アン・ヘッシュ

バイセクシャルであることをカミングアウトした数少ない女優の一人。色白でブロンド、少年のようにも見える中性的なルックスにスリムな体型で、どこか儚げな印象が魅力でもあったが、結婚して母親となった今、女優としても更なる飛躍が期待されている。本名はアン・セレスト・ヘッシュ。日本ではヘッシュで通用しているが、本来は“ヘイチ”と発音するようだ。バプティスト派司祭兼聖歌隊指揮者を父親に、4人兄弟の2番目に生まれる。その父が実は隠れホモで、彼女がティーンの頃に家を出、83年にエイズで死去した。12歳の頃から地元のディナーシアターで演技や歌を披露しては一家の家計を助けていたアンは、15歳で昼ドラマの出演オファーを受けたが、高校を卒業したいために断念。卒業と同時にTVシリーズ「Another World」に出演、善と悪の双子姉妹を演じ分けて見事、デイタイム・エミー賞若手女優賞を受賞した。同番組への出演は4年間続き、共演者のリチャード・バージと恋人同士になったことも。93年にはイライジャ・ウッド主演の「ハックフィンの冒険」で映画デビュー。同年、ノンクレジットで出演した「パパとマチルダ」でスティーヴ・マーティンと出会い、24歳の年齢差がある二人だったが、95年まで恋愛関係が続いた。その後、次第に大きな役が回ってくるようになった彼女は、「ワイルド・サイド」(96)で昼は銀行員、夜はコールガールの顔を持つ女性役で主役級の出演。デミ・ムーアの友人を演じた「陪審員」(96)では大胆なセックスシーンを演じて注目される。また97年には、「フェイク」でジョニー・デップの妻、「ボルケーノ」では地震学者、本来は男性俳優が想定されていた大統領顧問役を好演した「ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ」ではナショナル・ボード・オブ・レビュー助演女優賞を受賞するなど、目覚しい活躍を見せた。そしてこの年、アカデミー賞授賞式でコメディエンヌのエレン・デジュネレスと出会ったアンは、彼女とシリアスな関係になる。エレンは数ヵ月後に二人の仲をカミングアウト。アンの女優生命は終わったと思う者もいたが、現実はその逆だった。翌年、ロマンティックアドベンチャー「6デイズ/7ナイツ」でハリソン・フォードの相手役に抜擢され、「リターン・トゥ・パラダイス」では弁護士のヒロインとして登場。ヒッチコックの有名すぎる作品のリメイクで不評を買ったガス・ヴァン・サントの「サイコ」では、シャワーで惨殺されるヒロインを演じて、サターン・アワードの助演女優賞とラジー賞のワースト女優賞にノミネートされ、賛否両論の評価を得た。最近ではTVシリーズ「アリー・myラブ」の第四シーズンでジョン・ケイジの恋人メラニー役で登場。ジョンに負けないエキセントリックさで、強烈な印象を残した。99年には、「Reaching Normal」で恋人のエレンを主役級に据え、監督デビュー。その後も数本、TV用の作品を監督している。3年半の交際を経て、 年にエレン・デジュネレスと破局。精神のバランスを崩して異常行動をとり、入院したことも。デンゼル・ワシントン主演の「ジョンQ-最後の決断-」( 2)で映画復帰を果たしたが、出演したトークショーで、彼女の中には他の惑星から来た“セレスティア”という名の別の人格が住んでいるなど、“不思議ちゃん”発言をして物議をかもした。 1年末に出版した自伝「Call Me Crazy」では性的虐待を受けていた少女時代やエレン・デジュネレスとのレズビアン関係などを赤裸々に暴露。しかし 1年、(男性)カメラマンのコールマン・ラフーンと電撃結婚。翌年には息子も誕生したが、離婚。2007年からは俳優ジェームズ・タッパーと生活を共にし、2009年に男児を出産。

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Anne Heche

生年月日:
1969/5/22
出身地:
アメリカ/オハイオ州

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