宅間孝行 関連記事

  • 『あいあい傘』公開直前舞台挨拶にて

    倉科カナ、境遇が似ている役柄を演じ「私自身が救われました」

    映画

     女優の倉科カナが22日、都内で行わてた映画『あいあい傘』公開直前舞台挨拶に、共演の市原隼人、立川談春、原田知世、宅間孝行監督と共に出席。倉科は演じた役柄について自分自身と境遇が似ていることを明かし、「私自身、この映画に救われた部分がある」とその思いを語った。@@cutter 本作は、宅間孝行監督が以前主宰していた劇団「東京セレソンDX」で2007年に上演された同名作品を、自らの手によって映画化したもの。倉科が演じるのは、25年間前に失踪した父を探すため、小さな田舎町を訪れた主人公・高島さつき。そこで出会う熱血漢のテキ屋・雨宮清太郎を市原、さつきの父・六郎を立川が演じるほか、原田が六郎と生活を共にしている茶屋の女将・松岡玉枝を演じている。  5年ぶりの主演映画となった倉科は「早くたくさんの人に見ていただきたい、そう思うくらい自信のある作品です」と語り、公開が待ちきれない様子。  宅間監督は、舞台版を書いた当時は自身が結婚したタイミングだったこともあり、「夫婦や家族、親子、そういうことをテーマとして物語の中に散りばめている作品」と語り、倉科のことを「さつきとすごくリンクしている」とはまり役だったことを明かした。倉科もこの作品の役柄について「私の演じたさつきちゃんが、ちょっと私と境遇が似てまして。私自身にある“しこり”のようなものを、糧として演じられる役柄でした。私自身もこの映画に、個人的な思いですけど、救われた部分があります」と、熱い思いを語っていた。  一方、司会者から「役柄がぴったり」と太鼓判を押された市原は、「ずっと昔から知っていたかのような空気感で撮れたので、すごく僕も皆さんに会うのが楽しみでした。長回しで6分半くらいの重要なシーンがあるんですけど、居酒屋で撮った後、そのメンバーでそのまま開店を待って、閉店まで飲みました」と撮影秘話を披露。すると、その場にいなかったという談春が「開店前から閉店までいるって、店でこんな迷惑な客いないよ? 倉科カナと市原隼人だからいいけど、浅草だったら鼻血がでるほどひっぱたかれますよ?」とコメント。  ところがその発言に倉科が「でもあれ、浅草のお店でしたよ?」と明かし「浅草かい!」と談春が崩れ落ちるという一幕もあった。  映画『あいあい傘』は10月26日より全国公開。

  • 『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』キービジュアル

    三上博史、14年ぶり映画主演 ラブホテル舞台の密室劇

    映画

     俳優の三上博史が14年ぶりに主演を務める映画『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』が、2019年1月に公開されることが決定した。R15+指定の本作は、ラブホテルを舞台とした密室群像劇となっている。@@cutter 監督と脚本を務めるのは、演劇プロジェクト『タクフェス』の主宰として知られ、脚本家や演出家、俳優としても活躍する宅間孝行。三上のほかに、酒井若菜、波岡一喜、三浦萌、阿部力、伊藤高史、柴田理恵、樋口和貞が出演する。  歌舞伎町のラブホテル。警察官の間宮(三上)はビデオカメラをセットして、勤務中にもかかわらずデリヘル嬢の麗華と楽しんでいる。その場所に、間宮の妻で婦警の詩織が踏み込んできた。取り乱した間宮が麗華を銃で撃ち、死体処理のためにヤクの売人ウォンが呼ばれる。さらに、デリヘルのマネージャー小泉が麗華を探して現れる…。登場人物全員が“弱みを握られている”“弱みを握っている”状況で、それぞれの思惑と立場が交錯しながら物語は進んでいく。    三上は「この映画は、宅間さんが脚本と監督をされたことで成立できた作品。宅間さんは、俳優の生態をよく知っている。俳優のバカさ、かわいさ、狡さ、脆さ、強さ、しぶとさ、覚悟。それらをどのように発揮させれば作品が良くなるかわかっている。今回、そんな撮影現場に出会えることができて幸せでした。しかも、そこに敬愛する波岡一喜さんや酒井若菜さんらがいる。役者冥利に尽きます」とコメント。さらに「しびれるように長い、長回しの撮影の瞬間に、ぼくらの魂の“何か”が映っているはずです。皆さんがその“何か”を発見し、楽しんで下さいますように心から願っています」と作品の魅力をアピールした。  一方、宅間は「トンがってる日本映画あるじゃねえか。日本の人たちにも、日本以外の国の人たちにもそう言わせたい。この映画はそんな想いの結晶です」と想いを明かす。続けて「優しい気持ちになれる作品を作ってきた自分の、そんな新作を期待していた方々すいません。この映画の登場人物は、全員クソ野郎です。是非ご期待頂きたい」と語っている。  映画『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』は、2019年1月全国公開。

