TBS系)では司会を担当と、大躍進の1年だった。  2019年は池井戸潤原作の映画『七つの会議』(2月1日公開)への出演が決定し、春には読売テレビ開局60年スペシャルドラマ『約束のステージ〜時を駆けるふたりの歌〜』で1970年代の名曲を数多く披露する予定。この勢いは、まだまだ止まりそうもない。 ■ “元AKB48”の肩書きはもういらない 川栄李奈  3人目の24歳組は元AKB48の川栄李奈。女優業への本格的な進出はグループを卒業してからだが、すぐに引く手数多の存在に。2018年には連続ドラマ、単発ドラマ、ゲスト出演など、多くの形でドラマに携わり、主演映画『恋のしずく』を含む5本の作品に出演。啖呵(たんか)を切ったり、ブチ切れたり、感情の起伏が激しい演技に定評があり、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018で「京楽ピクチャーズ.PRESENTSニューウェーブアワード」女優部門を獲得。“元AKB48”の肩書きはもういらないだろう。  そんな彼女の2019年は、1月クールのドラマ『3年A組‐今から皆さんは、人質です‐』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)に加え、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、映画『泣くな赤鬼』が決定済み。今年も忙しい1年となりそうだ。 ■ すでに芸歴10年以上の“ベテラン” 松岡茉優  最後の24歳組が松岡茉優。8歳で芸能界入りし、11歳で映画デビューと、すでに女優歴は10年以上の、ある意味ベテランの若手女優だ。出演作『ストレイヤーズ・クロニクル』の瀬々敬久監督も「円熟の芸域に達していると言ってもよい」と松岡の演技力をべた褒めする。2018年は第71回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した『万引き家族』に出演し、多くの映画賞を受賞。2019年は舞台、石川慶監督の映画『蜂蜜と遠雷』が控える。念願の是枝監督作に出たことで自身の「チャプタ-1が終わった」と公言するだけあって、女優として大きく成長することは間違いない。  そのほか、36歳組の代表格は水川あさみ。2018年はテレビドラマを中心に活躍し、WOWOWのドラマW『ダブル・ファンタジー』に主演し、原作者の村山由佳が大絶賛。官能的なシーンにも体当たりで挑み、女優として一皮むけた感が強い。48歳組では藤原紀香。歌舞伎役者・片岡愛之助と再婚してからは、舞台を中心に活動し、2019年は新橋演舞場にて舞台公演に立つ。  若手組が熱い2019年の年女女優。彼女たちがどんな活躍をするか、注目したい。(文:安保有希子)

  • ミュージカル『刀剣乱舞』 ~真剣乱舞祭2018~ 最終公演前会見にて

    紅白で話題!刀剣男士『刀剣乱舞』ミュージカルっていったい何?

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     大みそかの『第69回紅白歌合戦』に出場し、大きな話題となった刀剣男士。刀剣を手に舞いながら歌う姿に衝撃を受け、彼らが何者なのか疑問を持った人も多いはず。そこで今回は、刀剣男士がどういった存在なのか、さらに刀剣男士が登場するミュージカル『刀剣乱舞』の魅力を紹介したい。@@cutter ミュージカル『刀剣乱舞』(通称:刀ミュ)は、大人気PCブラウザ・スマホアプリゲーム「刀剣乱舞‐ONLINE‐」が原案。同じくこのゲームを原案としたアニメ、舞台(通称:刀ステ)もそれぞれ人気で、刀剣を展示する全国の博物館などがファンで活気づくなど、コンテンツ自体のパワーも注目されている。  「刀剣男士」は、名だたる刀剣が戦士の姿となったもの。刀剣であるため、「人」ではなく「振り」と数える。刀ミュは2015年10月のトライアル公演を皮切りにシリーズを重ね、世界遺産・嚴島神社での奉納行事としての特別公演や、フランス・パリで開催された「ジャポニスム2018:響き合う魂」公式企画としての公演も大きな話題になった。NHKもそんな彼らの活躍に注目。音楽番組『シブヤノオト』には過去複数回出演、パリ公演に密着した特別番組『シブヤノオトPresents ミュージカル『刀剣乱舞』‐2.5次元から世界へ‐』も放送され、今回の紅白出場となった。  刀ミュは、刀剣男士たちが歴史の改変を目論む「歴史修正主義者」と戦う物語を主軸にしたミュージカルと、その刀剣男士たちが歌って踊り、ペンライトを持った観客を熱狂させるライブの2部構成。さらに刀剣男士が一堂に会して歌い踊る大型ライブ「真剣乱舞祭」や、ソロライブとも言える「加州清光 単騎出陣」などのライブ公演もチケット即売の人気。紅白歌合戦でも歌唱したテーマ曲の『刀剣乱舞』を初め、ミュージカルの楽曲はCDとして発売されており、毎回発売初週にオリコン上位を獲得している。  2.5次元ミュージカルでは、役者がいかにそのキャラクターを体現し、ステージ上で“生きて”みせるかが重要だが、刀ミュはキャラクター再現率の高さも魅力の1つとなっている。彼らは記者会見などでも刀剣男士としてコメントし、ファンのことも“主(あるじ)”と呼ぶ。ではここで、紅白で気になった人に向け、刀剣男子と刀剣乱舞を演じる俳優を4振り、4人ほど紹介しよう。@@separator まずは、平安時代の刀工、三条宗近作の太刀で、天下五剣のひとつ「三日月宗近」を演じる黒羽麻璃央。“2.5次元の王子様”の呼び声高く、確かな演技力、そして歌唱力で将来が期待される俳優だ。テレビや映画など映像作品への出演も積極的で、1月の新ドラマ『広告会社、男子寮のおかずくん』(テレビ神奈川ほか)では主演を務める。  また、新撰組の沖田総司が使用していたとされる打刀「加州清光」役の佐藤流司も注目の俳優。“2.5次元の顔”とも評される彼は、キャラクター再現度の高さとメークの映える美しいビジュアル、低音でよく響く声が武器。前述の「加州清光 単騎出陣」は2017年、2018年とも大盛況で、2019年には上海、バンコク、マカオを回るアジアツアーの開催も決定している。  さらに、源氏の重宝である「髭切」&「膝丸」を演じる2人も要チェック。「髭切」役の三浦宏規は、全国バレエコンクールで上位入賞の経験を持つダンサーでもあり、気高い立ち姿と踊りの美しさは圧倒的。初めてのミュージカル出演からキャリアはわずか2年半だが、2019年4月にはオーディションを経て射止めたミュージカル『レ・ミゼラブル』のマリウス役を演じることも決まっている。  そして、そんな三浦演じる「髭切」の弟である「膝丸」役を務める高野洸は、あの人気アニメ『妖怪ウォッチ』の主題歌「ようかい体操」を歌っていたDream5の元メンバー。ダンサーとしての実力とおなじみの歌唱力で、今や刀ミュに欠かせない存在になっており、2019年7月4日からは「髭切膝丸 双騎出陣2019」の上演も決定している。  ほかにも、「小狐丸」「石切丸」「岩融」「今剣」「大和守安定」「和泉守兼定」「堀川国広」「蜂須賀虎徹」「長曽袮虎徹」「にっかり青江」「千子村正」「蜻蛉切」「物吉貞宗」「陸奥守吉行」「巴形薙刀」「大倶利伽羅」…と、武蔵坊弁慶や徳川家康、新撰組、坂本龍馬ら歴史上のヒーローに縁ある刀剣や、彼らに憧れられた伝説の刀工たちの作刀が登場。  それを演じるのは北園涼、崎山つばさ、佐伯大地、大平峻也、鳥越裕貴、有澤樟太郎、阪本奨悟、高橋健介、伊万里有、荒木宏文、太田基裕、spi、横田龍儀、田村心、丘山晴己、牧島輝といずれも注目の俳優ぞろいだ。  歌舞伎や文楽などの伝統芸能とともに、日本を代表する文化として世界から注目されているミュージカル『刀剣乱舞』。紅白をきっかけにゲーム、アニメなどコンテンツとして楽しむもよし、ミュージカルや舞台を楽しむもよし。日本の文化から生まれた新たなカルチャームーブメントを受け止めよう。  「ミュージカル『刀剣乱舞』~三百年の子守唄2019~」は、1月20日~3月24日に東京・大阪・京都にて上演。

  • 2018年に来日した海外スターの過ごし方は?

