白石和彌 関連記事

  • 映画『凪待ち』完成報告会見に登場した香取慎吾

    白石和彌監督、狂気じみた香取慎吾は「役所広司さんくらいの色気と素晴らしい存在感」

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     香取慎吾が白石和彌監督らと共に23日、都内で開催された主演映画『凪待ち』完成報告会見に登壇。白石和彌監督をはじめ、共演者が香取の演技を絶賛した。@@cutter 加藤正人のオリジナル脚本となる本作は、石巻市を舞台に人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇を描く、映画史上最も切ない暴力を描く衝撃のヒューマンサスペンス。会見には、共演の恒松祐里、吉澤健、リリー・フランキー、赤城聡プロデューサーも出席した。  香取はあるきっかけをもとに“墜ちる所まで堕ちきった男”の郁男を演じるが、「辛かったですね。優しい言葉をかけられるほど、不甲斐なさを感じる時間でした」といい、「今まで演じてきた役は正義をぶつけて走る役が多かったけど、郁男は必ず誰かの背中に隠れる役。やったことなかったので、気持ちよかったです。白石組の現場がすごく楽しかった」とニッコリ。  ヒロインを演じた恒松は、「私の中でスターの香取さんと白石監督のタッグに入れることが光栄。現場での香取さんは、郁男ではない期間は明るくて優しいお兄ちゃん的な方で誰に対しても分け隔てなく接してくれました」とエピソードを明かすと、香取は「もっと言ってください」とニヤリ。    また、24年ほど前に香取のラジオ番組で構成作家を務めていた時からの仲であるリリーは、「慎吾ちゃんが色っぽくて。一緒にやっていてドキドキしました。当時も草なぎ(剛)くんとミニコントしてもらってた時もすごいなとは思っていたけど、すごさを目の当たりにした」と絶賛。それを受けて香取は「うれしいです」と口元を緩ませた。  白石監督は、以前から香取と組みたいと思っていたそうで、「本当にうれしかった。初日のファーストシーンからずっとゾクゾクしっぱなしで、逆にそこを通り越して笑けるくらい香取さんが良くて。リアリティの作り方など、役所(広司)さんくらいの色気で素晴らしい存在感でした」とべた褒め。    白石作品が好きだったという香取は、「監督と組むことで今まで見たことがない僕が見えるかもしれないけど、僕は誰でも狂気を持ってると思うので、香取慎吾として新しい部分というわけではなく、すごく好きなことができたという感じ。自分の狂気が出てると思いますし、今のこのタイミングで出せるのがありがたい」と思いを打ち明け、「誰もがいつでも前向きになれることはないけど、生きてる限り前を向いていかないといけない。郁男の生きざまを見て、少しでも前に進んでみようと思える方がいたらうれしい」とアピールした。  映画『凪待ち』は6月より全国公開。

  • 映画『凪待ち』ロゴ

    香取慎吾の“悲しみ”と“狂気”が爆発 鬼気迫る演技を収めた『凪待ち』予告解禁

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     映画『孤狼の血』の白石和彌が監督を務め、香取慎吾が主演する映画『凪待ち』より、予告編が解禁。人生のどん底まで落ちきった主人公を演じる香取の、悲しみと狂気が交錯した鬼気迫る演技が収められている。@@cutter 本作は、白石監督の構想をもとに、映画『クライマーズ・ハイ』『ふしぎな岬の物語』の脚本家・加藤正人が、「喪失と再生」をテーマに脚本を執筆し映画化したヒューマンサスペンス。パートナーの女性とその娘と共に、彼女の故郷である石巻市で再出発しようとする郁男(香取)を主人公に、人生につまづき落ちぶれた男の再生の物語を描く。ヒロイン役を恒松祐里が務める。  毎日をふらふらと無為に過ごしていた木野本郁男(香取)は、ギャンブルから足を洗い、恋人・亜弓(西田尚美)の故郷・石巻に戻る決心をする。そこには、末期がんであるにも関わらず、石巻で漁師を続ける亜弓の父・勝美(吉澤健)がおり、近隣に住む小野寺(リリー・フランキー)が勝美の世話を焼いていた。郁男は亜弓とその娘・美波(恒松祐里)と共に新しい暮らしを始め、亜弓は美容院を開業し、郁男は印刷会社で働き出す。そんな折、郁男は会社の同僚らの誘いで競輪のアドバイスをすることになり、賭けてはいないものの、ノミ屋でのレースに興奮する。  ある日、美波が亜弓と衝突して家を飛び出す。亜弓は戻らない美波を心配してパニックになり、彼女を落ち着かせようとする郁男を非難。郁男は激しくまくし立てる亜弓を車から降ろし、ひとりで探すよう突き放すが、その夜遅く、亜弓は何者かに殺されてしまう。自分のせいで亜弓は死んだという思いがくすぶり続ける郁男に、追い打ちをかけるように、社員をトラブルに巻き込んだという濡れ衣をかけられ解雇になる。恋人も、仕事もなくした郁男は、行き場のない怒りを職場で爆発させ、自暴自棄となっていく…。  予告編は、ギャンブルに興じ、殴られる郁男の姿からスタート。石巻に戻った郁男は、亜弓から「一緒にここで暮らすなら、ギャンブルは厳禁。約束できる?」と念を押される。亜弓の娘・美波からは「結婚しようって言えばいいじゃん」と言われるが「言えないよ、こっちから。仕事もしないで毎日ぶらぶらしてるだけだし…」と答える。  映像の後半では、亜弓の死に直面した郁男が、「あんたがここにくるまで、こんなこと、いっぺんもなかった」などと周囲の人々から冷たい言葉をかけられ、さらに職場で犯人扱いされ、怒りを爆発させる。「ダメなんだよ、俺は。死んだほうがいいんだよ!」と叫び、暴れ回る郁男。最後は、男たちに地面に押さえつけられてもがく郁男の姿に「俺は、どうしようもないろくでなしです」という言葉が重なる映像で幕を閉じる。  映画『凪待ち』は6月全国公開。

