ぐるりのこと。 関連記事

  • 橋口亮輔監督、7年ぶりの長編新作『恋人たち』の新たなキャストが明らかに!

    橋口亮輔監督、7年ぶりの長編新作『恋人たち』光石研ほか新キャスト発表

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     映画『ぐるりのこと。』から7年ぶりとなる鬼才・橋口亮輔監督のオリジナル長編作『恋人たち』(11月よりテアトル新宿ほかで全国公開)への期待が高まる中、すでに発表されている篠原篤、リリー・フランキーに加え、本作に出演する新たなキャストが明らかになった。@@cutter 本作は、通り魔殺人事件によって妻を失った男・アツシ、自分に関心を持たない夫と、そりが合わない義母と暮らす平凡な主婦・瞳子、同性愛者で完璧主義のエリート弁護士、それぞれ異なる3人の“恋人たち”が織りなす人間ドラマ。松竹ブロードキャスティングによる、作家主義、俳優発掘を理念としたオリジナル映画製作プロジェクトのひとつとして、主要キャストをワークショップに参加した新人俳優が演じる。  橋口監督自らが選び抜いたキャストは、アツシを演じる篠原に加え、平凡な主婦・瞳子に橋口監督の中編『ゼンタイ』でスーパーの店員を演じた成嶋瞳子、エリート弁護士には、ビジネスコンサルタントを経て俳優になったという異色の経歴を持つ池田良が選ばれ、彼ら3人がそれぞれ異なる“恋人たち”として物語の軸を担う。  そんな彼らを脇で支えるのは、いずれも日本映画界に欠かせない個性派揃い。刺激のない毎日を送る瞳子の前に現れ、彼女の生活に一筋の光を与える男に光石研。その愛人役に、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』での好演も記憶に新しい安藤玉恵。瞳子の姑役には演出家としても活躍する木野花。さらには黒田大輔、山中崇、山中聡、内田慈ら、名バイプレイヤーが本作に命を吹き込む。