    お寺、相撲観戦、ハリネズミカフェ…海外スターの日本での過ごし方を紹介

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     興収80.8億円を記録した『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を筆頭に、現在進行形で好評の『ボヘミアン・ラプソディ』『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』など、2018年もさまざまなヒット作が誕生した。作品がヒットするには、作品自体の面白さもそうだが、来日するスターの存在も欠かせない。今年はどのようなスターが来日し、分刻みのスケジュールの合間をぬって、日本で何をしていたのか。来日時のアテンドを担当する宣伝マンに聞いた。@@cutter 2018年に来日した『グレイテスト・ショーマン』のヒュー・ジャックマン、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』のクリス・プラット、『デッドプール2』のライアン・レイノルズなど、最近のスターは自分のインスタグラムに写真をアップする人が増えている。そのため、昔に比べると、スターの行動を把握しやすくなった。だが、インスタグラムやフェイスブックをやっていないスターも多い。そんな時、頼りになるのが宣伝マンだ。  まず、サービス精神旺盛だったのが、人気海外ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のデレク・モーガン役でお馴染みのシェマー・ムーア。映画『S.W.A.T』で来日した彼は、ジャパンプレミアの1日前に日本入りし、浅草寺をお参り。さらに原宿でスニーカーを物色。また、取材の際は記者と握手をし、女性記者の場合はハグも! ジャパンプレミアでは見事な腹筋も披露していた。これはかなりのサプライズだったに違いない。  同じく、原宿を満喫したのが、2度目の来日となった『ワンダー 君は太陽』のジェイコブ・トレンブレイ。彼は、「HARRY ハリネズミカフェ」や「KAWAII MONSTER CAFE」など、いろいろなカフェを巡り、「キディランド 原宿店」でお土産におもちゃを購入。ほかにも、「東京ディズニーランド」や「手裏剣道場 新宿忍者からくり屋敷」などを訪れ、浅草でおみくじを引いた際は大吉で大喜びと、子どもらしい一面も。取材時の飲み物がホットチョコレートというのも、ジェイコブのイメージにぴったりだ。  また、日本文化を満喫したのが『パディントン2』のヒュー・ボネヴィル。1月中旬に両国国技館で相撲を観戦し、目黒では茶道体験も。一方、同じ作品で来日したヒュー・グラントは滞在していたホテルからあまり出なかったそうだ。  そして、6月のフランス映画祭で『2重螺旋の恋人』をひっさげ、5年ぶりの来日を果たしたのが、フランス出身のフランソワ・オゾン監督。来日すると和食器類を買いこんで帰るほど、大の日本好きの彼は、ダイエットにもいいと、お寿司を始めとする和食に精通し、箸の使い方も完璧。取材の休憩時間にもお寿司を度々要求した。ただ、ダイエット中とのことで、シャリを残して、上の刺身部分を美味しそうに食していたとのこと。さらに気に入ったのが、「おもちのアイスが食べたい」とのリクエストで出された「雪見だいふく」。もちろん、ぺろりと平らげたそうだ。  同じくフランス出身のジャンヌ・バリバールは、全ての取材を終えて帰国する前日に築地へ。味見をしたり、買い物をしたりと、築地近辺を堪能した彼女は、来日のきっかけとなった主演作『バルバラ~セーヌの黒いバラ~』のマスコミ試写があると知り、会場にサプライズ登場してくれた。  彼ら以外も、第31回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品された『THE WHITE CROW(原題)』のレイフ・ファインズは南青山にある根津美術館で展覧会を鑑賞し、『宵闇真珠』のアンジェラ・ユンは帰国日に写真家の川島小鳥の個展へ。アーノルド・シュワルツェネッガーの息子、パトリック・シュワルツェネッガーは、ジョニー・デップやレディー・ガガ、キアヌ・リーヴスなど、来日したスターが訪れることの多い「権八」で、違うテーブルの客が誕生日を祝っているのを見て、誕生日でもないスタッフの誕生日を祝ったそうだ。  このように、日本を満喫してくれたスターたち。2019年も多くのスターが来日し、さまざまなエピソードを残すと同時に、ぜひ日本を好きになって帰国してもらいたい。誰が来るのか、今から楽しみだ。

  • 『中学聖日記』『大恋愛~僕を忘れる君と』『獣になれない私たち』『今日から俺は!!』『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』『下町ロケット』と意欲作がそろった2018年10月期

    <18年10月期ドラマ総括>『中学聖日記』『今日から俺は!!』『大恋愛』意欲作がズラリ 視聴率よりも内容重視!?

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     2018年秋クール(10~12月)は、独自の世界観を前面に押し出した内容重視の意欲作が並び、大きな話題を集めたクールだった。有村架純が主演し、教師と中学生男子の恋愛を描いた『中学聖日記』(TBS)では、有村の相手役を務めた岡田健史がブレイク。同年代から年上のお姉さんまで、女性からの熱視線を集めている。@@cutter 『中学聖日記』は、かわかみじゅんこのコミックスを原作に、婚約者がいながら10歳下の中学生の教え子に惹かれていく女教師の禁断の恋を描いた作品。有村演じる末永聖の相手役で中学生の黒岩晶を演じた岡田は、1年かけたというオーディションで選ばれ、本作で俳優デビュー。テレビ出演はもとより、演技経験もない状態から撮影をスタートした岡田が、中学生時代の晶をまっすぐでひたむきな少年として演じ、大きな話題に。ネクストブレイク俳優として、注目を集めている。  戸田恵梨香とムロツヨシが出演した『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS)も、戸田とムロの高い演技力が相まり、上質なドラマに仕上がった。同作は、若年性アルツハイマーを患った女医・北澤尚(戸田)と小説家の間宮真司(ムロ)による10年にわたる愛の奇跡を描いた純愛ラブストーリー。完全オリジナルの脚本は、“ラブストーリーの名手”と呼ばれる大石静が手がけた。戸田の高い演技力は以前から知られていたが、本作では徐々に病気が進行し、さまざまなことを忘れていくという難病を見事に体現。ムロも、いつものコメディ色を封印し、愛する人を健気に支える姿で視聴者を魅了した。  福田雄一が脚本を担当し、賀来賢人と伊藤健太郎が出演した『今日から俺は!!』(日本テレビ)も回を重ねるごとに評判を呼んだドラマだ。同ドラマは、累計発行部数4000万部超えの伝説のツッパリ漫画を原作としたコメディーで、80年代初頭のツッパリ全盛期を舞台に、やられたらどんな手を使ってもやり返す三橋(賀来)と、トンガリ頭の伊藤(伊藤)の最強コンビの活躍を描いた。昔を懐かしむ大人たちはもちろん、小学生を中心とした子どもたちにもバカ受け。最終回の放送後には、子どもたちへの影響を懸念した公式ツイッターが「暴力をふるうのがツッパリではありません」と呼びかけたことも話題となった。@@separator 一方で、視聴率で断トツトップを走ったのが米倉涼子主演の『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日)だ。  『リーガルV』は、弁護士資格を剥奪され、ドス黒い噂に包まれた元弁護士・小鳥遊翔子(米倉)が、“ワケありの弁護士やパラリーガル”を使って、大手弁護士事務所相手に“勝利を賭けた無謀な戦い”を繰り広げていくリーガルドラマ。平均視聴率15.6%を記録し、今期1位を獲得した。  米倉といえば、「私、失敗しないので」のキメゼリフで知られる『ドクターX』の印象が強いが、その後釜とも言えるドラマが本作だ。『ドクターX』の全話平均視聴率は第2シリーズで23.0%を記録していることから、今期1位をとった『リーガルV』でもその数字を大きく落としたとも考えられるが、そもそも視聴率のとれないこの時代に、15%を超えたのは成功ともいえる数字だ。これで『リーガルV』の続編が作られる可能性も出てきたため、次回、米倉がどの作品に出演するのかにも注目したい。  視聴率では『リーガルV』に敵わなかったものの、期待値、満足度ともに高かったのが『下町ロケット』(TBS)だ。同作は、池井戸潤・原作、阿部寛・主演でロケットエンジン用バルブシステム開発に力を注ぐ町工場の奮闘を描き、大きな話題を呼んだドラマの続編。前作は最終回の平均視聴率が22.3%を獲得し、2015年度放送の民放ドラマで平均視聴率1位を記録した。今作では、ロケット事業から農業へとテーマを変え、無人農業ロボットのエンジンとトランスミッション開発に乗り出した佃製作所の姿を描いている。追い詰められた弱い立場の町工場が、不屈の精神で大企業に立ち向かっていくという、わかりやすい構図、そして勧善懲悪なストーリー展開で幅広い層から人気を集めた。  主演・新垣結衣、脚本・野木亜紀子という『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)タッグが話題を呼んだ『獣になれない私たち』(日本テレビ)も期待値が高かったドラマ。仕事もでき、誰からも好かれる深海晶(新垣)と世渡り上手で女にもモテる根元恒星(松田龍平)が出会ったことから、傷つきながらも自分らしく生きるようになる姿を、野木らしいリアルなエピソード満載で描いた。残念ながら視聴率はふるわなかったものの、新垣を始め、松田や田中圭、菊地凛子、黒木華という演技派による演技合戦は見応えたっぷりだった。(文:嶋田真己) ※文中視聴率は全てビデオリサーチ調べ/関東地区

  • (上段)『義母と娘のブルース』の綾瀬はるか&佐藤健、(下段左より)『グッド・ドクター』の山崎賢人、『dele』の山田孝之&菅田将暉と、人気実力派の好演が光った