  • 映画『ひとよ』出演キャスト

    佐藤健×白石和彌監督が初タッグ 映画『ひとよ』公開決定

    映画

     俳優の佐藤健が主演を務める映画『ひとよ』が今秋に公開されることが決まった。『孤狼の血』の白石和彌監督がメガホンを取る。@@cutter 本作は、劇作家・桑原裕子率いる劇団KAKUTAの同名の舞台作品を、『孤狼の血』の白石和彌監督により映画化。ある事件をきっかけに離散した一家が15年後に再会し、絆を取り戻そうとする姿を描く。主演の佐藤のほか、きょうだい役で鈴木亮平と松岡茉優、母親役で田中裕子が共演。いずれも白石監督作品には初出演となる。脚本は高橋泉。  15年前、ある家族に起きた一夜の事件。それは、母とその子どもたちの運命を大きく狂わせた。一家はあの晩の出来事にとらわれたまま別々の人生を歩み、15年後に再会。葛藤と戸惑いの中で、一度崩壊した絆を取り戻そうともがき続ける―。  主演の佐藤は、15年前の事件に縛られて家族と距離をおき、東京でうだつのあがらないフリーライターとして働く稲村家の次男・雄二を演じる。鈴木は、しがない町の電気屋に勤務し、三兄妹で唯一自身の家庭を持つが夫婦関係に思い悩み、幼少期より人とのコミュニケーションに苦手意識を持つ長男・大樹役。松岡は、大樹と雄二の妹で、事件によって美容師になる夢を諦め、スナックで働きながら生計を立てる園子役。田中は、15年ぶりに三兄妹と再会する母・こはる役を務める。  佐藤は「素晴らしい脚本、共演者、スタッフの皆様との仕事ということで、僕が気負い過ぎずとも良い映画になるであろうというある種の確信をすでに持っておりますが、こんな環境で映画作りに励めることを当然と思わずに、幸せを噛み締めながらも精進していく撮影期間であればと思います」と意気込む。  白石監督は「多くの人の心に突き刺さる作品になるように、毎日を大切にしながら撮影に望みます」とコメントしている。  桑原が劇団公演用にこの作品を書いたのは、東日本大震災から間もない2011年夏。福島県生まれの桑原は「自分のふるさとが『あの一日の出来事』を境にして、まるで形を変えたかのように違う目で見られるようになったことに、たとえようのないやるせなさを感じていました。これは震災の話ではありませんし、社会を背負うような物語でもありません。が、復興、再生、絆――そんな言葉が日本中にあふれかえるなか、本当の再生とはなにか、私たちはどう歩み出せばいいのかを、ひとつの家族を通じて、私もまだ見つけられぬまま模索しながら描いた作品でした」と語っている。  映画『ひとよ』は今秋全国公開。

  • 映画『麻雀放浪記2020』完成報告&舞台挨拶の様子

    斎藤工、『麻雀放浪記2020』公開決定に安堵「誰よりも待ちわびている」

    映画

     俳優の斎藤工が20日、都内でおこなれた主演映画『麻雀放浪記2020』完成報告会見&舞台挨拶に、共演のもも(チャラン・ポ・ランタン)、ベッキー、竹中直人、そして白石和彌監督らと出席。同日朝にノーカット公開が決まった本作について、斎藤は「(公開日の)4月5日を誰よりも待ちわびている人間の一人です」と思いを語った。@@cutter 作家・阿佐田哲也のベストセラー小説『麻雀放浪記』を、和田誠監督の映画化以来、35年ぶりに映画化。原作のスピリットを受け継ぎながら、設定もキャラクターも大胆にアレンジし、和田版を生涯ベストの1つと公言する斎藤が主人公の天才ギャンブラー・坊や哲を演じる。  斎藤は、本作に出演するピエール瀧の逮捕など、紆余曲折を経ての公開決定への思いを聞かれると「今朝、公開すると発表があるまで、本当にどうなるかわからない、不安の中で過ごしてました」としたうえで「本当にほっとした気持ちでいっぱいです」とコメント。  一方の白石監督は「(ノーカットでの公開決定が)正しかったのか正しくなかったのか、わからない状態ではあるんです」と本音を吐露。自身の監督作でたびたびタッグを組んできたピエール瀧に関しては「長い時間を共にした作品もあったし、その中で気づけなかったのは、自分の不徳の致すところ」と反省の弁を述べ、過去作品で禁止薬物を描写してきたことにも言及。「啓発運動だったりとか。そういうことは作品とはまた別に、個人的に取り組んでいきたい」と胸中を明かしていた。  その後、一同は舞台挨拶にも登壇。斎藤は和田誠版について「映画というフィクションを見ているはずなんですけど、本当にドキュメントを見ている(ような)、子ども心に、ある種のトラウマを覚えた映画でもありました」と発言。続けて「戦後、日本の人々はこうやって立ち上がって、自分を犠牲にしながら、何かをつかんで、今に至ったんだなっていう、見えない何かを強烈に成分として吸収しちゃったんですよね。だから自分の一部じゃないですけど、そういう作品でした」と振り返っていた。  イベントでは和田誠版が上映され登壇者が観客とともに鑑賞したほか、本作のムビチケカードが観客にプレゼントされた。  映画『麻雀放浪記2020』は4月5日より全国公開。

  • 映画 『麻雀放浪記2020』公開に関する会見に出席した、白石和彌監督

    ピエール瀧出演『麻雀放浪記2020』ノーカット公開決定 白石和彌監督「作品に罪はない」

    映画

     麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたピエール瀧容疑者(本名:瀧正則)が出演する映画『麻雀放浪記2020』の公開に関する会見が20日、東映本社で行われ、配給会社の東映株式会社代表取締役社長の多田憲之氏と監督を務めた白石和彌が出席。多田氏が予定通り、4月5日にノーカットで公開することを正式に発表し、白石監督が瀧容疑者への今の思いを目に涙を浮かべながら打ち明けた。@@cutter 本作は、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説『麻雀放浪記』を、和田誠監督の映画化以来35年ぶりに再び映画化。原作のスピリットを受け継ぎながら、設定もキャラクターも大胆にアレンジ。和田版を生涯ベストの1つと公言する斎藤工が主人公・坊や哲を演じており、瀧容疑者は、坊や哲の運命を揺り動かす元五輪組織委員会長という重要な役どころを演じている。  事件発覚後、関係各所と協議を重ねてきたという東映。多田氏は「容疑が事実なら決して許されることではなく、大変憤りを感じている」と触れつつも、「罪を犯した一人の出演者ために、作品を待ちわびているお客様に公開しないという選択肢はとらないという結論に至った。劇場での上映は有料で、鑑賞の意志をもったお客様が鑑賞するクローズドなメディアなので、テレビやCMと異なる。賛否両論の意見があると思うが公開します」と宣言した。  現状、関係各所と協議は続いていて、今回の決定は配給を受け持つ東映としての判断。今各所に理解してもらってる段階で、すべての会社が総意なわけではないという。劇場側もまだ知らないそうで、現状51スクリーンで公開を予定しているが、「劇場からのどういうリアクションがあるかは分からない」とのこと。公開時の対応として、チケットを購入する客に対しては、瀧容疑者が出演しているという注意喚起をポスターや上映前などに行い、フォローしていくという。  一方、白石監督は逮捕の一報を聞いたとき、「驚き、容疑者に対して抑えられない憤りを感じた」と怒りをにじませ、「編集や追撮も考えましたが、東映さんに本当の気持ちを問われ、僕がベストだと思った形で公開したいと伝えました。この映画に関わったみんなが薬物に対して反対な立場。だけど、個人が犯した罪で作品そのものには罪はないんじゃないかと思う。大変でしたが、現状こういう形で公開できたことをほっとしています」と今の思いを告白。  白石監督はこれまで5作品で関わってきた瀧容疑者に対して、「僕を監督として大きく引き上げてくれた一人。彼のもってるキャラクターと男っぷりなどに惚れて仕事をしていました」と明かし、「20代の頃からやっていたとニュースで知ったけど、仕事をしているときは僕にはわからかった。今は言葉にできないし、バカヤローとしか言いようがない。今は自分の罪を反省して、薬を治療して人として歩いてほしい」と目を潤ませながら更生を訴えた。  映画『麻雀放浪記2020』は4月5日より全国公開。

