旅のおわり世界のはじまり 関連記事

  • アディズ・ラジャボフ、『旅のおわり世界のはじまり』インタビュー

    ウズベキスタンの国民的俳優、黒沢清監督作で日本語で演技「大事なのは心」

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     現在公開中の日本とウズベキスタンの合作映画『旅のおわり世界のはじまり』に、日本人の主要キャストに混じって出演するウズベキスタンの国民的人気俳優アディズ・ラジャボフ。演じる役としてはもちろん、国家を代表する俳優として、両国を繋ぐという大役を担った彼は、劇中で誰よりも長い日本語セリフをよどみなく披露。初来日を果たした公開記念舞台挨拶では、黒沢清監督に「彼に出会えたことが最大の幸運」と言わしめた。そんな彼に、今回のプロジェクトに込めた思いや、言語という大きな難題に挑んだ感想を聞いた。@@cutter 本作は、2017年の日本とウズベキスタンの国交樹立25周年と、日本人が建設に関わったナボイ劇場の完成70周年が重なる記念プロジェクトとして実現。TV番組の取材のためウズベキスタンを訪れたリポーターの葉子が、異国の地でのさまざまな出会いと経験を通じ、成長する姿を描く。主人公の葉子を前田敦子が演じ、撮影クルー役として加瀬亮、染谷将太、柄本時生が出演。アディズは現地の通訳兼コーディネーター役を務める。  現在35歳のアディズは、インスタグラムのフォロワーが100万人を超えるなど、ウズベキスタンでは知らない人がいないスター俳優。オールウズベキスタンロケとなった本作では、人気者の彼を見ようと見物人が集まってくるため、邪魔にならないよう撮影以外は奥に引っ込んでいたという。 @@insert1  本作について「日本とウズベキスタンの友好関係に大きな影響を与える作品だと思います」と語った彼は、合作映画に出演した感想を「私にとっても大きな経験になりました。人生には何が起きるかわかりませんので、いつも勉強し続ける必要があります。この映画は私にとって大きな勉強、経験になったと言えます」と真剣なまなざしで語る。  アディズにとって本作で最も困難だったのは、言わずもがな“言語”だ。撮影が始まる1ヵ月前まで、彼は日本語を見たことは愚か、聞いたこともなかった。「もちろんスクリプトはもらうのですが、それを覚えて読むだけではなく、まず頭で考えて、どのように演じるかを考えなければいけないんです。撮影が始まってからは、自分はどういうふうに映りたいか、演じたいか、いつも意識しながら映画に挑みました」。そうして必死にセリフを覚えた結果、劇中で撮影クルーにナボイ劇場の由来を語るという本作一番の長ぜりふを見事にこなし、終盤では葉子の心に訴えかける重要なセリフも、日本語に感情を込めて伝えた。@@separator 「皆さんご存知のように、芸術には言葉がありません。つまり、言葉より大事なものは、やっぱり『心』ですよね。この映画を通して私たちは心が通じたんじゃないかと感じました。1ヵ月一緒に仕事をしている間に、黒沢さんが私に新しい課題を出したとき、通訳から日本語を聞く前に、黒沢さんの言うことをほぼ理解していました。言葉がなくても、人間は心を通じてコミュニケーションできるんだと感じました」。 @@insert2  日本とウズベキスタンの架け橋として、アディズなしでは成立しなかった本作。言語という課題をクリアし、日本語で演技をするという難題まで乗り越えた彼に、黒沢監督は前述の舞台挨拶で「アディズさんを紹介できただけでも、この映画を作った価値があるんじゃないかと思っています」と最大級の賛辞を贈った。それを受け、「黒沢監督に心の底から感謝を伝えたいです。黒沢さんのような有名な監督から評価していただけるのは大きな幸せです」と謙虚に語ったアディズ。「またご縁があれば一緒に仕事をしたいというのが、今の大きな野望です」と笑顔で話していた。(取材・文・写真:編集部)  映画『旅のおわり世界のはじまり』は公開中。