    <18年7月期ドラマ総括>綾瀬はるか&佐藤健の好演が光る!『義母と娘のブルース』が視聴率No.1

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     4月期で放送された田中圭主演の『おっさんずラブ』(テレビ朝日)の熱が冷めやらぬ7月期、頭一つ抜け出したのが、綾瀬はるか主演の『義母と娘のブルース』(TBS)だ。同作は、全話平均視聴率14.2%を獲得し、7月期ドラマの視聴率1位に輝いた。@@cutter 『義母と娘のブルース』は、娘を懸命に愛する義母と娘の愛と成長を描いたホームドラマ。前半はキャリアウーマンの亜希子(綾瀬)が、宮本良一(竹野内豊)のプロポーズを受け、8歳の娘みゆき(横溝菜帆)の義母となるまでを描き、後半ではその10年後、高校生になったみゆき(上白石萌歌)と亜希子、さらに亜希子たちと濃密に関わることになるパン屋の店長・麦田(佐藤健)の姿を綴る。  1月期では『99.9‐刑事専門弁護士‐SEASONII』、4月期では『ブラックペアン』のように、リーガルもの、医療もの、そして刑事ものが高視聴率を獲得しやすい昨今において、本作のような大きな事件もハプニングも起こらない、ほっこりとしたファミリーものが視聴率No.1を取るのは珍しい。これは、ひとえに亜希子の純粋で真っ直ぐな姿に好感を持ち、応援する視聴者が多かっただけでなく、前後編にしたことで視聴者を飽きさせなかったことがポイントだろう。  後編で亜希子が働くパン屋の店長を務めた佐藤は、本作出演と並行して、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK総合)にも出演。佐藤は、『半分、青い。』ではヒロイン・鈴愛(永野芽郁)の幼なじみで、クールで明晰な役柄を演じたが、本作ではチャラくておバカな若者役を声のトーンから表情、立ち姿まで変えて見せた。その見事な演じ分けに視聴者からは「別人かと思った」「すごい演技力」という声が相次ぎ、改めて佐藤の演技力の高さが話題となった。@@separator 演技力という点では、『グッド・ドクター』(フジテレビ)でサヴァン症候群の小児科医・新堂湊を演じた山崎賢人も注目された。山崎といえば、数々の少女漫画の実写化映画でヒロインの相手役を務めたイケメン俳優だ。王子様的役柄で人気を博したものの、ここ最近は一味違った作品にも積極的に出演している。この『グッド・ドクター』では、先天的に自閉症スペクトラム障がいながら、驚異的な記憶力を持つ医者という、複雑な役柄を好演。高い演技力を見せ、“イケメン俳優”の殻を破ることに成功した。  23時台での放送ながら、SNSを中心に高い評価を集めたのは、山田孝之と菅田将暉がダブル主演した『dele』(テレビ朝日)。ベストセラー作家の本多孝好が原案・脚本に初挑戦した完全オリジナルドラマで、クライアントの依頼を受け、死後に不都合なデジタル記録を抹消する会社を営む坂上圭司(山田)と相棒の真柴祐太郎(菅田)が依頼人の人生や死の真相を紐解いていく1話完結型の人間ドラマだ。本多と共に、直木賞作家の金城一紀をはじめ、瀧本智行、青島武、渡辺雄介、徳永富彦というそうそうたる顔ぶれが交代で脚本を担当し、時にサスペンスフルに、時にアクション映画さながらに、時に人情味たっぷりに物語を描き、極上のエンターテインメントに仕上げた。さらに、柴咲コウや橋本愛、野田洋次郎ら毎話、豪華なゲストたちの出演も話題に。放送終了後には、映画化や続編を希望する声も多数聞かれた。  このほか、7月期には、産婦人科医院を舞台に“命”について描かれた『透明なゆりかご』(NHK総合)、太平洋戦争中の広島で懸命に生きる若い夫婦を描いた『この世界の片隅に』(TBS)など、「生きる」ことを真摯に真っ直ぐに映し出した名作も多かった。(文:嶋田真己) ※文中視聴率は全てビデオリサーチ調べ/関東地区

  • 2018年話題のアニメ映画を振り返る

    『若おかみは小学生!』『コナン』…今年話題のアニメ映画を振り返る

    アニメ・コミック

     毎年、日本のアニメ映画界からは、発想や表現力の豊かさ、技術の進化を駆使した様々な作品が誕生している。2018年も世界に誇るべき名作を目にすることができたが、とりわけ「感動度ナンバーワン!」との呼び声が高かったのが、人気児童文学をもとに高坂希太郎監督がアニメ映画化した『若おかみは小学生!』だ。SNSや口コミでじわじわと評判が広がり、ロングランヒットを果たした本作の魅力を探るとともに、今年の日本のアニメ映画界を振り返ってみよう!@@cutter 『茄子 アンダルシアの夏』(03)で自転車ロードレースの迫力と人間ドラマを融合させた高坂監督が、15年ぶりに監督を務めた『若おかみは小学生!』。両親を亡くし、祖母の営む温泉旅館で若おかみ修行をすることになった小学6年生の女の子・おっこが、少しずつ成長していく姿を描く物語だ。公開直後はそれほどではなかったものの、超特大ヒットを記録した『カメラを止めるな!』のようにSNSや口コミで評判が広がり、日を追うごとに動員数が急増。鑑賞後の生の声や熱が人々の心を突き動かし、2018年を代表する1本となった。  まずすばらしいのが、ヒロイン・おっこの魅力。両親を亡くしながらも健気に日々を過ごすおっこが、いじらしくてたまらない。笑顔を作りながら必死に前に進もうとしていたおっこが、感情を爆発させるシーンは、大人でも嗚咽した人も多いことだろう。いや、大人こそ、かもしれない。絵の印象から「子供向けだろう」と避けてしまっている大人の方々には、「大切な人を亡くした経験のある、年齢を重ねた人々にこそ、観てほしい傑作」とオススメしたい。胸に響くシリアスなメッセージがありながら、決して暗いトーンで描かれていないのも、本作のチャームポイント。コミカルでテンポのよい展開の中に、しっかりと“生きていくことのすばらしさ”が込められている。おっこの声を演じた小林星蘭の演技も圧巻で、今後の活躍にも期待が高まる。  SNSなどネットでも盛り上がった作品と言えば、青山剛昌の大人気コミックを原作にした劇場版アニメシリーズの第22弾『名探偵コナン ゼロの執行人』も印象深い。興行収入は90億円を突破し、これまでのシリーズ最高記録であった『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』(17)の最終興収を上回り、6年連続で記録を更新。推理劇のおもしろさ、個性的なキャラクターの繰り広げるドラマ、ど迫力のアクションなど見どころ盛りだくさんのシリーズで、今や邦画界に欠かせない存在となっているが、『名探偵コナン ゼロの執行人』では、キーキャラクターを担った安室透の人気も興収に大きく貢献した。ミステリアスでクール、その一方で信念にかける熱さを持った安室は、とりわけ女性陣を虜にし、ネット上でも「安室を100億の男にしよう」という声がけも起こるなど、熱狂的なファンを生んでいる。来年は怪盗キッドと劇場版に初登場する京極真の対決を描く『名探偵コナン紺青の拳(フィスト)』の公開が控えており、コナン映画がさらなる高みを目指す。  そのほか、鳥山明原作の大人気アニメ『ドラゴンボール』シリーズの劇場版20作目となる記念作品『ドラゴンボール超 ブロリー』は、孫悟空を演じるレジェンド声優・野沢雅子が「今までで一番面白い!」と太鼓判を推し、大ヒットを記録。『映画ドラえもん のび太の宝島』『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』など、大人から子供まで楽しめるお馴染みのシリーズも安定した人気を見せた。  また、若い才能の登場にワクワクとさせられた、スタジオコロリドの第1回長編作品『ペンギン・ハイウェイ』。細田守監督の最新作『未来のミライ』は、「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれる第46回アニー賞にノミネートされ、世界にその名を轟かせるなど、日本のアニメの豊かさをひしひしと感じさせられた2018年。  来年も新海誠監督の最新作『天気の子』(7月19日公開)、湯浅政明監督の『きみと、波にのれたら』(6月21日公開)など注目作の公開が予定されている。ますます活気付く日本アニメ界のこれからが、楽しみで仕方ない。(文:成田おり枝)

  • 『おっさんずラブ』で田中圭が、『半分、青い。』で中村倫也が大ブレイク

    <18年4月期ドラマ総括>『おっさんずラブ』が社会現象化 田中圭&中村倫也が大ブレイク!