  • 映画『麻雀放浪記2020』に出演するヴァニラ

    全身2億超え整形のヴァニラ、『麻雀放浪記2020』で量産型セクサロイド役

    映画

     総額2億円以上の全身整形で話題になっているタレントのヴァニラが、俳優の斎藤工が主演を務める映画『麻雀放浪記2020』で映画初出演を果たすことがわかった。「量産型セクサロイド」役として、物語の随所に登場する。@@cutter 本作は、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説『麻雀放浪記』を、和田誠監督の映画化以来35年ぶりに再び映画化。原作のスピリットを受け継ぎながら、設定もキャラクターも大胆にアレンジし、和田版を生涯ベストの1つと公言する斎藤が主人公・坊や哲を演じる。メガホンをとるのは、映画『孤狼の血』の白石和彌監督。  ヴァニラが演じるのは、科学技術が加速度的に発達し、国民の労働や生活の管理すべてを人工知能が支配する東京で、至るところに出現する量産型AI搭載セクサロイド。バッティングセンターの客寄せロボットや高級クラブのホステスとして、物語の随所に登場する。全身整形に総額2億円以上を費やしたというヴァニラは、まさに人類が追い求める理想の姿。見た目は人間だが魂のないアンドロイドという難しい役どころだが、彼女の究極の美で量産型セクサロイドの醸し出す虚無感を体現する。  本作が映画初出演となるヴァニラは「初めての映画出演でとても緊張したけど、和気あいあいの現場でとても楽しかったです。監督やスタッフさんに色々とご指導頂きながらアンドロイド役を演じさせて頂きました。びっくりしちゃうようなシーンもあるので是非皆さん楽しみにしていてくださいね!」と出演の喜びを語った。  白石監督は「究極の美しさを求めるヴァニラさんに強い感銘を受け、量産型アンドロイドを演じて頂きました。二度登場しますが、少しアンドロイドとしての仕様が違います。将来のアンドロイドがヴァニラさんの容姿になったら最高だと思いました」とコメントを寄せている。  映画『麻雀放浪記2020』は4月5日より全国公開。

  • 『麻雀放浪記2020』に出演するベッキー

    ベッキー、『麻雀放浪記2020』AI搭載アンドロイド役で1人2役

    映画

     俳優の斎藤工が主演を務める映画『麻雀放浪記2020』で、タレントのベッキーが、1人2役に挑戦していることが分かった。結婚後初の映画出演となるベッキーは、「ヒト」と「アンドロイド」という2つのハードな役どころに挑む。@@cutter 本作は、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説『麻雀放浪記』を、和田誠監督の映画化以来35年ぶりに再び映画化。原作のスピリットを受け継ぎながら、設定もキャラクターも大胆にアレンジし、和田版を生涯ベストの1つと公言する斎藤が主人公・坊や哲を演じる。メガホンをとるのは、映画『孤狼の血』の白石和彌監督。  ベッキーは、1945年の【戦後】で斎藤演じる坊や哲が通っていた麻雀クラブのママ・八代ゆき役と、2020年の新たな【戦後】で、哲の前に現れる謎のAI搭載アンドロイド・ユキの2役に挑戦。東京オリンピックの中止を清算しようと、国家が新たな国策利用のため創造した“セクサロイド”ユキに扮し、端正な顔立ちと佇まいで、人工知能のもたらす利便性の裏に潜む無機質ゆえの不気味さを体現する。  結婚後初の映画出演となるベッキーは「二役もやらせていただけて嬉しかったです。二役と言っても、“人間と人間”ではなく“人間とAI”なので、かなりやりがいがありました。AIに心はないけれど、AIなりの心の動きがほんの少し伝わったらいいなぁと思っています」と、アンドロイドという難しい役を務める意気込みを語った。  主演の斎藤は「ベッキーさんは演じるを超えて、ほぼ“憑依”されていました。麻雀も体得されていて、特にAIユキのハマり具合は衝撃的。ベッキーさんにしか務まらない役柄でした」と絶賛のコメント。  白石監督は「感情を持たないAIという難役で大変だったと思いますが、見事に演じてくれました。AIという役の経験は結婚には役立たないかもしれませんが、八代ゆきの妖艶さは是非とも結婚生活に役立ててください!」と冗談交じりにコメントした。  映画『麻雀放浪記2020』は4月5日より全国公開。

  • 「第61回ブルーリボン賞」授賞式にて

    松坂桃李、ある記者との秘話を明かす【第61回ブルーリボン賞授賞式】

    映画

     第61回ブルーリボン賞授賞式が6日に都内で開催され、俳優の松坂桃李、女優の門脇麦らが出席した。映画『孤狼の血』で助演男優賞を受賞した松坂は、とあるスポーツ紙の記者との秘話を明かした。@@cutter ブルーリボン賞では、在京スポーツ7紙の映画担当記者の投票によって賞が決定する。柚月裕子の同名小説を基に、ベテラン刑事・大上(役所広司)と新人の日岡(松坂)が、広島におけるヤクザの抗争に巻き込まれていく様を描いた『孤狼の血』で助演男優賞を獲得した松坂。スピーチでは、かつてスポーツ紙の記者が、自身のデビューから約5年が経ち、主演を張るようになった頃に「態度の違い」を指摘する内容の手紙を送ってきたことを回想。  「それを読んだときに、すごく背筋がピッとする思いだったんですね。その記者さんのお陰で、こうやっていろいろな方たちの声を聞こうと、改めて思えるようになって。それで今、こうやってブルーリボン賞の授賞式に立てているのかと思うと、本当に感謝の思いでいっぱいです。選んでいただいた記者の皆さまもそうなんですけども、そういう言葉をくれた、あるスポーツ紙の記者の方にも、お礼を言いたいです」と感慨深そうに語った。  故・若松孝二監督の映画制作を、助監督だった吉積めぐみ(門脇)の目線を通じて描いた『止められるか、俺たちを』で主演女優賞に輝いたのは門脇。「この賞が本作に関わった方、そして若松プロに関わった皆様に、少しでも良いものとして、うれしいものとして、届けば幸せだなと思います」と言い「きれいごとかもしれないけども、これからも私は映画にときめき続け、きれいごとだからこそ、より強くその一番純粋な気持ちを持って、これからも映画作りに関わっていけるように、毎作品毎作品、誠心誠意、向き合っていきたいなと思います」と語った。  当日の司会は、昨年の主演男優賞と主演女優賞をそれぞれ獲得した、阿部サダヲと新垣結衣が担当。お互いを「結衣」「サダヲ」と呼び捨てし合うなど愉快な掛け合いで会場を沸かせ、そんな二人の掛け合いを前にした門脇は「来年、司会できるのかなあ」と笑っていた。 第61回ブルーリボン賞 受賞一覧と登壇者は下記の通り。 ・作品賞 『カメラを止めるな!』上田慎一郎監督 ・監督賞 白石和彌『孤狼の血』『止められるか、俺たちを』『サニー/32』 ・主演男優賞 舘ひろし『終わった人』 ・主演女優賞 門脇麦『止められるか、俺たちを』 ・助演男優賞 松坂桃李『孤狼の血』 ・助演女優賞 松岡茉優『万引き家族』『ちはやふる ‐結び‐』 ・新人賞 南沙良『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』 ・外国作品賞 『ボヘミアン・ラプソディ』