  • 『嵐の涙~私たちに明日はある~』取材会に出席した佐藤江梨子

    佐藤江梨子、宅間孝行と“台本以上の”キスシーン 最後の「昼ドラ」に責任重大

    エンタメ

     佐藤江梨子、宅間孝行、遠藤久美子が22日、最後の「昼ドラ」として話題となっているドラマ『嵐の涙~私たちに明日はある~』の取材会に出席。主演の佐藤は、夫婦役で共演する宅間とのキスシーンについて「台本では一回しかないのに、いっぱいしてくれる。受け入れましたけど」と明かし、会場を盛り上げた。@@cutter 宅間との共演が夢だったという佐藤は、「後輩が宅間さんの舞台に出てたんです。ある日、宅間さんが誕生日なんでプレゼントを買って下さい、と言うんで買ってあげて、“私も宅間さんと共演できますように”という手紙を書いたんです。それを勘違いしてくれて…」と、それがたくさんのキスシーンへと繋がったという。遠藤からも「お二人は相思相愛で、私たちが赤面するぐらいキスしているんです」と現場の裏話が飛び出した。  佐藤は昼ドラ初出演にして初主演となるが「責任重大ですね。でも、最後の最後なので、祭りだと思ってお受けしたんです」とオファーを受けた心境を告白。そして、数多くの俳優たちが出演してきた昼ドラの幕引きとなる本作について、「偉い人がいっぱい出てくれるに違いない」と冗談混じりに、豪華ゲスト陣の出演を期待する場面も。  また、本作は佐藤にとって第一子出産後、初のドラマ出演でもある。「妊娠中に24キロも太って、体が変わったのでできるのかなと思ったんですが、現場に来ると身が引き締まって顔だけやつれていってます」と苦笑いを浮かべつつ、「(家では)二宮金次郎になってます。台本持って、(子どもを)おぶって。でも、スタッフ・共演者の方が素敵なので、支えられています」とハードと言われる昼ドラ出演への意気込みを語った。  本作は、51年半に渡り計213作品を放送してきた東海テレビ制作「昼ドラ」の最後の作品。無情にも断ち切られた親子、夫婦の絆を通して親子愛を描く。ドラマ『嵐の涙~私たちに明日はある~』は、東海テレビ・フジテレビ系にて2月1日より毎週月曜日~金曜日の13時25分~13時55分に放送。

  • 観月ありさ、連続ドラマ主演24年目にして初めての新聞記者役に挑戦!

    観月ありさ、新ドラマで前人未到“連続主演24年”! 初の新聞記者役に「ホントに新鮮」

    エンタメ

     女優の観月ありさが、来年1月から放送の連続ドラマ『出入禁止の女~事件記者クロガネ~』で主演を務めることが分かった。本作で観月は、前人未到の“連続ドラマ主演24年”の記録となり、「24年目にしてホントに新鮮な役どころが来たな、と思っています」と、初の新聞記者役に意気込みを語った。@@cutter 本作の舞台は、つい最近まで硬派路線だったが、オーナーと社名と共に売り上げ重視路線となった新聞部の社会部。観月演じる鉄忍布(くろがねしのぶ)は、大胆且つ粘り強い取材を武器に輝かしい賞を数々受賞しながらも、無愛想であまりのしつこさで取材先から“出入禁止(デキン)”を言い渡されることもしばしばのバツイチ子持ち女性記者を演じる。  今回の役どころについて観月は「新聞記者の方に取材されることは多々ありますが、今回、自分が取材をする側になる…。とても新鮮です!」と、これまで様々な職業を演じてきたが初の記者役に嬉しそう。続けて、「忍布が1本の記事を書くためにどれだけ執念をかけているのか、彼女の一生懸命さを伝えていけたらよいなと思います」と意気込みを語った。  また、共演は大手全国紙で活躍するも、男尊女卑体質の社内で出世争いに敗れ“都落ち”してきたデスク・古林千華子に財前直見。観月と共に、周囲の目を気にせず我が道をゆく忍布を認められずデキる女同士激しいバトルを繰り広げる。その他、敵か味方かわからない不気味なオーナー・磯村憲吉に小林稔侍、忍布の同僚として宅間孝行や甲本雅裕も出演決定している。  観月ありさ主演連続ドラマ『出入禁止の女~事件記者クロガネ~』(毎週木曜19時58分、一部地域を除く)は、テレビ朝日系にて2015年1月より放送。