  • 『旅のおわり世界のはじまり』公開記念舞台挨拶に出席した染谷将太、前田敦子、加瀬亮

    前田敦子、加瀬亮の告白に「ひどい!」 ウズベキスタンでの撮影エピソードを語る

    映画

     女優の前田敦子が15日、都内で行われた映画『旅のおわり世界のはじまり』公開記念舞台挨拶に出席した。この日のイベントで前田は、涙を流したほど怖かったという“危ない遊具”について言及。 共演の加瀬亮もロケ地・ウズベキスタンでのエピソードも明かした。@@cutter 本作は、ウズベキスタンにて全編ロケ撮影。前田演じるテレビ番組リポーターの主人公が、番組のクルーと取材のためにウズベキスタンを訪れ、さまざまな出会いによって成長していく姿を描く。イベントには前田、加瀬のほか、染谷将太、柄本時生、アディズ・ラジャボフ、黒沢清監督が出席した。  イベントでは、劇中で前田が乗ったという、ウズベキスタンの"危ない遊具"について言及された。前田は「ぜひ乗ってみてほしいですね。私は間違って4回乗ってしまって。共感できるのは加瀬さんだけで、あとの皆さんは絶対乗ってくれなかった」と暴露。加瀬は「テストで前田さんが乗ったときにすごい顔して降りてきて、涙が止まんない様子だったんで『おおげさだな』って思っていた」と当時の心境を明かすと、前田は「ひどい!」と非難しつつも、思わず笑った。  遊具には決して乗らなかったという染谷は「乗っちゃうと共感しちゃうじゃないですか。『かわいそうだな』と思ったらダメなんで、乗りませんでした」と告白。司会からの「役作りだったんですね」との声には無言で頷いた。  また、加瀬からの誘いで、俳優の青木崇高がウズベキスタンに遊びにきたこともあったという。加瀬は「普通に青木くんから『今どこにいるの』って食事の誘いがきて『ウズベキスタン』って答えたら、青木くんは旅好きな人で『行きたい』って言っていて。休みの日を教えたら本当にきました。時生も仲が良いっていうので一緒にご飯をしました」と説明。柄本は「崇さんに各自欲しいものをお願いして、豆とか米とかをどうやって持ってくるのかっていうのを楽しみにしてましたね」と振り返った。  その後、ゲストとしてウズベキスタン駐日大使のガイラト・ファジーロフ氏が登場。前田と黒沢に花束を手渡し、感謝の思いを伝えた。最後に前田は「私にとって本当に、大切な大切な作品なので、みなさんどうかお願いします」と作品をアピールした。