  • 映画『麻雀放浪記2020』場面写真

    斎藤工『麻雀放浪記2020』 2つの“戦後日本”を描く予測不能の特報解禁

    映画

     俳優の斎藤工が主演を務める映画『麻雀放浪記2020』より、特報映像が解禁された。斎藤演じる坊や哲が1945年からタイムスリップしてきた2020年の世界で、核爆発を思わせる巨大なキノコ雲や朽ち果てた東京五輪のポスターなどが断片的に映し出されるショッキングな映像となっている。@@cutter 本作は、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説『麻雀放浪記』を、和田誠監督の映画化以来35年ぶりに再び映画化。原作のスピリットを受け継ぎながら、設定もキャラクターも大胆にアレンジした内容となっている。和田版を生涯ベストの1つと公言している斎藤が主人公・坊や哲を演じる。メガホンをとるのは、映画『孤狼の血』などアウトロー映画の第一人者である白石和彌監督。  坊や哲が終戦直後の1945年からタイムスリップしてきたのは、2020年の東京。人口は減少し、労働は人工知能(AI)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれ、東京五輪が中止となった未来だ。そんな思わぬ状況での“麻雀”の死闘を描く。  特報映像は、戦後、焼け野原となった東京をさまよう坊や哲の後ろ姿から始まる。行く先に映し出されるのは、レンガ造りの建物。タバコの煙が立ち込める中、男たちが博打に命を賭けている様子が克明に描かれる。退廃的な世界で血をたぎらせ生命力を燃やすアウトローたちの姿は、まさに阿佐田哲也・和田誠が描いてきた『麻雀放浪記』の世界。しかし、突如として「伝説の傑作小説よ、さらば。」という高らかな宣言とともに、舞台はモノクロの1945年から2020年へ。そこにサブリミナル的に映し出されるのは想定外の東京の姿だ。こうこうとした光に包まれる謎の闘技場、朽ち果てた2020年東京五輪のポスター、核爆発、未来的な研究所、覚醒するアンドロイドの眼。映像は「これでいいのか、ニッポン」というメッセージで幕を閉じる。  映画『麻雀放浪記2020』は4月5日より全国公開。

  • 映画『凪待ち』でヒロインを務める恒松祐里

    恒松祐里、白石和彌監督×香取慎吾主演『凪待ち』のヒロインに抜てき

    映画

     女優の恒松祐里が、白石和彌が監督を務め、香取慎吾が主演する映画『凪待ち』のヒロイン役を務めることが発表された。恒松は、主人公・郁男(香取)のパートナーの女性の娘・美波役を務める。@@cutter 本作は、白石監督の構想をもとに映画『クライマーズ・ハイ』『ふしぎな岬の物語』などの脚本家・加藤正人が「喪失と再生」をテーマに脚本を執筆。パートナーの女性とその娘と共に、彼女の故郷である石巻市で再出発しようとする郁男を主人公に、人生につまづき落ちぶれた男の再生の物語を描く。  垣松は作品について「初めて脚本を読んだ時、ずっと少し寂しくて苦しくて深い海底の暗闇の中を行き場もなく彷徨っているような作品だなと思いました。でも最後の方で微かに一筋の光が見えたように感じました」と感想を吐露。「撮影中は私の役にとって辛い事ばかり起きましたが、その光を求めてがむしゃらに頑張りました。白石和彌監督はそんな私のお芝居をどんな時も優しく見守って下さりました」と撮影を振り返った。  初めて共演した香取については、「小さい頃から拝見していた方でしたので、お会いする時までドキドキしていたのですが、とても優しく誰に対しても同じ目線で温かく接して下さる方だったので、直ぐに役の関係性のように慕わせて頂く事が出来ました」と話し、「香取さんの大きな背中があったから美波として生きられた気がします」と語っている。  最後に「素敵な方々と出会い、お仕事をする事が出来て本当に光栄でした。作品の中で私が感じた光を皆さんにも感じて頂けたらと思います」とコメントを寄せた。  映画『凪待ち』は2019年全国公開。

  • ドラマ24『フルーツ宅配便』第1話試写会&記者会見に登場した仲里依紗

    仲里依紗、デリヘル舞台のドラマ出演 夫・中尾明慶の反応を語る

    エンタメ

     女優の仲里依紗が9日、都内で開催された1月クールのドラマ24『フルーツ宅配便』(テレビ東京系/毎週金曜24時12分)試写会&記者会見に出席した。仲はデリヘルが舞台となる本作への出演に対する夫・中尾明慶の反応を明かした。@@cutter 鈴木良雄による同名漫画をもとにする本作は、デリヘルで働くワケあり女子たちの人間模様を、デリヘルの店長になった咲田(濱田岳)の目線を通して描く。記者会見には濱田と仲のほか、荒川良々、白石和彌監督が出席した。仲は咲田の中学時代の同級生で学校のマドンナ的存在だった本橋えみ役を、荒川は咲田が働くデリヘル店「フルーツ宅配便」で車の送迎係を務めるマサカネを演じる。  濱田は同局の『釣りバカ日誌』シリーズで演じている“ハマちゃん”こと浜崎伝助と咲田にギャップを感じたか問われると「自分のふり幅を試すにはもってこいの企画だったかもしれません」と笑顔。「今回は振り回される男という役なので、名ばかりの主演といいますか。本当に、周りの方々がいろいろなアクシデントを起こしてくれるのに、リアクションを取っていくという、いちばん視聴者目線の役なのかなとも思った」と語った。  一方の仲はオファーを受けた際のことを「ついに来たか! みたいな(笑)」と回想し「こういう作品に出させてもらうのは、自分の肥やしになるなと思って、全然抵抗はなかったです」とニッコリ。撮影前に配布された資料に目を通した際には「家で子どもに見られたらまずそうな資料だったので、そっと読んで、シュレッダーにかけました(笑)」と明かした。  また仲は、本作への出演を明かしたときの夫・中尾明慶の反応を問われると「(デリヘルに)行ったことあるのかないのか私は分からないですけど、そういう展開になってきたら超気まずくなるから、たぶんあっち(中尾)が気を遣って、そこは遠回しにしました」と告白。会見前夜には、家で一緒に映像を見ていたことにも触れ「『俺の話するなよ』って昨日言われてここに来たんですよ。でも、記者さんから言われちゃったから…(笑)。彼はたぶん、行ったことはないと信じています」と続けていた。  ドラマ24『フルーツ宅配便』は、テレビ東京系にて1月11日より毎週金曜24時12分放送。

  • 映画『麻雀放浪記2020』に出演する岡崎体育

    岡崎体育、『麻雀放浪記2020』オタクテロリスト役で映画初出演

    映画

     ミュージシャンの岡崎体育が、斎藤工主演の映画『麻雀放浪記2020』で映画初出演を果たすことが分かった。岡崎は「ついに岡崎体育の憎らし&愛らしフェイスが劇場のスクリーンに映し出されるときが来ました。今後の僕の宿題として、アカデミー賞の新人賞にノミネートされたけど受賞には至らず、受賞された俳優さんに少し悔しさの見え隠れがある笑顔で賛辞を送るやつの練習しときます」とコメントを寄せている。@@cutter 本作は、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説『麻雀放浪記』を原案としながら、設定やキャラクターを大胆にアレンジした作品。10年間映画化を熱望していた斎藤が、1945年から2020年へとタイムスリップしたギャンブラー、坊や哲を熱演する。斎藤のほかに、竹中直人、チャラン・ポ・ランタンもも、ベッキーが出演。メガホンをとるのは映画『孤狼の血』の白石和彌監督。  舞台は2020年。そこでは人口は減少し、労働はAI(人工知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれ、“東京オリンピック”が中止となった未来だった。1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲(斎藤)が見る驚がくの世界と、思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”での死闘とは。  岡崎が演じるのは、戦後からやってきた坊や哲を拾って面倒を見ることにした地下アイドル・ドテ子の熱烈なファン・ドク。映画版の完全オリジナルキャラクターで、電磁パルスを仕掛けるオタクテロリストとして坊や哲を翻弄する。白石監督は「岡崎体育さんの独自の世界観が好きでお願いしたのですが大正解でした。これからお芝居の仕事が増えるんだろうなと思います」と岡崎の役者としての才能に太鼓判を押している。  『麻雀放浪記2020』は2019年4月5日より全国公開。