  • アラサー上原多香子のフレッシュなセーラー服姿!

    上原多香子“アラサー”セーラー服姿を披露!タクフェス舞台『夕‐ゆう‐』出演

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     宅間孝行が劇団「東京セレソンデラックス」解散後に新たに立ち上げた「TAKUMA FESTIVAL JAPAN」(タクフェス)の第二弾公演『夕‐ゆう‐』に、上原多香子がセーラー服姿で出演することが決定した。@@cutter 本作は、東京セレソンデラックスを「日本で一番泣ける劇団」とまで言わしめるきっかけともなった至極のラブロマンス。過去3回上演された人気作が、6年ぶりにパワーアップして帰ってくる。出演は、内山理名、高橋光臣、中山麻聖、藤吉久美子、 山崎静代(南海キャンディーズ)、阿部力、宅間孝行といった豪華な顔ぶれ。さらに、上原多香子が主人公の親友・薫役で出演することが決定した。  主宰の宅間は、上原の印象を「誰もが認める美貌の持ち主なのに、とても気さくで自然体」と評し、今回上原が演じる役が、皆の憧れの人でありながら、その美しさを誇示せず普通の女の子のように振る舞い、恋に一生懸命な女性であることから「絶対にハマる! 」と確信したという。さらに「物語では高校生から30代前半まで描かれますが、その変化の模様も上原さんなら魅力的に演じてくれると信じています。そして、せっかくウチに参加してくれるので、今まで見たことのない新しい女優・上原多香子を披露したいと思ってます」と期待と自信をアピール。  一方の上原は、タクフェス第一弾『晩餐』を観劇後、「タクフェスの舞台に立つこと」が自身の中で目標になっていたと語り、今回のオファーを受けて「驚きと喜びが同時に込み上げました。タクフェスの舞台に立てるなんて夢のよう。さらに台本を手にして感動で震えました。いろんな場面を想像してワクワクしてしています」と大喜び。「心を柔軟に、私なりの薫を精一杯演じたいと思います。今年の夏はタクフェスで燃え尽きるぞー! 」と気合十分。さらに、ポスター撮影でセーラー服を着たことについては「アラサーセーラー服…。『フレッシュな感じで! 』と言われとても恥ずかしかったです」と振り返るも、「本番は気持ちもフレッシュに学生時代を演じたいと思います」と新境地に立つ意気込みを見せた。  「TAKUMA FESTIVAL JAPAN」第二弾公演『夕‐ゆう‐』は、7月3日~21日まで池袋・サンシャイン劇場にて公演。その他、新潟、大阪、仙台、名古屋、札幌ほかで地方公演予定。

  • 静流(常盤貴子)が暮らす岐阜県郡上市での撮影風景

    北川悦吏子脚本、常盤貴子×谷原章介共演の大人の恋物語『月に祈るピエロ』放送決定!