  • 黒沢清、『旅のおわり世界のはじまり』インタビュー

    黒沢清監督、女優・前田敦子の魅力は「一切協調せず一線を引く」

    映画

     映画『Seventh Code セブンス・コード』(2013年公開)、『散歩する侵略者』(2017年公開)に続き、黒沢清監督が女優の前田敦子と3度目のタッグを組んだ最新作『旅のおわり世界のはじまり』が公開中だ。かねてから、「誰とも交わらず、1人ぽつんとフレームに写るだけで存在感を出せる女優」として前田を高く評価していた黒沢監督が、プロットの段階から彼女をイメージしていたという本作への思い、さらにはその撮影の舞台裏を振り返った。@@cutter 本作は、日本・ウズベキスタン国交樹立25周年と日本人が建設に関わったナボイ劇場完成70周年を迎えた2017年に製作された、両国の記念すべき合作映画。テレビ番組の取材でウズベキスタンを訪れたレポーターの葉子(前田)が、異国の地でさまざまな出来事を体験しながら成長していく姿を描く。加瀬亮、染谷将太、柄本時生が葉子に帯同する撮影クルー役で参加し、ウズベキスタンの人気俳優アディズ・ラジャボフが通訳兼コーディネーター役で出演している。  もともとシルクロードに強い関心を抱いていた黒沢監督は、「ウズベキスタンの首都タシケントや古都サマルカンドなど、かつて交易で栄えた都市にとても興味があったので、僕にとってはまたとない機会だった」と笑顔を見せる。条件は、「ナボイ劇場を必ず使うこと。それ以外は自由に撮っていい」とプロデューサーから聞かされ、黒沢監督は、逆算式でプロットを構築した。 @@insert1  「まず、2時間程度で、歴史を踏まえたこの国の『今』を描くことはとうてい無理。ならば、テレビの旅番組ならどうか。しかも、バラエティー寄りの女性レポーターと撮影クルーなら、表面を上手にすくい上げて、面白い体験記ができるのではないか。そして、主人公の葉子は、体を張ったレポートをこなしながら、密かに『歌手になりたい』という夢を持ち、ある日、導かれるようにナボイ劇場にやってくる」…そんなイメージでプロットを組み立てていた黒沢監督は、いつの間にか、主人公の葉子を“前田敦子”でイメージしていたという。  「未知の国ウズベキスタンと独りで対峙できる女優は、前田さん以外に考えられなかったですね。何ともいえない『孤独感』と言うか、ある種のタフさも含んだ実存感が彼女にはある。日本の典型的な主演女優ですと、全体を大きく包み込むことが求められる場合が多いのですが、彼女はそんなことは絶対にしない。むしろ、ほかとは一切協調せず、しっかり一線を引く。そこが彼女の最大の魅力」と、前田の稀有(けう)な個性を絶賛。「今回は特に、前田さんありきの企画だったので、ほとんど彼女のドキュメンタリーを撮っているようでした。絶大な信頼をおいていたので、彼女がごく自然に演じてくれればそれがベスト。それくらい信じていました」と強調する。@@separator この映画はある意味、何でもありのノンジャンルの映画。いわゆるレンタル店に行って、どこを探していいか迷ってしまう多面的な異色作だ。「起承転結もなく、主人公1人の視点に絞ったいろんなエピソードが串団子のようにつながっている物語。だから、何が起こっても唐突に感じられると思います。でも逆に、その唐突感を楽しんでいただけるとうれしい」と黒沢監督はアピールする。  さらに、「僕自身も、近年、映画祭を含め、いろんな国へ行く機会があるので、そのときのエピソードも、かなり脚本に盛り込みました。バスに乗って迷子になったり、現地のテレビニュースで日本の災害映像を見てパニックになったり…。実際、フランスで東日本大震災の映像を観たときのショックは、計り知れないものがありました。劇中、葉子もそれに近い経験をしますが、遠く離れた外国で災害や事件を見ると、日本にいるとき以上にネガティブに捉えてしまうんですよね」と述懐した。 @@insert2  ウズベキスタンという未知の国で、約1ヵ月間にわたりロケが行われた本作。「今振り返ってみると、思いのほか自分が素直に表れた作品になった」としみじみ語る黒沢監督。「自分の旅の経験がいくつか入っていることも大きいですが、一番の決め手は、『撮影クルーを撮影している僕たちも、撮影クルー』という構成で映画を撮れたこと。出演者とスタッフが自然に渾然一体となってくるんですが、ふと気がつけば、僕がまだ、8mm自主映画を撮っていた学生時代の気分に戻っていた。あのころはまさに、俳優も監督もスタッフも関係なく、自分がやれることは何でもやっていましたからね」。そう目を細めながら、懐かしい日々に思いを馳せていた。(取材・文・写真:坂田正樹)  映画『旅のおわり世界のはじまり』は公開中。