  • 『麻雀放浪記2020』がマカオ国際映画祭出品中止で困惑する斎藤工

    斎藤工『麻雀放浪記2020』、マカオ国際映画祭出品中止に 理由は「過激すぎ」

    映画

     俳優の斎藤工が主演を務める映画『麻雀放浪記2020』が、本日8日開幕の第3回マカオ国際映画祭で出品中止となっていたことがわかった。表現の過激さ、反逆的な背景設定等が原因だという。@@cutter 本作は、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説『麻雀放浪記』を映画『孤狼の血』の白石和彌監督の手で実写映画化。10年の歳月をかけて映画化を熱望していた斎藤が、主人公・坊や哲を演じる。  ギャンブルが一つのテーマとなる本作。坊や哲がいるのは、2020年。人口は減少し、労働はAI(人工知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれ、“東京オリンピック”が中止となった未来だ。1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が見る、驚愕の世界、そして思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”での死闘を描く。  ギャンブラーの聖地であるマカオでのキックオフがふさわしいという理由から、第3回マカオ国際映画祭でのワールドプレミアを行う予定だった本作。しかし、上映ができないということで出品が叶わなくなってしまったという。  映画祭側の公式な見解では、「セックス&バイオレンスによる表現の過剰さ、そして設定となっている世界大戦が起きて東京オリンピック2020が中止になったというシニカルな背景設定など、その過激で反逆的なシーンが多い」との理由により、急きょ出品が中止という判断が下されたとのこと。しかも唯一の日本映画の出品作品として、マカオ国際映画祭から出品要請があり、調整していた矢先の判断だったという。  今回の中止を受け、ド派手な映画祭でド派手な映画を上映しようという夢が叶わなかったため、主演の斎藤が困惑している様子の写真も公開された。果たしてどれほどの過激なシーンと、2020年という設定に時事ネタとして危険視されるほどの未来が表現されているのか。公開の日を待ちたい。  『麻雀放浪記2020』は2019年4月5日より全国公開。

  • 映画『麻雀放浪記2020』に出演する(左から)竹中直人、チャラン・ポ・ランタンもも、斎藤工、ベッキー

    斎藤工主演『麻雀放浪記2020』 ベッキー、竹中直人ら追加キャスト発表

    映画

     俳優の斎藤工が主演を務める映画『麻雀放浪記2020』の第2弾キャストが発表され、竹中直人、ベッキーらの出演が明らかになった。第2弾キャスト発表と併せて、出演者の劇中での姿も解禁された。@@cutter 『麻雀放浪記2020』は、不朽の名作として読み継がれている阿佐田哲也のベストセラー小説『麻雀放浪記』が原案。2020年、オリンピックが中止されてしまった東京を舞台に、1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が、麻雀で死闘を繰り広げる。映画『凶悪』(2013)『孤狼の血』(2018)などで知られる白石和彌監督がメガホンをとる。  本作で竹中が演じるのは、地下アイドルたちを抱える芸能プロダクションの社長・クソ丸。竹中は「クソ丸という強烈なキャラクターを演じてみて、まだまだやり足りない感じです」と語ると、続けて「もっともっとクソになりたかったな…と思っています」と撮影を述懐。さらに斎藤との共演について「たくみくんとは久しぶりの共演でとてもうれしかったです。そして楽しかった…」と振り返った。  ベッキーが演じるのは、斎藤演じる主人公・坊や哲がいた元の時代で哲に麻雀を教えたアパートの大家であり、麻雀クラブ「オックスクラブ」のママでもある・ゆき。演じるベッキーは白石監督について「周りを緊張させない明るさと元気さがあり、会った瞬間に『あ!これは撮影楽しくなるかも!』と思わせてくださる方でした」とコメント。さらに撮影について「笑えるシーンも、シリアスなシーンも、明るい雰囲気で撮影が進んでいったのが印象的です」と語った。  また本作には、坊や哲の面倒を見ることになる地下アイドル・ドテ子役として、姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」のヴォーカル、ももが出演。ももは今回の映画出演について「ぶっ飛んだ設定とキャラクターに最初は少し驚きましたが、演じた“ドテ子”というキャラクターに親近感や共感を覚えながら、次第に白石監督のリクエストに応えることにものすごくやり甲斐を感じられるようになって、緊張はいつの間にか消えていました」と語っている。  映画『麻雀放浪記2020』は2019年4月5日より全国公開。

  • ドラマ24『フルーツ宅配便』場面写真

    濱田岳がデリヘル店長に 主演ドラマ『フルーツ宅配便』1月スタート

    エンタメ

     俳優の濱田岳が、2019年1月クールのドラマ24『フルーツ宅配便』(テレビ東京系/毎週金曜24時12分)で主演を務めることが発表された。映画『孤狼の血』『彼女がその名を知らない鳥たち』の白石和彌が監督を務め、デリヘルを舞台に風俗嬢の悲喜こもごもを描く本作について、濱田は「人間が持つ、『欲』と『弱さ』が織りなす人情劇になっていると思います」とコメントしている。@@cutter 「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載中の鈴木良雄による同名漫画を基にする本作は、子どもの学費を稼ぐシングルマザー、整形したい若者、詐欺で借金を背負ったOLなど、デリヘルで働くワケあり女子の人間模様を、デリヘルの店長になったごく普通の男の目線を通して描き出す。  主演の濱田は「このドラマはきっと『生きていくということ』が、大事なテーマの1つだと思っています。また、そのドラマの主演を任せていただけることに、喜びと、大きな責任を感じております。男性しか利用することの無い職業のため、色々な感情を抱く方も多いとは思いますが、人間が持つ、『欲』と『弱さ』が織りなす人情劇になっていると思います」とコメント。  また「毎週楽しんで頂ける作品にするべく、白石監督をはじめ、素敵な仲間たちと撮影をしております」と語り、続けて「ひとつだけ残念なのは、釣りバカ日誌の伝助のときの様に、朝から元気に、おはスタに出られないことです」とも明かしている。  一方の白石監督は「映画で何度か描いてきたデリヘルの話をドラマ24を舞台に再度挑戦します。それもこれも『フルーツ宅配便』という素敵な原作に出会ったことが全てです。まだまだ描かなければいけない人生が世の中にはたくさんあると痛感させられています」と発言。「濱田岳さんという最高のパートナーと一緒に、悲しく苦く、ほんの少しだけ楽しい様々な人生を見つめていきたいと思います。撮影、始まったばかりですが快調です。明日は晴れろ!」とも話している。  ドラマ24『フルーツ宅配便』は、テレビ東京系にて2019年1月より毎週金曜24時12分放送。