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     2018年の春ドラマ(4~6月)は、“大ブレイク”を連発したクールだった。言わずもがな、田中圭が主演した『おっさんずラブ』(テレビ朝日)は連日SNSをにぎわせるなど、社会現象化。田中は、大ブレイクを果たした。@@cutter 『おっさんずラブ』は、田中と吉田鋼太郎と林遣都という“おっさん”による恋愛ドラマ。まったくモテない33歳のおっさん・春田創一(田中)が、ピュアすぎる乙女心を隠し持つ上司の黒澤武蔵(吉田)と、同居中のイケメン後輩・牧凌太(林)から愛の告白をされ、驚き拒みながらも、いつしか心動かされていく。男同士の純愛を、ベタベタな恋愛ドラマに仕上げた本作は、多くの人々の心を鷲掴み。武蔵が春田を隠し撮りした写真をアップした公式インスタグラム「武蔵の部屋」は、春田の素顔が覗けるオフショットに武蔵の乙女なコメントが満載で、フォロワー数は44万人を超えるほどの人気となった。さらに、ドラマ版と同じキャストの映画の2019年夏公開も決定。ドラマ版のその後のストーリーが描かれるという。  一方で、視聴率的には、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK総合)が断トツのトップの20.3%(4~6月)を記録。同作は、脚本家・北川悦吏子のオリジナル作品で、永野芽郁演じるヒロインの鈴愛が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、一大発明を成し遂げるまでを描いた物語だ。鈴愛の幼なじみ・律役を佐藤健、律の友人・正人を中村倫也が務め、それぞれに注目を集めた(佐藤については7月期で言及)。  視聴率で、『半分、青い。』に次ぐ2位を獲得したのが、二宮和也が冷徹な天才外科医を演じた『ブラックペアン』(TBS)で14.3%。同作は、『チーム・バチスタの栄光』などで知られる海堂尊の小説『新装版 ブラックペアン1988』を原作に、嫉妬と陰謀が渦巻く大学病院で天才外科医の渡海(二宮)が不正や隠された過去を暴いていく医療エンターテインメントドラマ。権力や医学の限界に立ち向かう男の生き様を主軸に置きながらも、緊迫感ある手術室シーンは本格的で見るものを圧倒した。なんといっても、“オペ室の悪魔”と呼ばれるダークヒーローを、二宮が神がかった演技力で体現し、「二宮和也なんだけど二宮和也じゃない」「ニノの演技力に感服」と視聴者から絶賛の声が集まった。@@separator 2018年のブレイク俳優といえば、田中と並んで中村が挙げられる。その中村は『半分、青い。』と同時期に放送された、EXILE/三代目J Soul Brothersの岩田剛典が主演した『崖っぷちホテル!』(日本テレビ)にも出演。『半分、青い。』のフワフワモテ男子から一変し、同作では競艇好きなシェフをひょうひょうと演じている。さらに、「ダイワハウス」のCMでの気の弱い夫役、映画『孤狼の血』でのヤクザと、短期間のうちにタイプの違う役どころを次々に演じ分け、“カメレオン俳優”の異名も。これを機にブレイクを果たし、今やドラマに映画に舞台にCMに引っ張りだこだ。  ちなみに、紅白歌合戦に出演することで話題を集めている『刀剣男士』岩融役の佐伯大地も、『崖っぷちホテル!』に“存在感0のウエイター”服部役で出演し、いい味を出していた。  紅白といえば、同じく初出場するKing & Princeの平野紫耀が出演した『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS)も大きな注目を集めた。若手スターが集結した同作は、松本潤と井上真央出演ドラマでも知られる『花より男子』シリーズから10年後の世界で、新世代のキャラクターが繰り広げる“もうひとつの花男”。平野のほか、杉咲花、中川大志、今田美桜、飯豊まりえら、今後、さらなる活躍が期待される若手俳優・女優がずらりと並んだ。さらに、『花より男子』で道明寺司を演じた松本、花沢類を演じた小栗旬がサプライズ登場し、「10年前と変わらない」「すごい」とSNSを沸かせていた。(文:嶋田真己) ※文中視聴率は全てビデオリサーチ調べ/関東地区

  • (左より)広瀬すずの『anone』、石原さとみの『アンナチュラル』、深田恭子の『隣の家族は青く見える』など、女優陣が主演を務めた作品も話題を集めた

    <18年1月期ドラマ総括> 松本潤『99.9』と木村拓哉『BG』が視聴率争い

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     “平成最後の年末”である2018年の年の瀬。今年のテレビドラマを振り返ってみると、社会現象を巻き起こした作品や話題をさらったものも多かった。そこで、今回は1月期(2018年1~3月)から、注目を集めたドラマを振り返ってみたいと思う。@@cutter 話題作がズラリと並び、視聴率争いも激化した2018年1月期。中でも注目は、嵐の松本潤が主演した人気作の第2弾『99.9‐刑事専門弁護士‐SEASONII』(TBS)と、木村拓哉が主演した『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日)のジャニーズ視聴率対決だ。  『99.9‐刑事専門弁護士‐SEASONII』は、松本が超型破りな弁護士・深山大翔を演じ、香川照之演じる敏腕弁護士・佐田篤弘と共に、99.9%有罪と思われる事件に真実を求めて追求していくドラマ。事件の真実を執念とも言える調査で明かしていく謎解き的楽しみはさることながら、個性豊かなキャラクターとギャグをふんだんに入れた軽快な脚本が広く支持され、『相棒』を抜いて平均視聴率は17.4%で1位を獲得。優秀な弁護士ながらも、かなりの変わり者で真実のためならどこまでも突き進む深山は、松本にとって当たり役とも言える役柄となった。  一方の『BG~身辺警護人~』は、木村が『エンジン』以来13年ぶりに脚本家・井上由美子とタッグを組んだ作品。木村が、民間警備会社のボディーガードとなり、泥臭い戦いの日々をリアルに描いて好評を博した。視聴率的には『99.9』に続く15.1%となったが、江口洋介、斎藤工、菜々緒、間宮祥太朗、石田ゆり子、上川隆也と共演者も豪華で、濃密な人間ドラマをじっくりと描いたことが高視聴率につながったのだろう。  1月期にはこのほかにも、亀梨和也が初の復讐劇に挑んだ『FINAL CUT』(関西テレビ・フジテレビ)、Hey! Say! JUMPの山田涼介主演の痛快コメディー『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ)など、ジャニーズ主演作が多数放送されている。@@separator 人気脚本家による、質の高いドラマが冴えたのもこの1月期の特徴だ。広瀬すずの10代最後の主演ドラマとなった『anone』(日本テレビ)は『Mother』『Woman』で知られる坂元裕二が真実の人間愛を描いたオリジナルストーリー。「ニセモノの家族、ニセモノの人生、ニセモノの記憶…」とニセモノをキーワードに、生きる意味や大切さを重厚に描き、高い評価を得た。  また、石原さとみ主演、『逃げるは恥だが役に立つ』の野木亜紀子・脚本による『アンナチュラル』(TBS)も名作との呼び声が高い。同作は、石原演じる法医解剖医・三澄ミコトが、「不自然な死(アンナチュラル・デス)」を遂げた遺体から「死」の裏側にある謎や事件を解明していく一話完結型の法医学ミステリー。時事ネタを見事に取り込み、テンポよく、ハラハラドキドキの展開で、多くの視聴者を引きつけた。漫画の実写化や海外ドラマのリメイクなど、なんらかの原作があるドラマが多い昨今において、完全オリジナルで質の高いドラマを完成させた野木の脚本に拍手を贈りたい。ちなみに、ロングヒットを記録している米津玄師の「Lemon」は、同作のために書き下ろされた楽曲。毎話、神がかったタイミングで流れ、物語を盛り上げるのに一役も二役も買っていたことを特筆しておく。  ネットを中心に大きな反響を呼んだのは、深田恭子と松山ケンイチが主演した『隣の家族は青く見える』(フジテレビ)。奈々(深田)、大器(松山)夫婦が住む集合住宅“コーポラティブハウス”を舞台に、家族や人間関係を描いたドラマで、特に注目されたのは渉(眞島秀和)と朔(北村匠海)の同性愛カップルだ。同性愛の社会的側面に真正面から向き合い、明るく、そしてリアルな悩みを織り込みながら映し出して好感を誘った。さらに、不妊治療や子連れ再婚など、現代ならではの悩みも提示し、多くの視聴者の共感を集めた。(文:嶋田真己) ※文中視聴率は全てビデオリサーチ調べ/関東地区

  • (左から)竹内涼真、有村架純、向井理

    有村架純、竹内涼真、向井理…人気女優&俳優の“神対応”