    エンタメ

     恋愛ドラマの神様・北川悦吏子脚本、常盤貴子と谷原章介共演によるスペシャルドラマ『月に祈るピエロ』(10月5日14時~/CBC製作・TBS系全国28局ネット)の放送が決定した。@@cutter 90年代の日本ドラマ界を席巻した“トレンディードラマ”というジャンルを確立し、今も時代の先端を走り続ける脚本家・北川悦吏子。『あすなろ白書』『ロングバケーション』『ビューティフルライフ』などで描かれた様々な恋愛模様は、若い視聴者の絶大な支持を受け、高視聴率を獲得した。  そんな北川が今回描くのは大人の恋物語。自身の出身地である岐阜県と東京を舞台に、一度も会うことなく徐々に心を通わせていく男女の姿や、主人公のアラフォー女性が、閉塞した日常生活の中で何気ない言葉のやり取りから小さな優しさや幸せをみつけ、新たな一歩を踏み出す姿を描いている。  主人公の玉井静流を演じるのは、『愛していると言ってくれ』『ビューティフルライフ』など、北川とのタッグでヒット作を生み出してきた常盤貴子。静流と心を通わせる戸伏航を、端正な顔立ちでシリアスからコミカルまで幅広い役柄をこなし、心地よく響く美声も魅力の谷原章介が演じる。また、静流の祖母・さくらに八千草薫、母・時枝に根岸季衣、静流の同級生で病院長の谷沢悠人役に宅間孝行、同じく同級生でシングルマザーの池場恵役に高橋由美子と豪華キャストが揃った。  常盤は「今までにない役だったので、どうしたら静流を演じられるかを考える作業が楽しくて。北川さんからいただいたお手紙も『(岐阜で平凡な毎日を送っている)そういう役、常盤さんできる?』みたいな感じだったので(笑)、これは素敵な挑戦状だわと思いました」とコメント。  谷原は「(40代は)家庭と仕事の配分が変わってくるターニングポイント。仕事人間だった航も、あるきっかけで自分の人生を見つめ直すことになり、小さな出会いに心惹かれ、ささやかなことに幸せを見つけていくようになる。ドラマでは、ずっと逢わずに会話を交わす2人ですが、最後には出逢えたらいいなと思います」と航になりきって作品の魅力を語った。  ドラマの撮影は8月11日に東京でクランクイン、その後16日から岐阜県郡上市に場所を移し、白鳥町や大和町の川のほとり、八幡町の古い町並み等で行われた。清流長良川と緑深き山々に囲まれた岐阜県を舞台に、大人の男女の心の機微を描き、同世代の共感を呼ぶリアリティに満ちた台詞でやさしく紡ぐストーリーになっている。  玉井静流は岐阜県の山間の町で、祖母と母の3人で暮らし、平凡な毎日を送っている。ある日、勤務先の病院に置く絵本を買いに行った静流は、昔読んでもらっていた『月に祈るピエロ』のことを思い出し、ネットオークションで手に入れる。それは、美しい詞を書く“言葉売りのピエロ”の話。読み進めると、メモ書きした古い紙切れが落ちてきた。なんとなく捨てづらい気がした静流は、絵本を送ってくれた男性にメールを送る…。  また、放送前に本ドラマの世界観を共有する“北川悦吏子監修『心をつなぐメールコンテスト』”を実施(応募期間は、8月29日から9月8日まで)。番組ホームページにて、過去にもらった、あるいは過去に送った「思い出のメール」エピソードを募集し、応募者の中から北川が選定し「北川悦吏子賞」を決定する。  スペシャルドラマ『月に祈るピエロ』は、TBS系にて10月5日14時から放送。『心をつなぐメールコンテスト』詳細は、番組ホームページまで。