  • 漫画『麻雀放浪記2020』扉絵カット

    『麻雀放浪記2020』 漫画&映画の同時進行企画が発表

    映画

     俳優の斎藤工主演、白石和彌監督で2019年4月に公開される映画『麻雀放浪記2020』が、漫画版との連動企画であったことが発表された。@@cutter 『麻雀放浪記2020』は、不朽の名作として読み継がれている阿佐田哲也のベストセラー小説『麻雀放浪記』が原案。2020年、オリンピックが中止されてしまった東京を舞台に、1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が、麻雀で死闘を繰り広げる。  このプロジェクトの始まりは2016年にさかのぼる。麻雀漫画界の老舗雑誌『近代麻雀』に本企画の相談が持ち込まれた。編集部に企画への協力を求めたところ、すぐさま快諾。脚本作りには、ギャンブル漫画の大家・片山まさゆきが参加し、阿佐田哲也のスピリッツが受け継がれた、驚くような物語の骨格が作り出されていった。  さらにその後、片山が作り出した、大胆なプロットを基に、映画版は白石監督のもと、脚本を『殺し屋1』の佐藤佐吉が執筆し、撮影へ。同時に『近代麻雀』では、2018年6月より漫画版の連載がスタートした。  映画版と漫画版のストーリーは、設定こそ同じものの、クライマックスでそれぞれ何が起こるのかが、全く明かされていない。『麻雀放浪記2020』の全ぼうを知るためには、漫画版と映画版の両方をその目で確かめるしかないとのこと。漫画版の連載は、これから佳境へと入る。漫画版の最終回は映画版の公開する直前となる2019年春に予定されている。  映画『麻雀放浪記2020』は2019年4月5日全国公開。

  • 『麻雀放浪記2020』で坊や哲を演じる斎藤工

    斎藤工×白石和彌監督が初タッグ 映画『麻雀放浪記2020』来年公開

    映画

     俳優の斎藤工が、来年公開の映画『麻雀放浪記2020』に主演し、白石和彌監督と初のタッグを組むことが発表された。斎藤は「『麻雀放浪記 2020』は、リメイクと言うより新装開店、リニューアルに近い、白石和彌版の麻雀放浪記の凄まじい世界に酔いしれて頂きたく思います」とコメントを寄せている。@@cutter 原作は、不朽の名作として今なお読み継がれている阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説『麻雀放浪記』。映画化は、イラストレーターの和田誠が初監督した『麻雀放浪記』(1984年)から実に35年振りとなる。主人公・坊や哲を斎藤が演じ、映画『彼女がその名を知らない鳥たち』『孤狼の血』の白石監督がメガホンを取る。本作で坊や哲がいるのは、2020年の“未来”。人口が減少し、労働はAI(人工知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれているこの世界は“東京オリンピック”が中止となった未来だった…。1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が見る驚がくの世界と、思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”での死闘とは…。  和田監督版のファンだという斎藤は「個人的な意見ですが、名画をリメイクしてオリジナルを超えた作品は、はっきり言って殆ど無い」としたうえで「私は邦画ファンとして、この台本での白石和彌×麻雀放浪記が無性に観たくて仕方なくなっていました。とんでもない作品が生まれる瞬間に立ち会えるのではなかろうか。私はかつて『明日、泣く』と言う作品(内藤誠監督作)で阿佐田哲也さんの半生を演じさせて頂いた御縁もあり、本作に身を投じさせて頂こうと思いました」とコメント。  一方の白石監督は、斎藤について「斎藤さんは、想像以上に昭和を感じさせてくれる大和男児でした。数々の昭和の男たちを描いてきた私の作品の中でも、一番泥臭い昭和の男になっていると思います。坊や哲と出会うことで周りの人々や社会は変わっていきますが、坊や哲は時代が変わっても、一切ぶれない芯の通った男として、演じきってくれました」と評している。  映画『麻雀放浪記2020』は2019年4月5日より全国公開。

  • (左から)白石和彌、香取慎吾

    香取慎吾が人生につまずき落ちぶれる…白石和彌監督『凪待ち』に主演 

    映画

     香取慎吾が映画『凪待ち』に主演することが決定し、『孤狼の血』『彼女がその名を知らない鳥たち』の白石和彌監督と初タッグを組むことが発表された。香取は喪失した人生から再生する男を演じる。@@cutter 本作は、2013年の『凶悪』で第37回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した白石監督が香取と初タッグを組むオリジナル脚本作品。脚本は白石監督と『火花』でタッグを組んだ加藤正人が担当し、「喪失と再生」を描く人間ドラマを作り上げる。主人公は、パートナーの女性とその娘と共に、彼女の故郷である石巻市で、再出発をはかろうとする男。平穏に見えた暮らしだったが、小さな綻びが積み重なり、やがて取り返しのつかないことが起きてしまう。  主演を務める香取は「白石監督とお仕事できてとてもうれしいです。今までぼくが演技したことのないような役と世界観で、この映画のこのストーリーの中に入れることがとても楽しみです。石巻の空気がこの映画の中に溢れおさまったら嬉しいです」と喜びを語った。  白石監督は、「香取慎吾さんというスターを迎えての映画、とてもワクワクしています。映画作品としても自分としてステップを踏めている気がして楽しみでしかありません」とコメント。続けて「今回、『喪失と再生』をテーマに香取さんと映画をやってみたいと思いました。香取さんのスター感を若干消しながらも、人の生きる強さや優しさといったものに香取さんとならば触れられると思いました。そこを一緒に探していけたらと思っています」と意気込みを見せている。  映画『凪待ち』は2019年公開。

  • 『孤狼の血』初日舞台挨拶に登壇した(左から)役所広司、松坂桃李

    役所広司、松坂桃李のキャリア40周年を予想「全裸で仕事してるかも」

    映画

     俳優の役所広司が12日、都内で主演映画『孤狼の血』の初日舞台挨拶に登壇。俳優40周年をお祝いされた役所は、劇中でバディを組んだ松坂桃李が、役者としてキャリア40年目を迎えた際は「全裸で仕事してるんじゃないですか?」と冗談まじりに予想した。@@cutter 同作は、小説家・柚月裕子が手がけた同名小説を原作とし、“警察小説×『仁義なき戦い』”とも評されるR15+指定の意欲作。欲望渦巻く昭和の終わり、暴力団対策法が成立する直前の広島の架空都市・呉原で、警察や暴力団がそれぞれの目論見や欲望を抱えて争うさまを描く。  広島県警の刑事・大上章吾を熱演した役所は、役者生活40年目に突入。本作との出会いについて「“ギリギリ体力がもったかな?”という作品に40年目に出会えて幸せでした。さっき、松坂くんに『(役者としてキャリアをスタートしてから)40年後いくつ?』って言ったら『60』だと言っていた。松坂くんもまぁ、40周年のときは全裸で仕事してるんじゃないでしょうか?」と冗談まじりに予想。公開中の映画『娼年』で濡れ場シーンが話題の松坂は笑みをこぼし、すかさず「今回そういうシーンないですから」と観客に念押しした。  そんな松坂が今回演じたのは、大上の部下・日岡秀一。役所とのバディ関係に関して「勝手ながら親のような、師匠のような、大先輩のような、いろんなものが混ざって、最終的に大きく、分厚く、そして遠いなと感じた。この時間はかけがえのない大事な時間でしたね」と振り返った。  クラブ「梨子」のママ・高木里佳子に扮した真木よう子は「こういうシーンがあるから真木よう子を使ったんだな、というシーンがある。クラブのママということで巧みな話術とかいろいろな技を使う」と自身の役どころを紹介。とはいえ「私自身は男兄弟の中で育った。バイオレンスな男の子のケンカには一緒に入っていくような子供だった」と白い歯をこぼした。  尾谷組若頭・一之瀬守孝役の江口洋介は「完全な仁義をテーマにした昭和のヤクザは初めて」と言い、「(『孤狼の血』のような)こういうバイオレンスなものは、今の日本で描きづらい状況になっているかもしれない。(映画界の)新しい突破口になって、またヒリヒリするような芝居をやれるきっかけになるのでは」と期待感を込めた。  今回のイベントには松坂や役所、江口、真木のほか、音尾琢真、中村倫也、阿部純子、ピエール瀧、白石和彌監督、原作者の柚月氏が出席した。