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     いいことも悪いことも瞬く間に拡散されるSNSの時代。俳優たちも戦々恐々という状況だが、拡散されるのがポジティブな情報なら、これ以上の宣伝はない。何しろ、無料でいい噂が周知されるのだから。これからの芸能活動は、インターネットを無視できなくなってきた。そんな中でも、ファンへの対応が良い“神対応”ぶりに定評のある俳優たちをクローズアップしてみた。@@cutter■ 吉川晃司、非公開でボランティア活動 コメントでも”大人の対応”  最終回を迎えた『下町ロケット』(TBS系)では、帝国重工の財前部長役が評判の吉川晃司。ドラマでは佃製作所の佃航平(阿部寛)の熱いエンジニア魂に打たれて佃と友情のコンビを組むが、吉川本人も熱い気持ちの持ち主のようだ。2011年の東日本大震災の際も被災地に赴き、テントを張ってのボランティア活動を非公表で行っていたが、今年7月の西日本豪雨でも、現地入りしてボランティア活動に従事。今回もSNSなどで自ら発信することはなく、一切を非公開としていた。  しかし、現地での活動の様子が目撃情報とともにネット上に流出、「公表せずにボランティアに行くとは素晴らしい」と話題になった。これを受け吉川は、自身の会員制モバイルサイトで「マスコミ同伴で炊き出しするもよしじゃない? 被災地の状況を発信しながら関わるもよしじゃない? 人それぞれ思う形は違うしね」とコメントを発表。公表しつつボランティアをしている人たちにも配慮のみられる大人の対応で、大事なのは人を助ける活動をすることであって公表するか否かは本質とは無関係との考え方を伝えた。また、自分が公表しないのは、チャンスがあれば何度も足を運んで役に立ちたいので、混乱を招かないための方策だったことも明かしている。 ■ 竹内涼真は心もイケメン ファン1500人、5時間のイベントで笑顔絶やさず  同じ『下町ロケット』で佃製作所の若き技術者・立花洋介を演じた竹内涼真も、“神対応”が話題になる1人だ。一般の人たちと触れ合えるイベントが大好きと公言する竹内だが、昨年の写真集発売時には抽選に当たった1500人のファンが会場へつめかけた。これだけの人数としっかり握手を交わすのは重労働だが、竹内は一人ひとりの目を見ながら終始その場を楽しみ、握手をしていたという。  また、前年のカレンダー発売時のイベントではハグのサービスもあり、5時間という長丁場になったが、ファンを喜ばせる前に自分が本気で交流を楽しんでいることが、気持ちの伝わるポイントなのだろう。イケメンは心もイケメンということか。 ■ 向井理「立ってますね」 とっさの行動にファン感激  最近、ファンへの神対応ぶりがニュースになったのが向井理。11月に大阪で開かれた主演ドラマ『連続ドラマW パンドラIV AI戦争』(WOWOWプライム)のトークショーに登壇した向井は、河毛俊作監督と共にあいさつをすませると、MCから着席を促された。  ところが、後ろのほうの客席からは向井の姿が見えなかったらしく、つめかけたファンの落胆ぶりをいち早く察した向井は、「見えないんですよね? じゃあ、立ってますね」と、着席せずに立ったままで約30分間のトークショーに臨んだのだ。この優しさにはその場にいたファンは全員が感激した様子だったとか。 ■ 有村架純 明石家さんまも絶賛した東大生への神対応  ドラマ『中学聖日記』(TBS系)で教え子との禁断の愛に走る教師役が話題になった女優・有村架純も、“神対応”を心がけているようだ。9月17日放送の『さんまの東大方程式』(フジテレビ系)にゲスト出演した際には、東大生の無茶ぶりに笑顔で対応した。MCの明石家さんまが東大生たちとトークを繰り広げる人気番組だが、このときは東大法学部の学生が記者になって芸能人に突撃リポートする企画で、有村がターゲットに選ばれた。  ところが、この学生の空気を読まないマイペースぶりにネット上の視聴者の反応は引き気味。特技というモノマネを披露するも、さんま以下、スタジオの面々も呆れ気味に。そんな中、有村は満面の笑顔で「似てました!」とポジティブなコメントをして、学生をフォロー。気を良くした学生は、ますます暴走ぶりを発揮してしまうことになったが、終始、有村はフォローを入れる神対応で、学生も番組も支えきった。これにはMCのさんまもべた褒め、ネット上も「架純ちゃん天使!」など、有村を絶賛するコメントであふれ返っていた。(文:志和浩司)

  • (左から)キム・カーダシアン、セレーナ・ゴメス、アリアナ・グランデ

    ロナウド、インスタのフォロワーが世界で最も多いセレブ

    セレブ&ゴシップ

     日本でもアメリカでも、セレブがインスタグラムのアカウントを持つことはすでに常識。フォロワー数が人気のバロメーターになっていると言っても過言ではない。それでは、全世界で最も多くのフォロワーを抱えるセレブは誰だろうか? 今年のトップ5をご紹介しよう。なお、フォロワー数はすべて2018年12月27日現在のもの。@@cutter■ 5位:キム・カーダシアン 1億2300万人 @@insert1  5位は、ケーブルテレビ局E!のリアリティ番組『キーピング・アップ・ウィズ・カーダシアンズ』の主役的存在キム・カーダシアン。12月27日現在フォロワー数は約1億2300万人。豊満なボディを見せる写真を多く掲載し、毎日フォロワー数を増やし続けているキムは、視聴者が限定されているリアリティ番組よりインスタで人気がアップした感がある。  毎日自身がプロデュースするメイクアップブランドや番組の宣伝をしたり、夫であるラッパーのカニエ・ウエストと子どもたち、カーダシアン家の家族を登場させたりするなどし、フォロワーを飽きさせない工夫をしている。たまに自分の半裸、さらにはほぼ全裸の写真を掲載して話題になるのも、フォロワーを増やすテクニックだ。 ■ 4位:ドウェイン・ジョンソン 1億2600万人 @@insert2  4位には俳優でプロレスラーのザ・ロックことドウェイン・ジョンソンが入った。12月27日現在は約1億2600万人のフォロワーを持つ。俳優としては『ワイルド・スピード(Fast & Furious)』シリーズで一躍有名になったドウェインは、ディズニー映画『モアナと伝説の海』(2016)でその人気が子ども世代や外国にも広がった。  インスタでは映画やテレビの宣伝を欠かさず行うほか、ムキムキボディをキープするためのウェイトトレーニングの動画や写真、かわいい子どもたちの写真など、バラエティに富んだ投稿でフォロワー数を増やしている。ハリウッドの主役級アクションスターの座を不動とした彼は、今後『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017)続編や、ハワイ王国を築いたカメハメハ王を描いた『The King(原題)』など主演映画が多く予定されている。 ■ 3位:アリアナ・グランデ 1億4000万人 @@insert3  3位は、2018年多くのヒット曲に恵まれ、人気が急上昇したシンガーのアリアナ・グランデ。現在のフォロワー数は約1億4000万人。  元婚約者ピート・デヴィッドソンとの交際と別れ、元恋人マック・ミラーの死など私生活では波乱の1年だったアリアナだが、元カレたちについて歌った『サンキュー、ネクスト』が、YouTubeで公開24時間で再生回数約5500万回、発売11日でSpotifyのストリーミング1億回など数々の新記録を樹立。ビルボード誌の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれ、インスタグラムのフォロワー数も恐るべき勢いで増加しているため、来年はフォロワー数1位になる可能性がある。   ■ 2位:セレーナ・ゴメス 1億4400万人 @@insert4  2位は今まで不動の1位の座から転落したセレーナ・ゴメス。フォロワー数は約1億4400万人。2018年もチェーンスモーカーズとの『パラダイス』やゼインとの『ユー・アンド・アイ』、DJスネークやカーディ・Bとの『タキ・タキ』、そして『バック・トゥ・ユー』などの曲が大ヒットして相変わらずの大人気だ。  しかし今年はジャスティン・ビーバーとの別れ、そしてその後ジャスティンがモデルのヘイリー・ボールドウィンと結婚して精神バランスを乱したのか、療養生活に入りソーシャルメディアを含む芸能活動を一時休止中。現在はフォロワー数にほとんど変化がないため、来年の復帰が待たれる。   1位:クリスティアーノ・ロナウド 1億4900万人 @@insert5  1位はサッカーのポルトガル代表で、今年スペインの名門レアル・マドリードからイタリアの強豪ユベントスに移籍したことでも話題となったクリスティアーノ・ロナウド。フォロワー数は約1億4900万人を誇る。ロナウドはサッカー選手のため、ほかのセレブとはフォロワーの特徴が異なり、老若男女、全世界のサッカーファンの憧れの的だ。  今年は性的暴行疑惑をかけられるなど波乱もあったがファンの支持は根強く、セレーナを抜いてフォロワー数1位に輝いた。今後、事件の経緯に注目が集まっている。  なお、フォロワー数6位はキムの妹でビリオネアにあと少しで届くカイリー・ジェンナーで約1億2200万人、7位はR&B界の女王ビヨンセで約1億2100万人、8位はポップスターのテイラー・スウィフトで約1億1400万人、9位はサッカーブラジル代表のネイマールで約1億800万人、10位はジャスティン・ビーバーで1億300万人となっている。

