のん、『この世界の片隅に』は“特別な”出会い 「一生残っていく作品」

『この世界の片隅に』主人公・すずを演じたのんにインタビュー

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 ロングラン大ヒットとなったアニメーション映画『この世界の片隅に』が、いよいよBlu‐ray&DVDとなって登場する。クラウドファンディングで資金を集めるなど、「この映画を作りたい」「この映画を観たい」というたくさんの願いに包まれて完成した本作。アニメ映画初主演を果たした女優・のんにとっても宝物のような作品になったようで、改めて本作への思いを聞くと、「これからも役者をやっていく上で、とても特別な作品に出会えたと思っています」と嬉しそうに語ってくれた。

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 『夕凪の街 桜の国』などの作品で知られるこうの史代の同名漫画を、片渕須直監督がアニメ化した本作。戦時中の広島県呉市を舞台に、主人公の女性・すずが、戦火の激しくなる中でも健気に日々の生活を紡いでいく姿を鮮やかに描く。のんは「この作品のオーディションのお話をいただいたときに、原作とパイロット版を見て“絶対に自分がやりたい!”と思いました」と原作に触れた感動とともに、情熱があふれ出したそう。「出演が決まったときは、とても嬉しかったです」と笑顔を見せる。

 のんから片渕監督にたくさんの疑問をぶつけるなど、綿密なやり取りを続けて、すずという女性を理解した。「監督から答えをいただいて、そこからまた湧いてくる疑問もぶつけて。すずさんは、一見ぼーっとしていて受け身のように見えるんですが、力強さのある人だと思いました。自分の意思をちゃんと持っていて、それに従っている強い女性。そういうイメージをベースにして、監督とやり取りしながらすずさんを作っていきました」。

 片渕監督の要望に必死に食らいついていったのんだが、「声だけで表現しなければいけないので、すごく難しかったです。実写だと、身体を動かしたりその時々に作られるテンポや間によって動いたり、自然にやる事で成立しますが、声の演技は映像に声が合わさった時どう見えるかで成立させていかなければいけない」と、声優初挑戦に苦労も多かった様子。頼もしい共演者たちを参考に、声の演技を学んでいったそうで、「私は、他のキャストのみなさんが先に入れてくれた声を聞きながら“こうやって表現するんだな”とか“息の音はこういうふうに入れるんだな”と勉強しながら演じることができました」と語る。

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