  • 『ゼンタイ』橋口亮輔監督インタビュー

    橋口亮輔監督が全身タイツ姿で熱弁!変態性ゼロ「ゼンタイ」の驚くべき奥深さを語る

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     映画『渚のシンドバッド』『ぐるりのこと。』などで知られる橋口亮輔監督が撮影期間3日、総製作費220万円で完成させた中編映画『ゼンタイ』。俳優事務所主宰のワークショップから生まれた全6話のオムニバス作品で、全身タイツ愛好家たちの集まりを軸に日常の些細な出来事から生まれるドラマを描き出す。@@cutter 橋口監督が“ゼンタイ(全身タイツ)”に出会ったのは、6年ほど前。今回の映画製作をきっかけにその記憶をたぐり寄せ、本格的に取材を始めた結果、思いもよらぬ“ゼンタイ”の奥深さに気付いたという。その奥深さとは一体何か? 橋口監督本人がゼンタイ姿で伝道師のごとく教えてくれた。  橋口監督が“ゼンタイ”に遭遇したのは、インターネットの動画サイトにて。全身を布で覆う、という姿は一瞬にして脳裏に焼きついた。「秋葉原系のコスプレとも違うし、性的なフェチズムのようでもある。そもそもタイツ姿の一体何がいいのか全く謎でした。“ゼンタイ”が全身タイツの略であることも後々気づいたくらいですから」とカオス状態でのファーストコンタクトを思い返す。それでも「“ゼンタイ”姿のビジュアルが映画のポスターに使われていたら、相当なフックになるだろうと思った」と演出家としての琴線に触れるのには十分過ぎるインパクトを“ゼンタイ”は持っていた。  それから6年の月日が流れ、製作費220万円で撮影期間3日間のワークショップ用映画製作の話が橋口監督のもとに舞い込む。ローバジェットかつタイトなスケジュール。制限された中で、映画として何を語るべきか。思い浮かんだものこそ、あの“ゼンタイ”だった。起用する俳優は無名の若手を中心とした41人。グループ分けしたチームにそれぞれ「草野球」「コンパニオン」「レジ店員」などのお題目を与え、エチュード(即興)形式で物語を作成。そこから同時進行で“ゼンタイ”取材を敢行していった。  驚くべきことに“ゼンタイ”発祥の地は日本だった。「“ゼンタイ”は世界共通語なんですよ。 その言葉を生みだしたゼンタイ師匠と呼ばれるマーシー・アナーキーさんという方がいらっしゃるのですが、子供のころにお母様が亡くなられたときに遺品のパンストをかぶったところ、生地からお母様の匂いがしたそうです。それ以来パンストを身にまとうようになり、思考錯誤を経た結果、現在の形の“ゼンタイ”へと進化を遂げたそうなんです」とその意外なルーツを明かす。@@separator “ゼンタイ”には「腕をこすると振動によって思いもよらないところの感覚が刺激されるし、視界が遮られているので感覚がより研ぎ澄まされる。全身でスリスリしあってドライオーガズムを感じることができる」という性遊戯の側面もあるが、本質はかなり深い。「人間は職業、肩書き、地位など様々なものを背負って生きているけれど、“ゼンタイ”という布で全身を覆うことによって、それらの荷物がすべて消える。内面がより表現されて自由になるんです。ただし自分自身が消えることはなく、布の中では自分自身を濃厚に意識している。“ゼンタイ”は変態的ではなく、突き詰めると哲学的でもあるんです」と予想外の効果を説明。さらに「能から始まり、ウルトラマンや戦隊ものに代表される着ぐるみなど、日本には隠すことで内面を表現する文化が古くから存在している」と指摘する。  演出面でも驚いたことがある。橋口監督は「俳優たちが“ゼンタイ”姿になると、顔の表情が見えなくなってしまうので『オーバーな表現で芝居をするように』と指示をしたんですが、実際はその逆。ちょっとした動きでもその人の内面が出てしまう」と証言。また「40代の女性に黒い全身タイツを着せたら陽気に踊りだし、顔は綺麗だけれど自分に自信がなく芝居も固かった女性は、着た瞬間なめらかに動きだす。俳優志望の男性は、脱いだ後に遠い目をしながら『平和でした』と言っていました。人間が様々なものを背負って生きているということを、たった1枚の布が教えてくれるとは思いもしなかった」と“ゼンタイ”が精神に及ぼす影響の大きさを物語る。  本作から得たものは、もちろん“ゼンタイ”の奥深さだけではない。エチュードから脚本を作成したのも、オムニバス形式なのも、橋口監督にとっては初の試み。「若い役者さんたちとこのような形で映画を作った経験はなかったし、ある意味実験でもありました。コメディータッチでもあり、長回しで芝居を見せながら、いかに面白くするか。自分でも新境地だと思うし、このようなスタイルをもっと進化させたい」と新たな映画製作に意欲を燃やす。  そうなると期待されるのが新作長編だ。橋口監督は2008年以降長編を撮っていないが「実は今年中に1本、撮ろうと考えています。規模の大きい作品ではありませんが、今回の『ゼンタイ』から得たものを、もっと突き詰めた形で作ってみたい」と前向きに語る。邦画界の数少ない貴重な映画作家は、今の時代に何を投げかけてくれるのだろうか? 期待は高まるばかりだが、まずはその序章ともいえる『ゼンタイ』の公開を待ち望みたい。  映画『ゼンタイ』は8月31日より、テアトル新宿にてレイトショー公開。第32回バンクーバー国際映画祭への正式出品も決定した。

  • 橋口亮輔監督の最新作『ゼンタイ』

    『ぐるりのこと。』橋口亮輔監督の最新作は、全身タイツ愛好家たちのコメディ

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     『ぐるりのこと。』『ハッシュ!』橋口亮輔監督の最新作『ゼンタイ』が8月31日(木)公開されることが決定。本作の予告編も公開された。@@cutter これまで数々の映画賞に輝き、デビュー以来、一貫して笑いと痛みの中に生きる人々を描き続けてきた橋口亮輔監督。待望の最新作は、全身タイツ愛好家たちの“可笑しくて、痛い”オムニバス・コメディで、多くの有名俳優をマネージメントするアプレが主催する、若手俳優のためのワークショップから誕生した作品。  ゼンタイとは、全身タイツを愛好する人々のこと。 人々は、様々な意味をまとって生きている。男、女、見た目の美醜、プライド、職業。ゼンタイの人々は、タイツをまとうことで、外見や性差を越え、様々な意味から自由であろうとする。草野球、コンパニオン、発泡酒、レジ店員、主婦、ゼンタイ、このエピソードが微妙にリンクしながらゼンタイの人々がオフ会を開くカラオケボックスへと物語は集約していく。  キャストは、篠原篤、中島歩、成嶋瞳子、岩崎典子。撮影期間はたった3日、映画製作費としては低予算の220万で作られながらも、橋口監督の絶妙な演出と、妥協なきスタッフたちの創意工夫、俳優たちの情熱が融合。俳優たちのエチュード(即興)をもとに作られた6編のエピソードに“ゼンタイ”を絡め、総勢41人が出演する異色作が完成した。  橋口亮輔が原案・脚本・監督を担当した『ゼンタイ』は8月31日(土)テアトル新宿にてレイトショー。

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