  • 「2018年大活躍した女優」(上段左から)浜辺美波、今田美桜、松本まりか、(下段左から)広瀬アリス、杉咲花、清野菜名

    浜辺美波、今田美桜、松本まりか、広瀬アリス…2018年大活躍した女優たち

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     2018年もあとわずか。今年も数多くのドラマ、映画が私たちを楽しませてくれた。じんわりと目頭が熱くなった場面、あっとうなった驚きの展開など、さまざまなシーンが思い浮かぶ中、平成最後のこの年に大活躍、ブレイクした女優たちをクローズアップしてみたい。@@cutter■天性のヒロイン感! 浜辺美波  まずは浜辺美波。昨年、映画『君の膵臓をたべたい』でヒロインを演じ、日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ数々の新人賞に輝いた勢いそのままに、2018年を迎えた。今年はレギュラーを務めたドラマ『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)でのパティシエ・鳳来ハル役が多くの人の目にとまった。清潔感ある制服姿は、浜辺のルックスの良さを際立たせた。演技には元々定評がある上、天性のヒロイン感が“毎週会える”連ドラで本領を発揮。中村倫也との掛け合いが多かったが、共に今年大いに跳ねた2人。来年公開の映画『屍人荘の殺人』では神木隆之介を含め共演が決まっており、浜辺は女子大生探偵という役どころ。さらに飛躍するのは必至だ。 ■Yahoo!検索大賞も受賞、今田美桜  月9ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)への出演を果たした今田美桜は、今年のYahoo!検索大賞女優部門でトップに立った。昨年春ごろ“福岡で一番かわいい女の子”と紹介されて以来、潜在的な人気はあったが、今年の春ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)で原作コミックの再現率の高さが絶賛されたツインテールの真矢愛莉役が、大きなブレークポイントとなった。「#愛莉ヘア」のハッシュタグでまねる女子が続出、インスタグラムのフォロワーも急増して100万を突破した。クリっとした目が特徴の愛くるしいルックスは、本当にコミックのキャラクターが3次元に抜け出してきたようだ。ポテンシャルの高さを思うと、来年は演技の幅を広げて欲しい女優の筆頭格だ。 ■遅咲きブレイク! 松本まりか  今年のブレーク女優を語る上で絶対外せない1人が、松本まりか。年明け1月期の『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)での壊れた悪女っぷりが“あざとかわいい”と大反響を呼んだ。表面的にはストーカー的に他人の夫を奪い取ろうとする嫌われ役だが、そこに純粋な恋心を貫くしかない不器用な生き方を重ね合わせて見せ、回を追うごとに支持を得たのは女優としての力量だ。そして今年後半は『ブラックスキャンダル』(読売テレビ・日本テレビ系)で、復しゅうに駆られた女優役を熱演し、強い印象を残した。女優デビューは2000年のドラマ『六番目の小夜子』までさかのぼる。18年という長いキャリアを経て、ようやく咲いた遅咲きの花だ。@@separator■松本穂香、杉咲花、広瀬アリスも人気が上昇  ほかにも『この世界の片隅に』(TBS系)で、ヒロインすず役を務めた松本穂香は印象的だった。auのCM「意識高すぎ高杉くん」シリーズでは神木隆之介と共演。利発そうな女子高生役で人気を上昇させてきたが、『この世界の片隅に』では一転、ぽけっとしたすずのキャラクターをよくつかんでいた。  『花のち晴れ~花男 Next Season~』に主演した杉咲花は同作で人気が上昇、バラエティー番組などでも見かけるようになった。2016年度上半期のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でヒロインの妹役が当たり、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』では日本アカデミー賞をはじめ各映画賞の助演女優賞を受賞。来年は『いだてん〜東京オリムピック噺〜』で大河ドラマ初出演も決まっており、実力の高さを発揮してくれそうだ。  広瀬アリスも、途切れない活躍ぶりで2018年を駆け抜けた1人。2017年度下半期のNHK連続テレビ小説『わろてんか』から『正義のセ』(日本テレビ系)、『ハラスメントゲーム』(テレビ東京系)と出演。映画でも『旅猫リポート』をはじめ順調にキャリアを重ねている。妹すずとはまた異なる、きれいなお姉さん的雰囲気で独自の存在感を放ち始めている。 ■『今日俺』清野菜名、『けもなれ』伊藤沙莉も  『半分、青い。』で脚光を浴びる存在になった清野菜名も見逃せない。おとなしげなルックスに似合う静かなブレークを果たした印象だが、『今日から俺は!!』(日本テレビ系)では一転、橋本環奈らと80年代風味のヤンキー少女を演じ、派手なアクションが注目を集めた。高校時代にアクション養成所に通った筋金入り、かなり振り幅の広い女優になりそうだ。  ドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)で、ヒロイン晶の同僚役・夢子を演じた伊藤沙莉は、主演タイプではないものの、今年は『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)、『いつまでも白い羽根』(東海テレビ・フジテレビ系)、『この世界の片隅に』、『恋のツキ』(テレビ東京系)、 そして“けもなれ”と、子役時代から培った実力で助演女優としての評価を高めた。来年はぜひ、主演作も見てみたい。  『わろてんか』でヒロインを務めたほか、4月期のドラマ『ブラックペアン』(TBS系)では新人看護師役を好演した葵わかな、同じく『ブラックペアン』でのクールな主任看護師役が人気を高めた趣里なども強い印象を残した。  冒頭の浜辺をはじめ、長年の演技経験が実を結んだ女優の活躍が目立った2018年。来年はまた、どんな女優たちと出会えるだろうか。(文:志和浩司)

  • 「2018年大活躍した俳優」

    田中圭、平野紫耀、中村倫也、志尊淳、岡田健史…2018年大活躍した俳優たち

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     2018年も、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』や社会的ブームを巻き起こした『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)など、多くの話題作が生まれた。今回は、それらヒット作で存在感を発揮し、大ブレイクを果たした、注目の俳優6人を紹介しよう。@@cutter まずは、『半分、青い。』で、永野芽郁が演じたヒロイン鈴愛の良き理解者であるボクテを演じ、注目を集めた志尊淳を挙げたい。志尊といえば、『烈車戦隊トッキュウジャー』(テレビ朝日系)の主演・ライト(鈴樹来斗)役で知られる俳優だ。以降、多数のドラマ、映画に出演。着実に実力をつけ、今年はドラマ10『女子的生活』(NHK総合)でのトランスジェンダーの主人公役や、ドラマ『トドメの接吻』(日本テレビ系)で山崎賢人演じる主人公に恋するホスト役という、難しい役どころをたしかな演技力で演じきって話題を呼んだ。『女子的生活』では、雑誌「コンフィデンス」が主催する第11回コンフィデンスアワード・ドラマ賞主演男優賞を受賞。  さらに、弱小バスケチームの成長と奇跡を描いた青春映画『走れ!T校バスケット部』で主演を務めるなど、映画作品での活躍も目覚ましい。来年2019年には、ドラマ『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系/毎週木曜21時)、作家の百田尚樹の小説を原作とした映画『フォルトゥナの瞳』の公開も控えており、さらなる活躍が期待される。  次に挙げたいブレイク俳優は、5月にシングル『シンデレラガール』で鮮烈なデビューを果たしたアイドルユニットKing & Princeの平野紫耀。同曲は、CDの売れないこの時代に初週売り上げで57万枚超を記録し、続く2ndシングル『Memorial』も40万枚超と大ヒット。デビュー1年目にして紅白歌合戦出場も決定している。そんな平野だが、CDデビュー前に映画『honey』で主演を務め、4月期のドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)でも主人公の相手役・神楽木晴役を印象深く演じ、俳優としての顔も確立している。一方で、バラエティー番組に出演すれば、「イケメンなのに天然な発言」が女子のハートをつかんでいる。アイドルとしての活動はもとより、俳優、さらにはバラエティー番組での活躍も楽しみな1人である。  ドS夫からマシュマロ男子、競艇好きのシェフ、ヤクザとまさに変幻自在な演技で、“カメレオン俳優”とも呼ばれついに大ブレイクを果たしたのが中村倫也だ。中村は、2005年に映画『七人の弔』で俳優デビューした、芸歴13年を数える中堅どころでもある。これまでも数々の映画、ドラマ、舞台に出演していたが、今年になって同時期にドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)、志尊と同じく『半分、青い。』、ドラマ『崖っぷちホテル!』(日本テレビ系)、映画『孤狼の血』と立て続けに出演し、そのあまりの変貌ぶりが話題に。自然体で人懐っこい素顔も相まって、一躍時の人となった。2019年も映画・ドラマ・舞台と、出演作が目白押し。破竹の勢いはまだまだ止まりそうもない。@@separator すでに数年前より俳優として高い評価を得ていたものの、今年、さらにファン層を拡大した俳優もいる。まずは、ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で社会現象を巻き起こした田中圭だ。同作ではダメダメなのにかわいらしくて愛しい、愛されキャラ春田を演じ、大ブームを巻き起こした。そんな田中は、今年度は計4作のドラマにレギュラー出演。出演映画も『スマホを落としただけなのに』など3作が公開されている。  さらにもう1人、石原さとみが主演したドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の中堂系役で再注目された井浦新も忘れてはならない。その後もドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)、映画『菊とギロチン』『止められるか、俺たちを』など引っ張りだこの様子。2019年も映画・ドラマに欠かせない俳優となりそうだ。  最後に、平野と同じ「2018年デビュー」で忘れてはいけないのが岡田健史だ。今年デビューした現在19歳。その後、初めて演技をしたドラマ『中学聖日記』(TBS系/毎週火曜22時)で現在大ブレイク中だ。本作は、有村架純が主演を務める教師と教え子の中学生男子の切ない恋を描いた物語だが、岡田はこの作品で純粋で、まっすぐで熱い10代の男子を熱演。世の女性の心を鷲づかみにした。2019年の活躍が最も期待される俳優の1人といえよう。