  • AKB48卒業から7年、私生活ではママになった前田敦子

    前田敦子、卒業から7年 女優として「逃げ出したい」から「楽しくてしょうがない」に

    映画

     現在『町田くんの世界』と『旅のおわり世界のはじまり』の2本の出演映画が公開中の前田敦子。「演技がしたい」と2012年8月にAKB48を卒業してから、約7年の歳月が流れた。その前田の軌跡をたどる。@@cutter 前田の女優デビュー作は、市川準監督がメガホンをとった『あしたの私のつくり方』(2007年公開)。右も左も分からないなか飛び込んだ映画の世界に「とにかく逃げ出したかった」と話していたが、同時に「楽しいと思えるようになりたい」という内に秘める思いもあったと、後日述懐している。  芝居への興味が心のなかで徐々に大きくなっていくなか、2012年8月にAKB48を卒業。女優として新たな道を進むことになる。こうした行動の後押しとなったのが、『苦役列車』(2012年公開)で出会った山下敦弘監督だ。本作で前田は、原作には登場しないオリジナルキャラクター・桜井康子を演じたが、強さと脆さが共存する不安定さを見事に表現し、高い評価を受けた。前田自身も「女優さんとしてやっていきたいと思った大きなきっかけとなった作品」と語っていた。  山下監督は翌年公開の『もらとりあむタマ子』で前田を主演に抜てきすると、ここでも前に進めず怠惰な生活を送る女の子という役を与え、前田の新たな可能性を提示する。その後は、いわゆる作家性の強い映画監督の作品への出演が続く。『Seventh Code』(2014年公開)の黒沢清監督、『さよなら歌舞伎町』(2015年公開)の廣木隆一監督、『モヒカン故郷に帰る』(2016年公開)の沖田修一監督、『武曲 MUKOKU』(2017年公開)の熊切和嘉監督、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(2018年公開)の冨永昌敬監督など、映画好きにはたまらない監督作品が並んだ。  決して公開規模の大きな作品ばかりではないが、前田は「とても充実しています」と目を輝かせ、魅力的な“映画人”との出会いがなによりも楽しいのだと力説していた。前田の持つ独特の佇まいや、存在感は多くの映画人を惹きつけたのだ。  現在公開中の映画『旅のおわり世界のはじまり』でメガホンをとった黒沢清監督は、前田に対して「誰とも交わらない稀有な佇まいを持った女優」と賞賛すると、『のみとり侍』(2018年公開)の大御所・鶴橋康夫監督も、浮気性の旦那に手を焼く鬼嫁を演じた前田に「ものすごく良かった」と最大級の評価を下していた。  初映画の現場で「逃げ出したかった」と話していた前田は、いまは「楽しくてしょうがない」と大きな変化を遂げた。最新作『旅のおわり世界のはじまり』では、3度目となる黒沢監督とのタッグで、劇中、ほぼ出ずっぱりという大役を担ったが、孤独や焦り、不安を自然体で演じ切っている。  この作品の撮影後には、結婚、出産を経験した前田。「どう変化していくか自分でも楽しみ」と語っていたが、今後も質の高い魅力的な作品での活躍を期待したい。(文:磯部正和)