  • (左から)役所広司、松坂桃李

    松坂桃李、『孤狼の血』役所広司とのバディ関係は「宝」

    映画

     俳優の松坂桃李が25日都内で、映画『孤狼の血(ころうのち)』の完成披露試写会に役所広司や真木よう子らと共に出席。本作に出演した感想を問われ「役所さんとバディを組ませてもらったことが何より宝」と笑顔まじりに語った。@@cutter 同映画は、柚月裕子の同名小説が原作。昭和63年、暴力団対策法が成立する直前の広島の架空都市・呉原で、刑事やヤクザが生き残りを賭けて戦う様を描く。  今回のイベントには役所や松坂、真木のほか、中村倫也、音尾琢真、阿部純子、竹野内豊、伊吹吾郎、ピエール瀧、江口洋介、原作者の柚月、白石和彌監督が出席した。  手段を選ばぬ捜査方法でヤクザと渡り合う刑事・大上章吾を熱演した役所は「初めて白石監督に会った時に、『元気のある日本映画を作りたいな』と言われ、キャストもスタッフも何とか頑張った。ヤクザ関係のキャストの人たちは、普段はちゃんと社会人みたいな顔してますけど、まぁ根が不良ですからね、スゴくのびのびとヤクザを演じてました。僕と松坂君は刑事で、正義の味方やってます」と話して会場を笑わせた。  大上の影響を受けるエリート新人刑事・日岡秀一として体当たりの演技を見せる松坂は、役所とは今回二度目の共演。「警察の役をやったというより、役所さんとバディを組ませてもらったことが何より宝」と述べ、「この作品で役所さんが使っているライターを頂いた」とライターを取り出し、ニコニコする一幕も。さらに「(本作を)観終わった時に“うわぁ羨ましい…!”って思うような濃厚な関係性の中でやらせてもらえた」と話し、充実感を漂わせた。  大上と旧知の仲であるクラブ「梨子」のママ・高木里佳子役の真木は、「オールキャストの皆さんが切磋琢磨するシーンを間近に見てて“カッコイイ~!”と普通に思ってしまった。それと同時に、私も男性だったら(一緒に演技などを)やりたいなと思う男性たちばっかりだったので羨ましさもあった」と撮影時の気持ちを明かしていた。  映画『孤狼の血』は、5月12日より全国ロードショー。

  • 蒼井優、「第39回ヨコハマ映画祭」にて

    「第39回ヨコハマ映画祭」池松壮亮が主演男優賞、蒼井優は2度目の主演女優賞に輝く

    映画

     俳優の池松壮亮と女優の蒼井優が28日、神奈川県・横浜にて開催された「第39回ヨコハマ映画祭」の表彰式に出席。池松は『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で主演男優賞に、蒼井は『彼女がその名を知らない鳥たち』で主演女優賞を受賞し、その喜びを語った。@@cutter 池松は、3年前に映画『ぼくたちの家族』で助演男優賞を受賞し、今回と同じ石井裕也監督とタッグを組んでいた。「個人賞をいただけると思ってなかったし、この映画は市井に生きる人を描いているので、市民映画祭で主演男優賞は、大変嬉しいです」と喜びを語った池松。同作品は、作品賞、脚本賞、撮影賞に加え、共演の石橋静河が最優秀新人賞を受賞、5冠を達成している。  恋愛映画をあまり見てこなかったジャンルであることを明かしながら、池松は「人を好きになること、世界で起こっていること、全てが感情と結びついているのがすばらしいなと思って、台本を読み終わって最後のページを閉じたときに“僕ができるのは、これだ”と思った記憶があります」と新たな世界に共感したことを振り返っていた。  蒼井は、2007年に映画『フラガール』で主演女優賞を受賞しており、11年ぶりの同賞の栄冠に輝いた。この日は『フラガール』で監督を務めた李相日監督が特別にプレゼンターとして登場。蒼井は周辺のスタッフが11年前とほぼ変わっていないことに対して、「蒼井優という商品をあきらめずにずっと支えてくれたみなさんにとってこの賞は励みになると思いますし、私からお礼を伝えられることがとてもありがたいです」と感謝を伝えた。  『彼女がその名を知らない鳥たち』は、メガホンを取った白石和彌監督が監督賞、松坂桃李が助演男優賞を受賞。6年前に同映画祭の最優秀新人賞を受賞している松坂は、そのとき表彰式に出席できず悔やんでいたことを明かしながら「皆さんのおかげで、ここに立つことができて本当に嬉しいです」と喜びもひとしおの様子。一方で劇中の役柄のダメ男ぶりをプライベートでよくバッシングを受けていたことを明かし、「すごく嬉しいけど、面と向かって言われた分、自分の気持ちが沈むのがわかるんですよね…」などと漏らし、笑いを誘っていた。  「第39回ヨコハマ映画祭」受賞結果は以下の通り。 ■作品賞 『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』 ■監督賞 白石和彌『彼女がその名を知らない鳥たち』『牝猫たち』 ■森田芳光メモリアル新人監督賞 石川慶『愚行録』 森ガキ侑大『おじいちゃん、死んじゃったって。』 ■脚本賞 石井裕也『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』 ■撮影賞 鎌苅洋一『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』 ■主演男優賞 池松壮亮『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』 ■主演女優賞 蒼井優『彼女がその名を知らない鳥たち』 ■助演男優賞 塩見三省『アウトレイジ 最終章』 松坂桃李『彼女がその名を知らない鳥たち』 ■助演女優賞 臼田あさ美『愚行録』 松本若菜『愚行録』 ■最優秀新人賞 石橋静河『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』 岸井ゆきの『おじいちゃん、死んじゃったって。』 ■審査員特別賞 ロマンポルノ・リブート・プロジェクト ■特別大賞 西田敏行