  • 『くちづけ』貫地谷しほり&竹中直人インタビュー

    貫地谷しほり順撮りで号泣、竹中直人と『くちづけ』堤幸彦監督の現場を語る

    映画

     「基本的に、いっぽんといられて幸せな人生だったというマコのお話しだと思う。でも、生まれて初めてというくらい悩んだんです」と告白した貫地谷しほり。同時に「ものすごい緊張感と集中力の中に置かれて。こうやって役者さんって現場にいるんだって思いました。こうやって集中してるんだって」と女優として何かを得たと取れる発言も。彼女がそれほどに、とことん向き合った作品とは、映画初主演作となった『くちづけ』。知的障害を持つが天使のように愛らしいマコを演じた貫地谷と、かつては愛情いっぽんのペンネームで人気漫画家として活躍していた父に扮した竹中直人に話を聞いた。@@cutter 2012年いっぱいで解散した劇団「東京セレソンデラックス」の名舞台を堤幸彦が映画化した同作。『僕らのワンダフルデイズ』(09)でも父娘を演じた貫地谷と竹中。「すぐに親子になれちゃいましたね」と竹中。貫地谷も「竹中さんは大先輩なのに、とても気さくに話していただけるので、それに甘えて。カメラが回っていないところでも“いっぽん”って呼んでました(笑)」と応える。  物語はマコといっぽんが知的障害者のためのグループホーム「ひまわり荘」にやってきたところから始まる。いっぽんが住み込みで働き、過去が原因で男性恐怖症だったマコも「ひまわり荘」ではとても落ち着きを見せ、入居者のうーやん(宅間孝行)と「結婚したい」と言い出すまでになるのだが…。  竹中との最初のシーンを「マコがいっぽんの膝の上に頭をのっけて寝ているシーンで、いっぽんがマコのおでこをぐりぐりするんです。すごく愛情を感じました」と振り返る貫地谷。だが、初めて挑む知的障害者という役どころはやはり難しく、何かしらの答えが出るかもと実際に施設にも足を運んだものの、「みんながバラバラでさらに選択肢が広がってしまった」と明かす。  「知的障害の方を扱っている作品を観て、いままでどんな感想を持たれましたか?」と働いている方に尋ねたところ、返ってきたのは「現実とは違う」という厳しい意見の含まれたものだった。「入居している人の家族であったり、関わっている人に嘘をつかないお芝居をしたい」と強く思ったという。そしてさらに「でも基本、ずっと悩んでましたね」と心中を吐露した貫地谷。  一方の竹中は、「まぁ、僕の場合は、おっ、しほりちゃんと一緒だ。堤監督だ。東映でセットで撮影!? すげー、贅沢! くらいの感じで入っていたので(笑)。とにかく毎日がただ楽しかったです」と少し申し訳なさそうに振り返りながら、次のように続けた「今回はあれだけ贅沢なセットを作って、そのなかで舞台劇をカメラ5台でワンシーンワンカットで撮る。スタッフもキャストも、それぞれのポジションでみんなが緊張していて、それがとてもいい効果をもたらしていたと思います」。  この“ワンシーンワンカット”には貫地谷が反応。「20ページを一気に撮るんですよ、一気に! あの、一気なんですよ。ホントに」と、相当、苦労したのだろうが、あまりの勢いに竹中含め、つい笑ってしまうほどだった。@@separator 厳しい現場だったが、堤監督には感謝している貫地谷。「私は堤さんの作品で育ってきた世代。そんなずっと観てきた方とご一緒できるのはすごく嬉しいこと。それに、昔、全然オーディションに受かっていなかった頃に、初めてドラマに呼んで下さったのが堤さん。堤さんは私の中で特別な存在なんです。今回、映画初主演が堤さんの作品だったというのも、本当にありがたいと思っています」。  竹中も「随分声をかけてくださって。非常にありがたいことですよね」と堤監督への感謝を表すと共に、次のように話した。「今回はいつもの堤さんとは違う、ある形の挑戦とでもいうか、この作品に対する想いが自然とエネルギーとしてこちらに伝わってきていましたね。また違う堤監督を見ている感じでした。出来上がった作品を観たときも、この作品を本当に愛しているんだなって、堤監督の想いが伝わってきてね。すごい作品を作ったなあって深く思いました」。  ハートフルな要素も強い本作だが、同時に強烈な社会的メッセージを含んでいる。いつも穏やかないっぽんが感情を剥き出しにして言葉を発する場面。「まさにいっぽんが言っている通りなんですよね。この作品の投げかけ。あのシーンのいっぽん、すごくステキでした」と貫地谷が感想を漏らすと、竹中は「私が言うと説教っぽく聞こえないでしょ。なかなかいい役者だね」と照れ隠しのようにおどけたが、実際、その言葉は深く胸に突き刺さる。  順撮りで進んだ本作。クライマックスでは感情が溢れてしかたなかったという貫地谷。「本当に感情がこみ上げちゃって。溢れ出しそうなんだけど、溢れちゃいけない。撮影って一度で撮りきれればいいんですけど、そうはいかない。すごかったですね。カットがかかるたびに号泣してました。それを抑えて、メイクを直して、もう一度最初から。カット。号泣。その繰り返し(笑)」。こちらの感情も激しく揺さぶる同シーン。ぜひ自分の目で心で確かめ、受け取って欲しい。(取材・文・写真:望月ふみ)  『くちづけ』は5月25日より全国ロードショー