  • 前田敦子、『旅のおわり世界のはじまり』インタビュー

    前田敦子、子育てという新たな“世界のはじまり”に胸弾ませる

    映画

     女優の前田敦子が、映画『Seventh Code セブンス・コード』(2013)、『散歩する侵略者』(2017)に続き、黒沢清監督と3度目のタッグを組んだ最新主演作『旅のおわり世界のはじまり』が6月14日より公開される。主人公・葉子に自身を重ね合わせながら、新たな挑戦に全身全霊を捧げた前田が、AKB48時代の葛藤から母になった現在の心境までを赤裸々に語った。@@cutter 本作は、日本・ウズベキスタン国交樹立25周年と日本人が建設に関わったナボイ劇場完成70周年が重なった2017年、その記念プロジェクトとして実現した両国の合作映画。テレビ番組の取材でウズベキスタンを訪れたレポーターの葉子(前田)が、異国の地でさまざまな出来事を通して成長していく姿を描く。そのほか、加瀬亮、染谷将太、柄本時生が葉子に帯同する撮影隊役として参加し、ウズベキスタンの人気俳優アディズ・ラジャボフが通訳兼コーディネーター役で出演している。  演じる役柄について、「愛想笑いをしないでほしい」と撮影前に黒沢監督から指示を受けたという前田。ところが、大勢の人々が行き交う賑やかなバザールのシーンでは、ゲリラ的な撮影が多く、エキストラも一般の方も混在する中で撮影するため、カメラの中央にいる前田へ注目が集まってくる。この状況について前田は、「道ゆく人に見つめられたり、声をかけられたりすると、つい反応したくなります。葉子を演じているときは、声をかけてくるかたを拒まなければならないので、申し訳ない気持ちになりました」と振り返る。 @@insert1  前田が演じる葉子は、過酷なリポートをこなしながら、その一方で、「歌手になりたい」という胸に秘めた熱い思いがある。劇中、前田は、ナボイ劇場と標高2443mの山頂で、エディット・ピアフの名曲『愛の讃歌』を歌うことになるが、しばらく歌手活動から遠ざかっていたため、不安で仕方なかったと告白する。「黒沢監督から『歌を歌ってほしい』と言われ、しかもそれが、『愛の讃歌』と聞いたときは、『難しい曲だな』と、正直思いました。さらに歌詞の内容をより深く理解したときは、胸にずっしりくるものがあって、この曲のすごさに、負けそうになりました…というか、完全に負けました(笑)」。とはいえ、山頂では5、6時間で8テイク、撮影が終わるころには、すっかり日焼けしていたという前田は、「今の自分を100%出し切るところまでやりきった」と晴れやかな表情。その仕上がりは大いに期待できる。@@separator 歌手を夢見ながらリポートに全力投球する葉子の姿に、女優を志しながらアイドル活動をしていた自分が重なって見えたという前田。「当時、同世代の俳優さんたちと共演すると、皆さん、演技だけに没頭しているので、どんどん進んでいくんですよね。もちろん私は、アイドルとしていろんな経験をさせていただいて感謝はしているのですが、やりたいことが『これだ!』と明確に決まってくると難しくなってくる。私は1つのことにしか集中できないタイプなので、葉子が抱えているモヤモヤした気持ちは、すごくよくわかるんです」と心を寄せる。「当時、10代だったというのもありますが、AKB48時代はすごく生き急いでいたというか。もうちょっと落ち着いていればよかったと、今はそう思いますね。ただ、私自身が先へ先へと考えるクセがあるので、『落ち着いて』と言い聞かせながら、今は自分の一番いいペースを探しています」。 @@insert2  本作を通して、「新しい挑戦は、成長につながる」ことを改めて実感したという前田。ちなみに今挑戦していることを尋ねると、「子どもが生まれたことによって、日常の全てが初挑戦。この経験も含めて、将来、自分が女優としてどうなっていくのか、すごく楽しみ」と声を弾ませる。さらに今回、前田が演じる葉子は、日本にいる恋人が心の拠り所で何度も連絡を取り合うシーンも描かれているが、母親となった今、「家族を見送る側になるとすごく心配。だから、これから子どものことを考えると怖いですね。私が見送らないといけないことがいっぱい出てくるんだなぁと思って」。そう語る前田の顔は、完全に子を思う優しい母親の顔だ。  しばらくは育児に女優に多忙な日々が続くと思うが、「新しい挑戦」を糧にして、また一皮むけた女優・前田敦子の姿を見せてほしいものだ。(取材・文:坂田正樹 写真:高野広美)  映画『旅のおわり世界のはじまり』は6月14日より全国公開。

  • 映画『旅のおわり世界のはじまり』完成披露舞台挨拶に登場した前田敦子

    前田敦子、足のケガの回復ぶりをアピール 異国の地での“求婚”エピソードも

    映画

     女優の前田敦子が3日、都内で行われた映画『旅のおわり世界の始まり』完成披露試写に出席。先日、自宅で膝を負傷したことが報じられたが、この日は元気に登壇。司会者から状態を問われると「良い感じです。ご迷惑をおかけしました」と順調な回復ぶりをアピールしていた。@@cutter 本作は、黒沢清監督がオリジナルで書き下ろした日本、ウズベキスタン合作のロードムービー。テレビ番組のためにウズベキスタンを訪れた番組レポーターの葉子(前田)が、見ず知らずの土地で、さまざまな体験をすることで成長していく姿を描く。イベントには前田のほか、加瀬亮、柄本時生、黒沢清監督も出席した。    満員の客席を見渡した前田は「すごく久しぶりで緊張しています」と笑顔を見せると、昨年4月に約1ヵ月間を費やして行われた撮影を振り返り「この1年の間に、私自身いろいろなことがあったので、とても思い入れのある作品になりました」と撮影後に結婚、妊娠、出産という大きな出来事を経験したことをしみじみと語っていた。    劇中では、歌声を披露するシーンも登場する。前田は「最初に歌ってくださいと言われたとき、以前黒沢監督にミュージックビデオを撮っていただいたことがあったので、そんな感じかなと思っていたら、『愛の讃歌』をアカペラで歌ってくださいと言われて…」と予想していなかった展開だったことを明かすと、そこから3ヵ月間、歌の特訓を行ったという。「ここまで準備をして撮影を行ったのは初めてだったので、大変でしたがすごく贅沢な時間でした」と振り返っていた。    また、前田はウズベキスタンで求婚されたエピソードを司会者から振られると「撮影前に『明日からよろしくお願いします会』を行ったのですが、そのとき、トイレに行こうと席を立ったら、おじさまに声をかけられたんです。言葉が分からなかったのですが、聞いたら『結婚してほしい』と言っているらしくて…」と苦笑い。黒沢監督や加瀬、柄本は前田の状況に気づいていたというが「誰も助けに来てくれなかった。厳しい世界だな、明日から頑張ろうと思いました」と発言し、客席を笑わせていた。    黒沢監督は、ウズベキスタンという国の美しさを見どころにあげつつも「それ以上に前田さんを中心に俳優たちの顔に注目してください。異国の地というある種独特の空気感が、これまであまり観たことがない俳優の顔を作っています。ぜひお見逃しなく」と力強くアピールしていた。  映画『旅のおわり世界の始まり』は6月14日より全国公開。