  • 霜降り明星(左からせいや・粗品)

    霜降り明星、最年少M‐1王者は10代で漫才を披露していた“異端児”

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     2日に行なわれた漫才日本一決定戦『M‐1グランプリ2018』(ABCテレビ・テレビ朝日系)を制したのは、26歳のボケ担当のせいやと25歳のツッコミ担当の粗品からなる20代のコンビ霜降り明星だ。2人は共に小学生、高校生という10代の頃から人前で漫才を披露していたという。@@cutter エントリー既定が結成15年以内の本大会。後藤淳平・福徳秀介からなるお笑いコンビ・ジャルジャルは、今年がラストチャンス。最終決戦まで進出し、優勝にあと一歩のところまで迫ったが、3位という結果で自身のM‐1での戦いに幕を下ろした。さらに昨年の準優勝で、今年も優勝候補筆頭に挙げられていた水田信二・川西賢志郎からなるお笑いコンビ和牛は、最終決戦で審査員7人から3票を獲得し、あと1票入れば優勝というところまで迫ったが、3年連続準優勝という結果に。  ほかにも、よしもと芸人以外で唯一の決勝進出を果たし、完全アウェイの中で輝きを放ったトム・ブラウン(布川ひろき・みちお)、同日行われた敗者復活戦からはい上がった兄弟漫才師・ミキ(昴生・亜生)が4位に食い込むなど、笑いと涙、感動と奇跡がふんだんに詰まっていた今大会。そんななか、最後に歓喜を浴びたのは、審査員のナイツ塙宣之から「よしもとの宝」と絶賛され、同じく審査員のダウンタウン松本人志に「(優勝)トロフィーのシルエットが2人のまんま」と言わしめた20代の2人だった。  よしもと芸人は、NSC(吉本運営のタレント養成所)卒業からプロに転向する者が大半だが霜降り明星はNSC卒ではない。お笑いの会場で出会い、2013年にコンビを組んだ異端児だ。  せいやは、幼少期からの漫才好きで、小学6年生のときに同級生の当時の相方とNHKで漫才を初披露している。この番組で司会を務めていた陣内智則から、「おまえら、ビッキーズ(木部信彦と須知裕雅からなるお笑いコンビ。2007年解散)よりオモロイで」と声をかけられたほど、腕は確かだった。@@separator 対する粗品は、高校生のときにアマチュア芸人として始動。「高校生お笑いNo.1」を決めるイベント「ハイスクールマンザイ2009」で決勝戦に進出し、才能を開花させた。その後、関西の名門・同志社大学を中退してまで芸の道にまい進する。  ピン芸人日本一決定戦『R‐1ぐらんぷり』では、6度も準決勝戦まで進んでおり、今年の大会でようやく決勝戦の舞台に立てた。その夢舞台に、敗者復活ステージから勝ちあがってきたのは、なんと相方のせいや。2人は優勝こそ逃したが、大会史上初となるコンビそろってファイナリストという快挙を成し遂げた(同じグループから2人の決勝進出者が出るのは、2004年大会に5人組お笑いユニットのザ・プラン9からヤナギブソンと浅越ゴエが進出して以来14年ぶり)。その年の終わりを第14代M‐1王者という偉業で締めくくり、霜降り明星はデビュー6年目にして跳躍のときを迎えた。  なお、せいやは今春、女性ピン芸人・ゆりやんレトリィバァから本気の求愛を受けている。ゆりあんといえば、今月10日に開催される『女芸人No.1決定戦 THE W』ファイナリストで、昨年大会の初代女王。せいやには、交際1ヵ月となる外科医の本命彼女がいるため、この先もゆりあんと男女の関係に発展する可能性は今のところゼロだが、クイーンの男を見る目は本物だったようだ。  そんなせいやは現在、芸人5人でルームシェア中。リビングルームのおよそ1畳が彼のスペースで、支払う家賃は1万円とのこと。在学していた近畿大学の奨学金400万円を返済中だ。粗品も同じく借金を抱える身。今回の優勝賞金で、一括返済の夢が現実のものとなった。  今年、R‐1決勝の舞台にそろって立ったことで話題をさらい、M‐1では約4000組の漫才師の頂点に立った2人。平成最後のミラクルボーイ・霜降り明星が2019年の漫才界を席巻する。(文:伊藤雅奈子)

  • (左から)佐々木希、橋本環奈、吉岡里帆

    橋本環奈、佐々木希、吉岡里帆ら“日本三大美人”女優たちの活躍ぶり

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     俗に日本三大美人といわれるのが、秋田美人、京美人、博多美人。いずれも日本海側で、その類の資料をひもとくと、良質な水や日当たりが美白に影響しているとか、それらしき根拠めいたものが書かれていたりもするのだが、日本三大美人が本当なら美人女優の産地になっていてもおかしくないはず。果たして現在、芸能界で日本三大美人は活躍しているのだろうか?@@cutter■秋田美人の佐々木希 加藤夏希&生駒里奈は同じ市生まれ  秋田美人といえば、まずは佐々木希か。秋田市の出身で、過去、自身のブログでも触れているが、秋田駅近くのファッション店「流行屋(はやりや)」でショップ店員をしていた。そしてまさにそのとき「週刊ヤングジャンプ」(集英社)のスタッフに見いだされ、その後、集英社主催の「第2回プリンセスPINKYオーディション」でグランプリに輝き、一躍トップモデルに。当初はモデル活動中心だったが、映画『天使の恋』(2009)で映画初主演してからは女優としても活動の幅を広げた。私生活の方も昨年、お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建と結婚、今年9月には第1子となる男児を出産と、公私ともに充実している。  そしてロングの黒髪と白い美肌がトレードマークの壇蜜。幼少期には東京へ引っ越したものの、生まれは秋田県の東南部に位置する横手市だ。「あきたこまち」のCMでは秋田美人として起用され、妖艶な天女姿などを見せて話題になった。  加藤夏希は、秋田県の南部にあって日本海に面する由利本荘(ゆりほんじょう)市の出身。2013年に、佐々木希と共に秋田県の認知度向上とイメージアップを図る「あきた美の国大使」に委嘱されている。端整な顔立ちは、秋田美人と言われれば納得がいく。  加藤と同じ由利本荘市の出身者に、今年、乃木坂46を卒業した生駒里奈がいる。ドラマ『星屑リベンジャーズ』(AbemaTV・メ~テレ共同制作)にレギュラー出演のほか、ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の第5話、『ルームロンダリング』(MBS/毎週日曜24時50分、TBS/毎週火曜25時28分)の第3・4話に出演するなど、今後、女優としての活躍が見込まれる。 ■吉岡里帆にAKB48総監督・横山由依…京美人は芯が強い?  次に、はんなり美人ともいわれる古都・京都の京美人はどうだろう。上品で落ち着いていながら、華やかで明るい。現在芸能界で活躍の目立つ京美人といえば、吉岡里帆が筆頭にあげられるだろう。  吉岡はなかなかの苦労人だ。京都市は右京区、映画撮影所もある太秦の出身で、幼い頃からさまざまな芸能文化に囲まれて育ったという。高校3年生のとき映画『天地明察』にエキストラ出演、その後、芝居に目覚めて俳優養成所に通った。大学時代には学生演劇や学生映画に出演、京都に在住しながら東京の養成所に通う努力を続けた。過去、各メディアのインタビューなどで下積みを振り返っているが、京都と東京間の交通費はアルバイトをいくつも掛け持ちして捻出したという。  2012年には現在の所属事務所に入り、それが今日の活躍につながっていく。2015年のNHK朝ドラ『あさが来た』のヒロインオーディションでは最終選考まで残ったが落選、しかしながらヒロインの親友役で出演するチャンスをつかみ、知名度をあげた。今年は『きみが心に棲みついた』(TBS系)、『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)と2本のドラマに主演と絶好調だ。  また、肩書は女優ではなくアイドルとなるが、京都府木津川市の出身で、現在AKB48グループ2代目総監督を務める横山由依は、ドラマ『豆腐プロレス』(テレビ朝日系)では過酷なトレーニングを経て女子プロレスラー役に挑戦するなど、将来グループを卒業したら女優活動が期待される1人だ。前述の吉岡同様、候補生時代は高校の放課後にアルバイトを掛け持ちして費用を捻出、週末ごと夜行バスで東京に向かってレッスンを受けるという日々を経験している。京美人は、かなり芯がしっかりしているのかもしれない。  もはやベテラン、大女優の域に達したが寺島しのぶも京都出身であり、古くは森光子も。吉岡ら若手も偉大な先輩たちが歩んだ大女優への道を進むことができるだろうか。@@separator■橋本環奈、今田美桜…層が厚い博多美人  博多美人も数多いが、今旬の女優としては橋本環奈、今田美桜があげられるのではないか。  地元・福岡のアイドルグループ在籍時代にインターネットで「奇跡の1枚」と言われたファン撮影の写真が拡散、“1000年に1人の逸材”としてブレークした橋本。センセーショナルなデビューを飾ったが、近年、映画『セーラー服と機関銃‐卒業‐』(2016)に主演するなど女優業を本格化し、東京へ転居。今年も1月クールのドラマ『FINAL CUT』(フジテレビ系)、そして現在放送中でヒロイン役を務める 『今日から俺は!!』(日本テレビ系/毎週日曜22時30分)、さらに映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の神楽役など出演作が途切れない。最近、初の学園祭出演として予定された立教大学の学園祭イベントが、観客殺到のため安全が確保されないとして開催中止となったことがニュースになったほど、人気もついてきているようだ。  今田美桜は、パッチリとした目が愛くるしいルックスで、“福岡で1番かわいい女の子”として紹介されている。放送中のドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系/毎週月曜21時)では、中島裕翔演じる天才フリーターに恋心を抱く幼なじみ役を好演。今年春のドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)で演じた真矢愛莉役をきっかけにブレークし、注目を集めている。11月に発売したファースト写真集『生命力』は11月12日付のオリコン週間BOOKランキングのジャンル別「写真集」で初登場1位を獲得するなど、この風向きは本物だ。来年はさらなる活躍を見ることができるだろう。  今年は『シグナル 長期未解決事件捜査班』(フジテレビ系)での刑事役が光った吉瀬美智子や、『モンテ・クリスト伯 ‐華麗なる復讐‐』(同系)でディーン・フジオカの相手役ヒロインを好演した山本美月、そして2話だけだが『宮本から君へ』(テレビ東京系)でしっかり存在感を見せつけた蒼井優なども福岡県出身だ。博多美人は層が厚い。  こうしてみると、日本三大美人は芸能界でも確かに活躍しているようだ。もちろん美人はほかの土地にもいるわけなのだが、多少のこじつけはあっても、出身地によって分類してみるとその女優が生まれ育った土地柄などの情報を知ることもできてなかなか面白い。果たしてあなたが推している女優は、どこの出身だろうか。(文:志和浩司)