  • 『くちづけ』完成披露会見に登場した貫地谷しほり、竹中直人

    映画初主演の貫地谷しほり、父親役の竹中直人に涙でキス

    映画

     昨年末に解散した宅間孝行率いる劇団・東京セレソンデラックス『くちづけ』が堤幸彦監督により映画化され、出演者の貫地谷しほり、橋本愛、竹中直人、脚本も担当した宅間、そして堤監督が完成披露記者会見に臨んだ。@@cutter 『くちづけ』は宅間作品の中でも特に人気が高いタイトル。10年以上前、新聞で報道された事件に衝撃を受けた宅間が執筆した。妻に先立たれ、知的障害者の娘マコ(貫地谷)を育てるために筆を折った元人気漫画家のいっぽん(竹中)は、知的障害者が共同生活を行うグループホームひまわり荘に住み込みの仕事を得る。主人の娘はるか(橋本)や唯一マコが心を開いた入居者うーやん(宅間)らに囲まれ楽しい日々を過ごすが、不治の病で自らの死期が近いことを知り、娘の将来を悲観し苦渋の選択を実行に移す。  メガホンを取った堤は、「2010年にこの芝居を見て、自分の人生観がひっくり返るほど感動しました。宅間さんに“監督は私でなくてもいいですが、絶対に映画化したほうが良い”と何度か話しましたが、幸運にも監督をさせていただいたので、本当に心をこめて作りました」と嬉しそう。一方、原作者でもある宅間は、取材陣に向かって「この映画はテレビ局が入ってスポットをバンバン流せるような大作ではないので、皆さんのご協力をお願い致します(笑)」。自らの舞台を映画化するにあたって出演し、脚本も担当したことについては、「舞台と映像は別物だと思っていますが、今回は監督から舞台のままで行く、絶対大丈夫だからと言われました。そういう意味では苦労がなかったですね。演技についても、舞台のままでやってくれと言われました」と、振り返った。  意外にも、本作が映画初主演となる貫地谷。「素晴らしい脚本で、最初に読んだ時には涙が止まりませんでした。10代の時からお世話になってきた堤監督と一緒にやることになり、覚悟が必要だなと思いました」と、難しい役どころへの挑戦についてコメント。「知的障害については全くわからないところからスタートしましたが、今思うとどこで苦労したのかなという感じです。忘れっぽいのでしょうかね(笑)」と大物ぶりも披露した。  父親役の竹中は、貫地谷との共演は3作目。「貫地谷さんの“いっぽん!”という声を聞いた瞬間、すぐにお父さんになってしまいました。貫地谷さんの声は独特ですが、ますます独特さが増していました。撮影では貫地谷さんについていくだけでしたね」と、コンビネーションも完璧。今年も出演作の公開が続く橋本が「毎朝ラジオ体操をやる現場は初めてでした。台本の台詞を全部覚えてからリハーサルをやるのも初めてでした」と撮影の苦労を語ると、堤監督からはすかさず「本当にすみませんでした(笑)」というひとことも。  最後にマイクを握った貫地谷は「今日は皆さんに…」と4人に礼を言おうとするが、既に涙声。竹中には「最初に共演した10年前から変わらず、誰に対しても優しくしてくれることが励みになりました。ありがとうございました」と、頬にキスをした。  映画『くちづけ』は5月25日より公開