  • 映画『旅のおわり世界のはじまり』公開記念 ウズベキスタン共和国/観光大使就任イベントに登場した前田敦子

    前田敦子、ママとして初の公の場 ウズベキスタン観光大使就任に喜ぶ

    映画

     女優の前田敦子が23日、映画『旅のおわり世界のはじまり』公開記念イベントに出席。3月に俳優の勝地涼との第1子男児出産を発表後、初めての公の場となった。@@cutter 黒沢清監督がメガホンをとった本作は、「舞台で歌う」という夢を抱いた主人公の葉子(前田)が、仕事のためウズベキスタンを訪れ、異国での出会いを通じて成長していく姿を描く。  前田は撮影のためにウズベキスタンに約1ヵ月滞在。文化や歴史を理解し、現地スタッフと交流を深めた。その姿に感銘を受けた同国が、前田に観光大使就任を依頼。この日、ウズベキスタン駐日大使ガイラト・ガニエヴィチ・ファジーロフ氏より委任状を授与され、前田は「すごくうれしいです」と喜んだ。  ウズベキスタンでの日々を聞かれた前田は「楽しかったんです。いろんな所に行かせてもらった。移動日は長距離で、最高で7、8時間バスに揺られる。どんどん景色が変わっていくので、みんなでワクワクしっぱなしで、ずっと写真を撮ったり、ずっと楽しかった」と報告。また「ウズベキスタンの方はすごく明るい。日本のことに興味を持ってくれているのが分かった。日本語しゃべれる方もたくさんいて。みんなで仲良くなってしゃべりながら移動して、いろいろなことを教えてもらった。その交流が楽しかった。また行きたいです」と振り返った。  現地でノートをもらったといい、「帰ってからそれに日記を書いています。妊娠して出産したので、そのことを(書いた)」と告白。イベントではアジズ・アブドハキーモフ副首相から結婚と出産を祝うビデオメッセージが届き、前田は「ありがございます」と感謝。帰国後に結婚・出産と人生の転機を迎えたことから「びっくりですよね、きっと」とほほ笑んだ。  映画『旅のおわり世界のはじまり』は6月14日全国公開。