  • 『souvenir the movie 〜 Mariya Takeuchi Theater Live〜』場面写真

    竹内まりや、デビュー40周年 その魅力が未だ色あせないワケ

    映画

     本日、デビュー40周年を迎えた竹内まりや。そのライブのベストシーンを集めた映画『souvenir the movie~Mariya Takeuchi Theater Live~』が、2週間限定で公開中だ。40年という年月を念頭に置いてこの映画を観ると、デビュー当時からほぼ変わらないと彼女の美しい佇まいと声に、あらためて驚きを覚える人も多いのではないか。@@cutter 竹内まりやはとても“特殊”なアーティストだ。現在63歳。これだけ長いキャリアと数多のヒット曲を持ち、今も第一線で活躍するアーティストには、中島みゆき(66歳)や松任谷由実(64歳)らも思い浮かぶが、ここまでライブ活動が少ないまま現役感を失わないアーティストは類を見ない。  本作は、ライブ盤も発売されている『TOKYO FM/fm osaka 開局30周年記念コンサート』(2000年)、『souvenir again』(2010年)、『souvenir2014』(2014年)の3本のライブからベストシーンを集め、撮り下ろしのインタビュー映像を混じえて再構成している。実は竹内が2000年以降、公式に行った単独ライブ&ツアーはこれらのみ。そもそも2000年のライブの時点で“18年ぶりのライブ”だったという。  1978年11月25日に「戻っておいで・私の時間」でデビューした竹内は、当時23歳、まだ現役の慶応大学生だった。翌年、「SEPTEMBER」で日本レコード大賞新人賞を受賞し、順調な滑り出しを見せる。しかし1982年、アレンジャーとして関わっていた山下達郎と結婚。これを機に、テレビ出演やライブツアーなど、一般的な“アーティスト活動”のサイクルからは身を引いてしまう(ちなみに今回の映画では、彼女のデビュー当時の映像もちらりと拝見することができる)。  以降、作家として「けんかをやめて」(河合奈保子)「元気をだして」(薬師丸ひろ子)、「色・ホワイトブレンド」(中山美穂)を手掛け、後にセルフカバー。また自身でも「シングル・アゲイン」、「告白」、「純愛ラプソディ」などヒット曲を出してきたが、“シンガーソングライター主婦”を自称するように、その活動はあくまで家庭が優先。その合間を縫って作品作りをしているため、「なかなかそこまで手が回らない」とライブ活動が少ない理由を語っている。@@separator 浮き沈みの激しいこの音楽業界の中、40年も第一線で活動してきた彼女の特殊さをもう1つ挙げるとしたら、色褪せることのない楽曲だろう。2、30年前のナンバーでも、中で歌われている心情がありありと目の前に浮かんでくるほどリアルだ。それは、彼女の描く歌詞世界が“世相や流行を描いたものが少ない”からではないか。  そこには、今流行りのスポットやガジェット、レジャーはほとんど登場しない。固有名詞を多用することで時代性を反映し、多くの人の共感と支持を得た松任谷とは対照的に、聴いていて“今の時代”を感じることは少ない。だが、人間のコアな心情をシンプルに描いた彼女の歌からは、どの時代も共有できる“私=主人公”が浮かび上がってくる。  許されない恋をしている私、駅で昔の恋人を見かけてふと心を揺らす私、長い結婚生活で恋心も忘れてしまったけれどパートナーを大切に思う私…彼女の曲に描かれた感情はどれもリアルで、普遍的。だからこそ何十年たっても聞く人の心を揺さぶるのではないだろうか。  音楽の楽しみ方は人それぞれだが、ライブでしか得られないものがあるということを、この映画を観るとしみじみ実感する。ライブで歌う竹内の姿はとても楽しそうで、とてもチャーミングだ。貴重な山下とのデュエットシーンも収録されており、前出の“プロデューサーであり夫婦”という2人の関係性も垣間見える。ライブ活動の少ない竹内だからこそ、音源とはまた違った彼女の魅力を知ることができる貴重な機会と言えるだろう。(文:川口有紀)  映画『souvenir the movie~Mariya Takeuchi Theater Live~』は12月7日まで、2週間限定公開中。

  • 『獣になれない私たち』トークイベント&完成披露試写会に登場した新垣結衣

    『獣になれない私たち』 新垣結衣がメンタル崩壊? シュールな演出で巧みに表現

    エンタメ

     女優の新垣結衣と俳優の松田龍平が主演を務めるドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系/毎週水曜22時)。2016年放送のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』に続く、人気脚本家・野木亜紀子とのタッグが話題の本作だが、第5話では、新垣演じるヒロインのメンタル崩壊を予感させるシーンが描かれた。見る者の目を奪ったシュールな演出に迫りたい。@@cutter 第5話。晶(新垣)は京谷(田中圭)の元カノ・朱里(黒木華)と対面。冷静な晶は、感情的になる朱里を見て、自分との違いを改めて突きつけられる。朱里と対面しても事態の進展が見込めない晶は今まで以上に仕事に没頭。九十九(山内圭哉)はご機嫌だが、松任谷(伊藤沙莉)は晶の微妙な危うさに気づいてしまう…。  これまで晶は、会社に対して業務の改善を打診してきたが、第5話では一転、嫌な顔一つせずに社長の九十九や、新人営業・上野(犬飼貴丈)の代理を淡々とこなしていく。仕事中、晶は童謡『幸せなら手をたたこう』を鼻歌で奏で続けるのだが「幸せなら手をたたこう〜♪」のメロディーに合わせて、画面には暗闇の中で手拍子を“パンパン”と打ち鳴らす手をアップで捉えた映像、音声は晶の鼻歌に、乾いた手拍子の音がかぶさっていく。童謡の牧歌的なメロディーと、乾いた手拍子、さらに暗闇で手拍子を打ち鳴らす謎の手の映像という不思議な組み合わせが、晶の心を覆う寂寥(せきりょう)と諦念を見事に表現している。  ちなみに第5話の演出は、テレビドラマ演出や映画監督で知られる水田伸生。1981年に日本テレビに入社した水田は、90年代には明石家さんま主演のラブコメディー『恋も2度目なら』(1995)、『恋のバカンス』(1997)を演出。さらに2000年代以降は社会派ヒューマンドラマ『Mother』(2010)やシングルマザーを主人公にした『Woman』(2013)を手掛けるなど、硬軟自在な演出で数々の名作・話題作に携わっている。2018年1月期に放送された広瀬すず主演作『anone』も水田による演出だ。  脚本家はもちろんのこと、演出家も“間違いない”盤石な座組と言える本作。ドラマは後半に向けて、さらに一筋縄ではいかない展開が待ち構えていそう。波乱の物語を、今後どんな映像で見せてくれるのか目が離せない。(文:スズキヒロシ)

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