  • 「くちづけ」場面写真

    予告編だけで涙が…。「くちづけ」父と娘の優しくも切ない予告編解禁

    映画

     貫地谷しほりが7歳の心のまま大人になった、発達障害者の娘マコ役を演じ、その彼女を男手ひとつで育てた父親・いっぽん役を竹中直人が演じる映画「くちづけ」の予告編が公開された。@@cutter 「くちづけ」は、2012年の年末をもって解散を宣言した東京セレソンデラックスの“魂が震えるほど泣ける!”と高い評価を得た伝説の舞台「くちづけ」の映画化。10年以上前の小さな新聞記事がきっかけで生まれた本作は、東京セレソンデラックスの主宰であり、脚本家としてドラマ「花より男子」など、数々の名作を生み出した天才クリエーター・宅間孝行が手がけた事実に基づく父と娘のあまりにも切なく、果てしなく深い“愛情”のものがたり。メガホンをとったのは、「劇場版SPEC~天~」、「明日の記憶」など幅広いジャンルで大ヒットを連発する堤幸彦監督。  公開された予告編は、本編も含め、冒頭でマコが死んでしまったニュースから始まる。舞台と同様、宅間孝行演じるうーやんとマコのほのぼのとした可愛らしい会話やそれを見守るいっぽんの優しい視線など、愛に溢れた父と娘の関係や、グループホームズの人たちとの笑いに溢れた触れ合いが描かれている。  心は7才のまま大人になってしまったマコ。父・いっぽんと娘・マコは、どんな時も二人で生きてきた。楽しいことも、悲しいことも、いつも二人で分け合ってきた。これからもずっと、ずっと一緒にいられると思っていたのに…。父・いっぽんに“病”という魔の手が忍び寄る。そして“幸せ”という魔法は解けてしまう―――。その時、いっぽんが下した決断とは。見届けてほしい。父親に残されたただひとつの決断を。魂が揺さぶられる、現実を。二人の温かくも切ない物語に、どうしようもなく心が震える。  本作は貫地谷しほり、竹中直人ほか田畑智子、橋本愛、岡本麗、嶋田久作、麻生祐未、平田満といった演技派俳優が顔を揃える。  「くちづけ」は2013年5月25日(土)全国公開

  • 東映ラインナップ発表会「中学生円山」宮藤官九郎監督

    「ワンピース」が大ヒットの東映が2013年ラインナップを発表

    映画

     東映が、都内で2013年の配給作品を発表し、関係者が挨拶を行った。@@cutter 宮藤官九郎が脚本・監督を務める男子中学生とシングルファーザーの特大妄想劇「中学生円山」は、5月18日公開。監督は3本目となる宮藤は、「自分自身も、幼少期は色々なことを妄想していたので、ちょっと自伝的な作品。主演の草なぎ剛君は、良い意味でつかみどころがなくて以前から興味を持っていましたが、台本についても感覚な部分で良く捉えてくれました。アクションもさすが」と撮影を振り返った。劇場関係者に対しては、「4月の公開予定を延期したのは、内容に不備があったからではなく、宣伝をちゃんとやろうと思ったからです。全国の劇場に行きますので、木村大作さんみたいに車では行きませんが(笑)、新幹線で行きますので、ぜひ宣伝してください!」と、PRした。  東京セレソンデラックスを解散した宅間孝行が脚本を執筆し、堤幸彦が監督を担当したのが同劇団の名作「くちづけ」。宅間は、「舞台を見に来た堤さんが、ぜひ映画化したいと言ってくれました。舞台の世界観をきちんと見せたいとスタジオに1軒の家を立て、舞台の良いところと堤さんの世界観が上手く融合しています」と、映画版の魅力を披露。5月25日の公開だ。  11月公開予定の「ばしゃ馬さんとビックマウス」は、「純喫茶磯辺」の吉田惠輔監督の最新作。吉田監督は、「この作品は、監督を目指して10年ぐらい底辺を彷徨っていた頃のビッグマウスな自分を、男女に分けてラブコメに出来ないかと思ったのがきっかけです。ほぼ自分の実体験なので、見られると恥ずかしい部分もありますね。麻生久美子さんと安田章大くんの掛け合いのテンポが良くて、最後にはホロッとさせてくれます」と、語った。  正月作品として控えるのは、市川海老蔵初の東映作品「利休にたずねよ」。監督の田中光敏からは、「この映画の原作は、以前に撮った『火天の城』と同じ山本兼一さんの作品です。原作を読んで山本さんに映画化させて欲しいとお願いしたところ、監督からも撮って欲しいと頼まれました。その時、主人公にイメージしている人がいるのか聞いたら、僕と同じ市川海老蔵さんでした。海老蔵さんは松竹のスターですが、ここまで来ることが出来ました」と、熱いメッセージが伝えられた。  実写以外も、特撮・ヒーロー4作品、アニメーション6作品が待機と充実。第1作の『白蛇伝』から55年目を迎える東映アニメーションは、今年は6作品が公開予定。中でも、3月30日公開予定の「ドラゴンボールZ 神と神」は、17年振りの劇場公開作となるオリジナルストーリー。しかも、邦画初のアイマックス版での上映が決まった。

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