  • 『サニー/32』完成披露イベントに登壇した、ピエール瀧、北原里英、リリー・フランキー、門脇麦

    北原里英、顔を舐められたり雪原を薄着で歩いたり… 「寒くて泣いたのは初めて」

    映画

     NGT48・北原里英が18日、都内にて行われた主演映画『サニー/32』の完成披露イベントに、共演したピエール瀧、リリー・フランキー、門脇麦、白石和彌監督とともに登壇した。北原にとって、NGT48、AKB48グループからの卒業を発表して初の主演映画。薄着で雪原を歩いたり、顔を舐められたり殴られたりなどハードなシーンもあったが、スタントはいっさい使わず、体当たりでチャレンジしたという。北原は「初めて寒くて泣きました」と苦笑いしていた。@@cutter 本作は、『凶悪』の監督・白石和彌と脚本・高橋泉のタッグによるオリジナル作品。新潟のある町で、中学校教師・藤井赤理(北原)は、24歳の誕生日を迎えた日、突然、柏原(瀧)と小田(リリー)に拉致され山小屋に監禁されてしまう。2人は14年前、「犯罪史上、最もかわいい殺人犯」と呼ばれた小学生による同級生殺害事件の犯人、通称“サニー”の狂信的信者だった。  拉致する役を演じたリリーは「ネット上のアイドルを自分だけのものにしたいという思い。それはネット犯罪でよくある間抜けな部分とピュアな部分が共存している」とその役柄を分析するが、相棒を演じた瀧は、その内容に「ぶっとんでいて、やっているほうもよくわからなかった」と呆れていた。また門脇も「こんなに誰にも感情移入できない映画は初めて。何回台本を読んでも理解できませんでした」と苦笑い。  そんななかハードなシーンを演じた北原に白石監督は「北原さんはやってといったことは全て受け入れてやってくださった。雪原を歩くシーンも、見てるだけで申し訳ないことした」と語ると、リリーは「よく死ななかった。雪の中をあの服で歩いているのは逃げ出した風俗嬢みたい。座長としての根性を感じた」と褒めていた。  イベントでは、北原を3Dコピーした“サニー人形”がステージに登場。北原が縄を縛り、リリーと瀧が檻に閉じ込めるという、不思議な“儀式”も行われたが、北原は「そっくり」と喜びつつ、観客は若干引いているという、独特な空気となっていた。  最後に北原は「誰にも予想できない怒涛の展開が待ってると思うので、1秒も目を離さずに最後まで楽しんでください」と観客にメッセージを贈った。  映画『サニー/32』は2月9日に新潟・長岡で先行公開、2月17日全国ロードショー。

  • 映画『サニー/32』予告編解禁

    北原里英がスタントなしで雪の中にダイブ! 『サニー/32』予告編公開

    映画

     NGT48のキャプテンで、来春にAKB48グループの卒業を発表している北原里英が主演を務める映画『サニー/32』の予告映像が解禁された。北原自身が「死ぬかと思った」と回想する熱演シーンも収録されている。@@cutter 本作は、『凶悪』の監督・白石和彌と脚本・高橋泉のタッグによるオリジナル作品。拉致や監禁といった衝撃的な展開がサスペンスフルに繰り広げられる。新潟のある町で、仕事も私生活もふるわずに日々を過ごしていた中学校教師・藤井赤理(北原)。24歳の誕生日を迎えた日、突然、柏原(ピエール瀧)と小田(リリー・フランキー)に拉致され豪雪が積もる山小屋に監禁されてしまう。2人は14年前、「犯罪史上、最もかわいい殺人犯」と呼ばれた小学生による同級生殺害事件の犯人、通称“サニー”の狂信的信者だった。  解禁された予告編では、監禁された赤理が、柏原と小田によって「サニー」と呼ばれ、息もつかせぬ勢いで「サニー」に何かしらの縁を持った人間たちが次々に赤理に近づいてくるシーンが続く。戸惑う赤理だったが、映像の後半では一転、ある出来事をきっかけに“覚醒”した赤理が逆転を始める姿が。先の展開が読めないパワフルな予告編となっている。  今回北原は、監禁された山小屋の2階から、高々と降り積もった2、3メートルの雪に、スタントなしで飛び降りるという熱演を披露。雪世界を1人ひたすら逃げる体当たりの演技を行った北原は、当時を「死ぬかと思った」と回顧している。  12月30日より一部を除く全国上映劇場で、全3種類の絵柄が用意されたムビチケカードが発売される。  映画『サニー/32』は、2018年2月17日より全国公開。9日には新潟・長岡で先行公開。

  • 蒼井優&阿部サダヲ『彼女がその名を知らない鳥たち』インタビュー

    蒼井優&阿部サダヲ「映画界に入れて良かった」白石組撮影に手応え

    映画

     蒼井優と阿部サダヲ、今や日本映画界には欠かせない存在となった2人の役者が、白石和彌監督の最新作『彼女がその名を知らない鳥たち』にて最低な男女役で共演し、圧巻の名芝居を見せている。お互いを「反応が早い」「軽やか」と評す蒼井と阿部に、それぞれの役者としての魅力や、共に初めてタッグを組むこととなった白石監督に対する印象、改めて“映画界”の魅力を認識させられたという白石組の現場の様子を語ってもらった。@@cutter 沼田まほかるの同名小説を実写化した本作は、自分勝手な女・十和子(蒼井)、十和子に異様な執着を見せる男・陣治(阿部)、十和子と不倫関係を結ぶ水島(松坂桃李)が織りなす人間模様、そして十和子の昔の恋人である黒崎(竹野内豊)の失踪を端緒とするミステリーを同時進行で描く。  阿部はひとつひとつの振る舞いに嫌な男の感じがにじみ出る陣治について「衣装も全部、いくら汚してもいいと言われていたので。(足を指しながら)こういうところに、卵とか付いていたんです」と汚さを徹底的に追求したという。その一方で「ネタバレになってしまうので言い方が難しいですが、汚い下品な男というだけじゃないという部分も見せられるように演じました(笑)」と芝居に込めた思いを語る。  役者としての蒼井については「監督からの指示に対する反応が早い」と話し、「十和子は『嫌な女』ですが、たまに見せる表情で、悲しそうにも見えるんですよ。『この人、ちょっと救ってあげなきゃな』という風に見せる表情を作ったりするのがすごい」とも。これを受けた蒼井は「阿部さんは軽やかです。重たいシーンとかで気持ちをつくって、みたいなことを全く感じさせない。スタンバイのときからスタートがかかるまで、何かが全く見えないというか…」としたうえで、「でも本当に、瞬時に最高速度まで上がる。すごい車みたいな感じです(笑)」と称賛の言葉を贈る。@@separator 本作は最低な人間たちがドロドロに絡み合っていく様を描く物語。「大概は最低なんですけど、ちょっとワクワクしながら見れちゃうのは、白石さんの最低な人たちに対する愛情(があるから)だったり、そういう人たちに対して、白石さんが上から(目線で)描いていないから」と分析する蒼井に阿部も大きく頷く。蒼井は続けて、大阪城が映るシーンが予想外だったと苦笑しながら、「絶対に通さなきゃいけない筋みたいなものが、一回もブレないまま最後まで突き進んでいく映画って、なかなかなかったりする。映画を見た! っていう感じがしました」と初めて飛び込んだ白石組での映画作りに手ごたえをのぞかせる。  気に入っているシーンを尋ねると、阿部も蒼井も、十和子と陣治の間に秘められた真実が明かされた後のラストシーンだと回答。阿部は「夕暮れ時のマジックアワー狙いで、長回しでやりたいと最初に伝えられていました。僕もスタッフの皆さんもそのシーンに懸けていた部分もあって、完成したラストシーンを観た時、『ああいう風につながるんだ』って感動しました」としみじみ。蒼井も「撮っているときに、改めて大げさじゃなく、映画界に入れて良かったなって久しぶりに思ったし、ただただ幸せな時間だったんです。芝居的にはちょっと重たいけど、みんなの『撮る!』っていう気合もすごかったですし、感情移入しちゃっているのかテンションがたかぶっちゃっているのか、男性のスタッフが涙流しちゃったりとかして(笑)。傍から見たらものすごく奇妙かもしれないですけど、『いいなあ』って思いましたね」。(取材・文・写真:岸豊)  映画『彼女がその名を知らない鳥たち』は10月28日より全国公開。

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