  • 映画『旅のおわり世界のはじまり』メインカット

    前田敦子、ウズベキスタンで新境地『旅のおわり世界のはじまり』本予告解禁

    映画

     女優の前田敦子が主演する黒沢清監督の最新作『旅のおわり世界のはじまり』より、本予告と場面写真が解禁。本予告は、“舞台で歌う”という情熱を胸に秘めたヒロインを演じる前田が、心の移ろいを繊細な表情で表現する姿が収められている。@@cutter 日本とウズベキスタンが共同製作し、シルクロードの中心・ウズベキスタンで1ヵ月に渡り全編オールロケで撮影された本作。“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビ番組リポーターの主人公が、番組のクルーと取材のためにウズベキスタンを訪れ、さまざまな出会いによって成長していく姿を描く。  主人公の葉子を前田が演じ、女優としてのキャリアの長さが、AKB時代を超えた節目のタイミングで、新境地を開く。加瀬亮、染谷将太、柄本時生の3人が、葉子と行動を共にする番組クルーのスタッフを演じ、ウズベキスタンの国民的俳優で“ウズベキスタンのトムハ”ことアディズ・ラジャボフも出演する。  テレビ番組のリポーターを務める葉子は、巨大な湖に棲む“幻の怪魚”を探すため、番組クルーと共に、かつてシルクロードの中心地として栄えたウズベキスタンを訪問。収録を重ねる中、約束どおりにはいかない異国でのロケで、スタッフはいらだちを募らせる。ある日の撮影が終わり、ひとり街に出た彼女は、聞こえてきた微かな歌声に誘われ、美しい装飾の施された劇場に迷い込む。そして扉の先で、夢と現実が交差する不思議な経験をする。  本予告では、リポーターの仕事に奮闘する一方で、心の居場所を探すかのように、夜の街やバザールを走り回る葉子の姿が映し出される。番組クルーのカメラマン・岩尾(加瀬)から「そのうち聴かせてよ、歌」と優しく言われて「はい」とうなずく葉子。続いて葉子がオーケストラの前に立つ姿や、壮大な自然の中で撮影クルーたちと共に移動する場面などが映し出された後、自身の殻から踏み出したかのような表情で、大きく息を吸いこむ葉子のアップ映像で締めくくられている。  併せて解禁された場面写真10点は、雄大なシルクロードの草原、美しい湖と山脈、ホコリっぽい街角、バザールといったウズベキスタンの魅力的な風景の中にとけこむ葉子や撮影クルーの姿のほか、オーケストラの舞台に立つ葉子の姿などを捉えたものとなっている。  映画『旅のおわり世界のはじまり』は6月14日より全国公開。

  • 映画『旅のおわり世界のはじまり』本ポスター

    前田敦子、標高2443mでアカペラ撮影『旅のおわり世界のはじまり』 最新予告公開

    映画

     女優の前田敦子が主演する黒沢清監督の最新作『旅のおわり世界のはじまり』の公開が6月14日に決定し、併せて予告映像とポスタービジュアルも解禁。また、本作で前田がエディット・ピアフの名曲「愛の讃歌」の歌唱に挑戦していることも明らかとなった。@@cutter 日本とウズベキスタンが共同製作し、シルクロードの中心・ウズベキスタンで1か月に渡り全編オールロケで撮影された本作。“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビ番組リポーターの主人公・葉子(前田)が、番組のクルーと取材のためにウズベキスタンを訪れ、様々な出会いによって成長していく姿を描く。加瀬亮、染谷将太、柄本時生の3人が、葉子と行動を共にする番組クルーのスタッフを演じる。  前田が劇中で披露する「愛の讃歌」は、現場で収録した生の歌声を使用。日本人が建設に関わり、日本とウズベキスタンの友好の証である「ナボイ劇場」で交響楽団の伴奏に合わせた歌唱に加え、クライマックスに標高2443mの山頂にてアカペラでも歌唱している。  前田は「自分なりにできることはやってきましたが、それでもプレッシャーは大きかった。山頂は想像以上に空気が薄くて、気持ちの余裕はまったくありませんでした」と撮影を振り返る。そして「何が苦しかったというと『愛の讃歌』という歌の壮大さ。あまりにも深く果てしない感情が表現されていて、生半可な気持ちではその世界に負けてしまう。とにかく歌と向き合って、歌詞のひとつひとつを真っ直ぐ届けることだけを考えていました」と歌に込めた思いを語った。撮影本番は一発OKで知られる黒澤監督だが、このシーンでは8テイクを重ね、山頂での撮影は5時間近くに及んだという。  予告映像は、足まで海に入った状態の葉子が、「みなさんこんにちは! 私は今、ウズベキスタン共和国に来ています」と元気よくリポーターの仕事をこなす場面からスタート。その後は「愛の讃歌」のメロディーが流れる中、リポーターの仕事をこなしながらも、「本当にやりたいこととは、どんどんずれていってる気がするんです」と葛藤する葉子の姿が映し出される。最後は、白い壁に囲まれた建物の中を歩く葉子の後ろ姿に、「“新しい自分”に出会う。」という言葉が重なる映像で締めくくられる。  ポスタービジュアルは、ウズベキスタンの美しい湖や山脈が広がる地に立つ葉子が、思い詰めたような表情で前を見つめている姿を捉えたもの。横には「私の心は迷子になった。」のコピーが添えられ、異国の地で揺れ動きながら成長していくヒロインの心情が伝わってくるようなビジュアルとなっている。  映画『旅のおわり世界のはじまり』は6月14日より全国公開。

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